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暮らしのスタイルによって考えるダイニングテーブルの最適なサイズ

2019.6.18

 

テーブルのサイズ選びはとても重要ですが、何を基準にしたらいいのか、迷ってしまうところです。

食事するためのテーブルなのか、仕事するためのデスクとして利用するのか、利用する人数は、来客が多いのか少ないのか、テーブルを置く部屋の広さはどのくらいか…。

このように考慮すべきことはいろいろありますが、検討する際にいくつかのポイントをおさえておく必要があります。

 

テーブルで過ごす時間が長い傾向にある現代


最近はリビングではなくダイニングを「家族が集まる中心」と考える方が多くなっています。

「リビングダイニングはテレビを見る部屋ではなく家族のコミュニケーションの場にしたい」と考える方が増えているのがその理由です。

一昔前は応接間と食堂が明確に線引きされていて応接間の方が広くとってあり、そこに大きなソファがあるというスタイルや、ソファは大きくテーブルは極力小さく、といったスタイルも多かったのですが、今は逆に大きなテーブルを置いて残りのスペースでソファを置くか否かを決める、という方が増えています。

ソファはテレビに視線が向かい集中してテレビを見ることができます。

ダイニングテーブルならテーブルを中心に家族同士の顔が向かい合い、お互いへの気配りや会話が生まれるものです。

食後もそのままダイニングテーブルでお茶をしたり、テレビを観たり、今日あったことやこれからのことを話す…。

そのようなリビングダイニングの姿を想い描く方が多くなっています。

 

「パーソナルスペース」の重要性


小さなテーブルでも食事をするだけであれば問題ないのですが、食後もそのテーブルで過ごすということを考えると、人の距離が近すぎることは居心地の悪さに繋がってしまいます。

大きなテーブルであれば、2人が並んだ時にある程度の距離感があるのでお互いにパーソナルスペースが保て、そこで快適に過ごすことができます。

それがご夫婦だったとしてもやはり「程良い距離感」というものがないと心地の良い場所にはならないものです。

具体的に1500ミリのテーブルは普通に食事をするだけなら全く問題がありません。

しかし、150ミリ大きい「1650ミリ」であれば、さらにゆったりと過ごせて気持ちが楽になり落ち着きます。

人と人の距離感は450ミリくらい離れていると「近すぎず、遠すぎず」程よい距離感が保たれるといわれます。

人の肩幅は約600ミリですので二人並ぶと1200ミリ、そこに450ミリの距離感を足すと1650ミリとなり理想的な心地よさを保つことが出来るテーブルサイズとなる訳です。

これがパーソナルスペースに人がいる状態といない状態の差なのです。

例えば、家族でレストランに行って広いテーブルに通されたら嬉しい、という人の方が多いでしょう。

ホテルに泊まる時、ドアを開けたら想像していたより広かったりしたら嬉しいですよね。

単純ですが人は「広い」と感じるだけで嬉しくなるものです。

たまに行くレストランやホテルで心地良さを感じるのではなく、家に大きなテーブルと長く座っていられる椅子があると「我が家が一番」になります。

 

理想のサイズが空間に適しているかをチェック


お客様の声として、部屋作りの際に最も多い失敗はテーブルのサイズ選びというご意見があります。

「想定していたテーブルサイズよりも大き過ぎた」

「レイアウトに圧迫感が有り、思ったように生活動線が確保出来なかった」

等のケースです。

毎日を過ごすご自宅を快適な空間にするには、部屋のサイズや間取りに対して、適切なテーブルサイズの選択や生活動線の確保などが重要です。

そのサイズの選び方として、1人分の必要スペースで選ぶ基準があります。

1人分のテーブルスペースは、幅600ミリ・奥行400ミリが基準と言われています。

このスペースは、1人分の食器を並べられる、という基準によります。

ただ隣の人との距離感が近いので、窮屈に感じることもままあります。

設置するスペースに余裕があれば、テーブルは広い方がゆったりとお使いいただけます。

広いテーブルであれば、モノを置いても窮屈に感じなく実用的です。

また作業性も向上しますので、買い物の仕分けをしたり書き物をしたり、家事がはかどります。

ダイニングテーブルでは、食事以外にも読書やお子様が勉強をする事もあると思いますので、1人分の幅と奥行きにある程度ゆとりをもったサイズ想定が必要です。

また、テーブルのサイズだけでなく置きたい場所に適しているかもチェックします。

椅子を十分に引けないなど、椅子に座った状態で回りに十分なスペースがないと、窮屈で使いづらい空間になってしまいます。

レイアウトを工夫することで、スペースが生まれる場合もあります。

また曲線を使った天板形状で、人が動きやすく設計されているものを利用するのもいいでしょう。

これから新居のインテリアを検討される方は「住まいの空間のレイアウト計画」を考えて快適な住まいを作っていきましょう。

家具蔵では、住まいの空間の間取りから最適なテーブルサイズを割り出し、レイアウトをご案内します。

テーブルのサイズに迷ったらお気軽にご相談下さい。

 

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