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無垢材テーブルには「木製脚」が良い理由とは

2019.10.2

 

ダイニングテーブルとはいわずとしれた、食事などに使われる、天板の下に長い脚が付属したテーブルです。

昨今、このダイニングテーブルに一枚板などをはじめ、天然の木材、いわゆる無垢材でつくられた無垢材テーブルを選ぶ人が軒並み多くなってきています。

天板そのものの形状やデザインも大事な要素ですが、それを支える「脚」もまたたいへん重要なパーツです。

今回はその「脚」について、いくつかのポイントからお話ししていきましょう。

 

トレンドのスチール製の脚


ここのところのトレンドとして、テーブル天板は一枚板や無垢材でも脚は鉄製、いわゆる黒塗りされたスチール素材のものでテーブルとする方が増えています。

スチール脚のテーブルは、アメリカンインダストリアルなスタイルや、シャビィな雰囲気のインテリアとも相性が良く、若い層を中心にこのスタイルを選ぶ方も多くなっています。

いわゆる「今」な空気感のある、モダンなインテリアを好む層に人気があり、一枚板専門店でもこのスタイルを提案しているところも数多くあります。

ただ、このスタイルを選ぶ際には気をつけておかなければいけない点があります。

まず、取付位置が予め決まっておりそこから動かすことはできないので、特に多くのご家庭で使用されることの多い幅1800ミリ以下のサイズ(1400ミリ、1500ミリ、1650ミリなど)のテーブルでは、使用時に足が当たる、チェアが収納し難い、といったことがあり得ます。

使い易さやコンパクトさを求める際にはデメリットとなりうることも覚えておいてください。

また、脚の部分が傷んだ場合に補修が難しいことも留意しなければいけません。

着色したものはキズなどがつくことで中の「地」が露出します。

また、環境によってはサビなどのリスクもあるでしょう。

スチール製の脚が傷んだ場合、脚ごと交換するのが1つの方法です。

この場合、脚が一本ずつ独立しているものはあまり無く、天板そのものに埋め込まれているものあるので、脚そのものを取り換える、もしくはテーブルごと修理に出す必要性もあります。

スチール脚のテーブルは、見た目は概してスタイリッシュです。

いまの主流である洋室にも違和感なくなじみますが、製品のデザインや空間のインテリアによっては、金属的なスチール脚の部分が目立つことがあります。

無垢材の風合いを楽しみたい人にとっては、このような点もデメリットになるかもしれません。

 

木製の脚を選ぶ


一方で、無垢材テーブルには木製の脚を取り付ける、言ってしまえば当たり前のことではありますが、そうしたスタイルもまた、定番として親しまれています。

天板と同じ樹種の木製脚を取り付けることで、いわゆる「高級感」を演出できます。

住まいの顔となる場に重要な良い意味での存在感を醸し出すことができるのです。

ナチュラルな質感を存分に享受できることも、木製脚のテーブルの大きなメリットです。

脚も含めた全体が無垢材で仕上げられたテーブルは、空間にやさしい、自然な雰囲気をもたらしてくれます。

日本の和室には、古くから竹や紙などの天然素材が多く使われてきました。

木製脚の無垢材テーブルは、こういった和の雰囲気を取り入れた空間にもマッチしやすいという特徴があります。

人工的な素材を排してナチュラルなインテリアを整えたい場合にも、木製脚の無垢材テーブルは役立ってくれるでしょう。

 

家具蔵の無垢材テーブル脚


家具蔵では、すべてのテーブルを天板と同じ樹種の脚で製作します。

同じ樹種の木製脚を使った無垢材テーブルは、すっきりとシンプルに見えるのが魅力と言えます。

脚の部分にも天板と同じ素材が使われている場合、見た目に統一感が出ます。

やや大きいテーブルでも、統一感があるとインテリアのバランスが取りやすくなることもままあります。

天然の無垢材は木の種類によって色や木目が異なりますが、同じ樹種なら天板から脚まで一体化して見えるでしょう。このような特徴は、木目や木の表情そのものの美しさにこだわる人にとっては、大きなメリットになってくれます。

基本的には「ノックダウン」という、取り外し可能なタイプで、例えば長い脚から短い脚、もしくはその逆に簡単につけ替えることができます。

また、金具の取り付けは内側なので外から目立たず、シンプルながらデザインも損ないません。

しっかりと天板と脚を連結することで、安全性への配慮も欠かしません。

場合によっては「固め込み」といって天板と脚を一体化した固定式も選択できます。

職人の技術でしっかりと木組みで仕上げ、末永く使用することのできる仕様です。

テーブルのデザインにもよりますが、脚の形状も全部で13種類から選択でき、様々なスタイルを楽しむことが可能。

また、取付位置や高さも要望を聞いてのオーダー製作なので、スタイル・使い勝手が兼ね備えられた快適なダイニングテーブルができあがるのです。

傷んでしまった場合にも部分的なメンテナンスがしやすいのも大きなメリット。

家具蔵の店舗も随時補修の依頼を受け付けています。

その都度部分的な補修ができれば、長くテーブルを愛用できるでしょう。

一枚板や耳付きのテーブル天板は一点物として、各店に展示してあり、その際に脚の形状を選んでいただきます。

通常、脚は天板とは別に金額が計上され、その価格はおおよそ5~8万円程(場合によってはもっと高額なことも)。

家具蔵では天板の価格に「4本脚」の価格が含まれており、その点も特筆すべき点です。

空間に調和をもたらし、安全面や耐久性を兼ね備える木製脚。

無垢材テーブルを選ぶ際には取り入れたい要素です。

 

家具蔵のテーブルについてはこちらから

 


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