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アフリカ材の魅力とは?

2019.11.27

皆さん、「アフリカ」と聞いてどんなイメージを持たれるでしょうか?

大自然、ジャングル、いつも暑い地域、遠い国…。

パッと思いつくだけでも様々なイメージがあると思います。

日本やヨーロッパには1年を通して四季がありますが、アフリカにはとても過酷な乾季と雨季があるのみです。

アフリカ由来の無垢材(=アフリカ材)、つまりアフリカの木々は、来る乾季に備え、雨季の間にはその幹の中に1トンを超える水を溜め込むことで厳しい環境を生き抜くと言われています。

そのため、アフリカ材は厳しい環境を生き抜いたその証となる、複雑な木目を見せてくれます。

それがデザインや装飾性という価値になり、現在、そんなにわかに脚光を浴びているのをご存知でしょうか?

アフリカというと日本からも遥か遠くに位置する大陸。

気候だけでなく、文化も異なるその場所で生まれ育ったものがじわじわと人気を博しています。

様々なシーンで大きく注目され、家具材として人気が高まっているアフリカ材。

今回は家具蔵で実際にご覧頂ける個性豊かな樹種をいくつかご紹介します。

 

サペリ材の魅力


樹高は40~60m、胸高直径は1~1.5m程にもなる巨木、サペリ。

この「樹高40~60m」は、建物に例えると15~20階建の建築物に相当します。

とてつもない大きさに育つ木だということがこれだけでも分かります。

熱帯雨林の中で一際大きく葉を茂らせている木があれば、それはサペリである可能性が高いと言われています。

そんな大きな存在感を放つサペリですが、何故家具業界で注目されることになったのでしょうか。

主な理由はまず、「世界的銘木であるマホガニーと似た色調と木目を持つ」ことでしょう。

この「マホガニー」、ギターやバイオリン等の楽器やアンティーク家具等に興味のある方はご存知のはず。

たいへん木目が美しく、光沢があり、色調としては辺材が灰白色・心材は橙褐色または紅褐色で、経年変化で使い込むほどに深い濃暗赤褐色に美しく表情を変えていきます。

キューバやホンジュラスといった中米が主な産地であり、なかでも「ホンジュラスマホガニー」は世界屈指の銘木です。

その人気から非常に手に入りにくいものとなったマホガニーですが、それが中南米から遠く海を隔てたアフリカに分布するサペリに注目を集めることとなりました。

アフリカでは中世から木製の家具や芸術品で名作の多いヨーロッパ、特にフランスが宗主国であった歴史も関係するでしょう。

いまや、マホガニーをしのぐ評価を得たといっても過言ではありません。

サペリにはマホガニーと同じように光沢のあるストライプ状の木目が出ることがあります。

これは「リボン杢」と呼ばれ、照明や陽光で非常に美しく映えます。

自然の雰囲気に高級感を併せ持つ、家具蔵でも赤丸急上昇の材です。

 

ボセの魅力


ボセという名前はフランス語で「瘤(こぶ)」という意味を持ちます。

これは熱帯の過酷な環境下で、瘤杢(こぶもく)という非常に意匠性の高い杢が出ることに由来します。

おもな産地はその由来が示すように、やはりフランスが宗主国であったカメルーンやコートジボワールなど。

サペリと同じように、樹高(30~50mほど)や直径が大きく、節のない幅広な良材が取れることで人気です。

数あるアフリカ材の中でも、無垢材家具をはじめとした一枚板テーブルの天板以外にも様々な用途で使用される、アフリカ大陸を代表する銘木の一つともいえます。

アメリカンブラックチェリーと似た、淡い桃色を持つことから、「アフリカンチェリー」や「ピンクマホガニー」

とも呼ばれ、その赤みを帯びた木肌の一枚板テーブルはどんな空間にもすんなり溶け込みます。

アフリカの大径木特有の雄大な木目でありながら、その表情はどこか穏やか。

そんな特徴を持つボセは、芸術的な装飾性の観点から特にヨーロッパで多くのアーティストにも愛されてきました。

日本ではまだあまり耳馴染みのない木かもしれませんが、世界的な視点で見た際にはれっきとした銘木です。

私たち家具蔵の各ショップでも様々なサイズの一枚板のボセが展示を彩っています。

 

ブビンガの魅力


「世界で最も太くなる樹」と言われているブビンガは直径で2~3mにもなることで有名です(樹高は 20~30m程)。

平地や河川近くの水分の多い場所に育ち、アフリカの原生林を作る木。

そして、そのうえで前述のようにたいへんな巨木であることから現地では「神様の宿る木」と言われています。

ただし、木材として使用に適さない部分を多く有しており、その部分を除く作業が必須でもあります。

結果、一枚板テーブルにできるような幅広い良材を確保するのは容易ではありません。

また、水分の多い白太部分が多くしっかりとした乾燥技術を必要とします

しかし、そうした工程を経てうまれた美しい木目模様は芸術性や装飾的価値も十二分。

稀に玉杢(たまもく)や葡萄杢(ぶどうもく)と呼ばれる、自然の風合いが強い木目も現れ、荘厳な表情を堪能できます。

意外なところでは日本の和太鼓にも使われることの多い、このブビンガ。

もともと、この和太鼓には日本を代表する銘木であるケヤキが用いられてきました。

しかし、近年はケヤキなどの和太鼓に適した大径木の材の確保が難しく、代表的なものとしては、靖国神社や明治神宮の和太鼓もこのブビンガで製作されています。

ギターにも使われるので、音の響きとしても優秀なのです。

年代物のウィスキーやコニャックを思わせる深みのある琥珀色を持ち、空間に高級感と落ち着きをもたらすブビンガ。

神様を宿した伝説の巨木が自宅の中にあるロマンも併せ持つ「語ることのできる」銘木です。

 

家具蔵各店では、ほかにも常時多数の樹種やサイズでアフリカ材の一枚板やチェアをご用意しています。

人類発祥の地でもあるアフリカで生まれた木と暮らす毎日。

そんな体験に興味のある方はお気軽にお声掛けください。

皆様のご来店、お待ちしております。

 

アフリカ材をはじめとした一枚板の情報はこちらから


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