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空間を「広く」見せるレイアウト術とは

2019.10.26

 

皆さんは住まいの空間作りにおいて「もっと部屋が広ければ…」と感じたことはありませんか?

日本の住まいでは一般的な2LDKや3LDKでも住まいの構造によって平米数も幅があり、場合によってその空間の大きさに不満を感じる方もあるでしょう。

いわば「狭い」と感じる空間を「広く」見せる、もしくは感じることが出来れば、居心地の良さも変わってきます。

今回は多くの方が悩まれる「空間を広く見せるコツ」についてお話をしていきましょう。

 

床と壁の見える面積を広くする


室内には家具も含めて様々なものがレイアウトされていきます。

空間を広く見せるコツとして一番と言っても過言ではないのが、「床と壁の見える面積を広くする」ことです。

例えばラグを敷く場合もできるだけコンパクトなサイズのラグを選ぶようにしましょう。

その分床面が広く見えます。

また壁際に置く収納家具にも一工夫を入れると空間が広く見えます。

例えば脚があり、床から高さのあるものは軽やかさが出ます。

空間の圧迫感を軽減してくれるのです

この収納家具を置く位置と大きさも重要なポイントです。

主に室内に入って正面に窓がある間取りの場合、必然的に目線は窓の方に向いていきます。

その場合、壁に置く収納家具も背の高いものを入り口側に、低いものを室内の奥側に配置すると遠近法で空間が広く見えます。

一般的なリビングダイニングの間取りでは室内の手前にあるキッチン側にダイニングスペース、室内の奥側にソファやTV台などのリビングスペースとなるケースが多くあります。

特にTV台周りはいわゆる壁面収納にしたい、というイメージをお持ちの方もあるでしょう。

この遠近法からいくと室内の奥側に天井まである大型の収納は、逆に狭さを強調しかねません。

この場合、高さを天井までいっぱいのものにするのではなく、少し低くすることで壁を見せることは効果的です。

また、背面の板を抜いて壁面を見せるのも良いでしょう。

ソファ前に置くリビングテーブルも、生活動線を邪魔してしまうことがあります。

その様な時にはソファ周りにコンパクトなコーヒーテーブルや、ソファの座面に挟むように置くことのできるコの字型のソファテーブルなどはスペースを有効活用できます。

そのうえで取り回しも良い、使い勝手の良いものとなるのです。

 

家具の高さを低くする


レイアウトする家具の高さを低くする事も有効な手段です。

例えばダイニングで使うテーブルや椅子についても、家具としての高さを低く見えるものを選ぶことが理想です。

チェアは背面が低いローバック、あるいはミドルバックチェアを選ぶのが理想です。

座った際の姿勢の自由度も高まり、空間を広く見せることと合わせて一石二鳥となります。

リビングに置くソファ、こちらも背が低いタイプを選ぶことがお薦めです。

ソファは室内の壁に寄せてレイアウトすることが多い家具です。

その際、背の高さひとつで室内の壁面積の見え方が変わってきます。

また、より空間を広く見せたい場合は、ソファの生地は壁に近い色を選ぶ方が良いでしょう。

特に壁は白系統の色合いであることも多く、ソファの生地も白系を選ぶことで壁面への一体感が圧迫感を軽減します。

 

あえて大きなサイズの家具を選ぶことも


空間を狭く感じるのは、何も部屋の広さにすべて起因するとは限りません。

狭いイコール窮屈という感覚は、家具の大きさ、それも大きくすることでカバーできるのです。

部屋が狭い、だから家具を小さくしなければ、というのは当たり前の発想。

であれば食事をとるダイニングテーブルの大きさも小さいサイズでないといけない…。

間違ってはいませんが、こんな考え方はどうでしょう。

小さいテーブルは複数の人が囲んで使うと、それなりの窮屈な使い方しかできなくなってしまいます。

場合によっては狭いと感じる間取りだからこそサイズの大きいテーブルを使うことも一つの考えです。

テーブルで隣に座る人との距離感はテーブルサイズで変わってきます。

4人掛けのテーブルをお探しの場合、皆様はどのサイズをイメージされますか?

一般的には幅1200ミリや1350ミリ、大きくても1500ミリといったところが主流となっています。

ただ幅1200ミリの場合、大人が2人並ぶと全くと言ってよい程ゆとりはありません。

ゆとりのない食卓では長居する事も出来ず、家族が団欒する機会も少なくなっていきます。

対して幅を1500ミリ以上の大きさにした場合は、隣に座る人との距離もしっかりと取れます。

食後もゆっくりできるゆとりのスペースが生まれます。

上述の様にテーブルや椅子の高さも低く設定すると、ダイニングの椅子で寛ぐことができます。

ソファを置かない空間を作ること、つまり広い空間をつくることも可能です。

 

部屋の大きさを変えることはそうそう出来るものではありません。

限られた空間の中で、「見た目に広く見えるレイアウト」と「ゆったり寛ぐことが出来るレイアウト」をうまくミックスさせることでストレスの無い居住空間が生まれます。

無理にモノを減らすだけではなく、有効的な暮らし方が出来るインテリアレイアウトテクニックをお求めの方はプロのスタッフがいるインテリアショップで相談をしてみましょう。

 

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