オーダーキッチンは「こんな場所」で選ぶ
2021.12.23
目次
キッチンで過ごす時間は増えている
新型コロナウイルスの猛威は一時期に比べて落ち着いてきましたが、「ウィズコロナ」という新しい生活様式により、在宅時間は確実に増加しました。
家の中で過ごす時間が増加したことで住空間の快適性について考えることも多くなったのではないでしょうか。
レイアウトの見直し、模様替えを行った、という人もいれば、リフォームや住み替えの計画中という人もいることでしょう。
家の中、室内で過ごすことが多くなったということは家で食事をとる機会が増え、フードデリバリーが大人気となりましたが、その一方で自炊を行うことが増えた人も多かったことでしょう。
そうなるとダイニングやリビングだけでなく、キッチンで過ごす時間が今まで以上に確実に増加します。
「設備」から「インテリア」へ変わるキッチン
これまでキッチンは様々な機器を備えた「住宅設備」として捉えられてきました。
ダイニングやリビングといった空間、あるいはそこにある家具とは切り離され、設備機器や建材を取り扱うショールームで検討するのが当たり前だったのです。
しかし、キッチンは設備であると同時に、今や家具などと並んでインテリアを構成する重要な要素のひとつです。
その要因のひとつに一般的な間取りの変化があります。
いわゆるLDKというスタイルの浸透と、それに伴うそれぞれの空間の同一化により、キッチンであればオープンスタイルのものが主流となりました。
そのようになると、リビングやダイニングにいながらキッチンの様子も見えることになり、キッチンにもリビングダイニングと同様のインテリア性を求めるようになりました。
家具と同じようなキッチンを求める時代
そもそもキッチンはキッチン単独で機能や見た目の進化を遂げてきました。
より使いやすく、より美しく。
そのような進化はあくまで「設備」としてのものであり、リビングダイニングに置く家具とは別の進化の過程をたどったとも言えます。
しかし現在はLDKスタイルが主流であり、そこに多くの人が求めるのはリビングダイニングとの「統一感」です。
つまり、家具と同じテイスト、あるいは家具然としたキッチンが求められるようになってきたのです。
自分のニーズを叶える選択肢としてのオーダーキッチン
一方で時代の変化と情報を得る機会の増加は一人ひとり異なる多様なニーズを生み出します。
これまでは「叶わなくても仕方ない」としていた「自分だけのニーズ」がじつはネットなどで探すと他にも希望する人がいた、ということもよくあるようになりました。
つまり、人には人の数だけ異なるニーズがあり、それを叶えることができる場所や手段も実は探せばあることがわかった以上、やはり人は自身の希望をかなえたくなります。
キッチンの場合はそうしてオーダーキッチンという選択肢が徐々に市民権を得てきているのです。
やりたいことを「整理して」「叶えてくれる」スタッフと出会う
オーダーキッチンは、配管などの設備の制限はありますが、基本的に「やりたいこと」は何でも可能です。
ただ、何でもできることを全て詰め込むことは、見た目の整合性や実際の使い勝手といった実用面において、いわゆる「交通渋滞」を引き起こす可能性があります。
人によってはどこから手を付けてよいのかわからない、という人もいるでしょう。
そのような時には専門店のスタッフが心強い味方となってくれます。
経験豊富なスタッフならば、貴方の「叶えたいこと」「やりたいこと」をふまえながら、現代のキッチンには欠かせない「LD空間との調和」まで考慮したガイドを行ってくれるはずです。
やりたいこと、叶えたいことを整理して優先順位をつけることは勿論重要ですが、決してそれを自身だけで考える必要はありません。
長年の経験と現場での事例、そして知識も豊富なスタッフが貴方のオーダーキッチン選びをお手伝いします。
家具販売店の手掛けるキッチンを選ぶ
現代のキッチンに重要な要素として「LDとの統一感」が挙げられることはすでにお話ししました。
それは言い換えれば、LD空間と内装との共通性やそこにある家具との親和性にもつながります。
こうした観点から家具販売店、あるいはオーダー家具専門店が手掛けるキッチンに注目が集まっています。
キッチンにLDと同じテイストや雰囲気を求めるというのは、LDKを一体の空間にするのであれば説得力のある話です。
空間全体を計画する、キッチンも家具も一緒に考え整えることは、トータルコーディネートによる大きな相乗効果を生み出します。
家具販売店が手掛けるキッチンといっても千差万別。
いわゆるシステムキッチンのような定型のものを提案する会社もあれば、セミオーダーと言われるいくつかのバリエーションから選ぶもの、フルオーダーで自身の希望を完璧に叶えることができる会社など様々です。
国産メーカーでキッチンを選ぶメリット
しかし、どこに相談してよいのかわからない…。
それであれば日本人の暮らしに応えるノウハウを持つ、国産メーカーの展開する家具販売店に相談することをお薦めします。
海外のメーカーが展開するキッチンはデザイン面などでもちろん魅力的です。
しかし、その規格はあくまで現地の人たちのニーズを反映したものです。
私たち日本人にとって使い易いサイズで、食生活やライフスタイルに合った設備機器を装備することができ、メンテナンスし易い素材を与えてくれるのはやはり国産メーカーのものでしょう。
例えば海外製の家具は日本人の体型に合わせたものではありません。
テーブルやチェアも靴を履いて使用するものですから、実際には座面が高すぎて疲れる、ということもよく聞く話
です。
ずっと使うものですから、デザイン重視よりも身体に合ったもの、本当に使いやすいものを選びたいものです。
私ども家具蔵では無着色で仕上げる無垢材の家具を製作すると同時に、木のオーダーキッチンもご案内しています。
長く使うことで味わいが出て、自然素材の優しさも感じることのできるキッチン。
家具と同じ素材、デザインで揃えることのできるキッチンはお手軽なセミオーダーからこだわりを叶えるフルオーダーまで対応可能です。
家具はもちろん、木のキッチンも年月を重ねてずっと人に寄り添う優しい存在になっていきます。
オーダーキッチンや家具選びのご相談は最寄りの家具蔵のキッチンスタジオまでお問い合わせ下さい。
関連する記事
最近の投稿
- なぜ家具のサイズ選びは失敗が多いのか? 2024年10月9日
- 一枚板テーブルが「住まいの顔」となる理由は? 2024年10月7日
- 「椅子から決めれば」テーブルの高さで失敗しない! 2024年10月5日
- ダイニングテーブルは食事以外の活用法も含め考える理由とは 2024年10月3日
- 「一枚板」テーブルと「ブックマッチ」テーブルの違いとは? 2024年10月1日
- ウォールナット材がコーディネート性抜群な理由とは? 2024年9月29日
- 家具の素材は床と同じものを選んでよいのか? 2024年9月27日
- 「タタミベッド」の選び方とは? 2024年9月25日
- 2人暮らしに最適なテーブルのサイズとデザインは 2024年9月23日
- 一枚板テーブルを検討するなら「ここ」を見る 2024年9月21日
カテゴリー
- 家具の選び方・置き方 (1,557)
- インテリア&住宅情報 (631)
- 人と木と文化 (395)
- ニュース&インフォメーション (438)
- オーダーキッチン関連 (403)
- 一枚板関連 (630)
- オーダー収納関連 (609)