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オーダーキッチンの「サイズ」はどのように決める?

2021.12.1

 

 

新築やリノベーションで住まいの平面プランを検討する際にはいわゆるサイズが大きなものから決めていくことが一般的です。

キッチンもその一つです。

特にキッチンをLDKの中心と考える場合や、家族とのコミュニケーションの場所と捉えた時には、キッチンの存在はサイズ以上に大きな役割を担うものとなります。

全体のレイアウトを決める際にも「まずはキッチンから」という人も少なくありません。

今回はそのキッチンの「サイズ」について、一般的なキッチンサイズの成り立ちや、オーダーならではの特徴を踏まえお話ししていきます。

 

 

一般的なキッチンの「幅」は?


 

 

キッチンのサイズについては、システムキッチンにおいては「2400」「2550」「2700」(いずれもミリ)などの横幅が一般的です。

その中でも特に多く見かけるのは「2550」のタイプで、在来工法の戸建ての柱芯寸法である2730ミリの仕上げ内法に納まるサイズとなっています。

幅に関してもう少し細かく言えば、システムキッチンメーカーでは150ミリ刻みで1650・1800・2100・2250・2400・2550・2700・2850・3000と実は多くのバリエーションが存在します。

I型の場合は2550が一般的と言われますが、その他にも2列型・L型などキッチンには様々なレイアウトスタイルが存在します。

それに対応できるようにシステムキッチンの収納部分は150ミリ単位で作られたユニットを組み合わせてプランニング出来るようになっているのです。

 

機器サイズも一般的なユニットに合わせやすいものが多い


 

 

また、それに伴いコンロや食洗機といった機器もサイズを見てみると、そういったユニットと呼応するようにサイズが決められています。

例えばコンロであれば、3口のものでW750ミリ・W600ミリ、コンパクトな2口タイプではW450ミリと、収納部分にビルトインしやすい規格サイズが存在します。

そして多くの家庭で使われるようになった食洗機は、国内メーカーのものはW450ミリのタイプが主流ですが、海外メーカーでは基本的にW600ミリが一般的です。

ただ日本のキッチンに導入する場合、キッチンサイズ自体がコンパクトな上、更に収納スペースが削られるということもあり、海外メーカー各社も日本規格としてW450タイプの商品を販売しています。

こうした共通の規格サイズで作ることで、機器が故障して入れ替えを要する場合にもスムーズに交換できるようになるわけです。

 

奥行はキッチンのスタイルによっても変わる


 

 

奥行については、壁に向かって設置するI型や対面スタイルでは650ミリというのが一般的です。

メーカーによっては、それ以上、またはそれ以下で作ることも可能ですが、奥行を650ミリより狭くする場合には食洗機やシンクは選択肢が極端に限られてくるので注意が必要です。

ペニンシュラ型・アイランド型にする場合で、カウンター部に高さが無く仕切るものが無い場合は、奥行が750ミリ~1000ミリ程度が一般的です。

リビングダイニング側への水跳ね・油跳ねを考慮すれば最低800ミリは欲しいところでしょう。

特にリビングダイニング側に収納を設けたいと考える場合は、あまり奥行きが浅いと作ったは良いけれどもほとんど何も入らないという「もったいないスペース」になってしまうため、どのように使いたいのかという部分も含めて検討が必要です。

 

オーダーキッチンなら自由な設計が可能


 

 

ここまでは一般的なシステムキッチンの寸法についてお伝えしましたが、オーダーキッチンの場合も機器に関連する部分はそのサイズに合わせたユニットを作る必要があります。

しかし収納部分では特注サイズで作ることができるため、シンクとクックトップを同じ作業面にレイアウトしながらワークトップの作業スペースを調整することが可能となります。

例えば家族の中でキッチンを使うのは奥様がほとんど、という場合はシンクとクックトップの間を広くとることもできます。

また、二人で同時に作業をしたいと考えた場合は、それぞれの作業に合わせて2か所の作業スペースをつくることなども可能です。

また、規格サイズの場合は壁とのすき間をフィラー材で調整することもあります。

間取りによってはフィラー材での調整が広範囲になるところを、オーダーキッチンであれば収納ユニットの幅を調整することでデッドスペースを最小限に抑えることもできるのです。

 

オーダーキッチンは高さも自分仕様に変更できる


 

 

そしてもう一つ重要な寸法は高さです。

一般的なキッチンであれば850ミリが標準とされていますが、使う人の身長に合わせてオーダーすることが可能となります。

「身長÷2+50ミリ」がキッチンの適正なワークトップの高さと言われており、規格的なものではなく、それより少し高め(あるいは低め)のものが使いやすいという方も多くいます。

オーダーであればこうした高さの注文も叶うのです。

もっと細かいことを言えば、クックトップは高火力のバーナーを搭載したものを使いたいという場合、五徳の高さがあるコンロを選ぶこともあり、そうなるとシンクは良いけれどもクックトップの部分は一段下げた高さにした方が使い勝手が格段に良くなるというケースもあります。

 

 

キッチンは毎日使う場所であるが故に、ちょっとした使い勝手の悪さがストレスに繋がります。

新築やリフォームなどでキッチンを新しくするのであれば、自分仕様にパーソナライズされたキッチンでの快適な暮らしが叶うチャンスととらえて、オーダーという選択肢に目を向けてみるのはいかがでしょうか?

オーダーキッチンはハードルが高いと感じる人は多いかもしれませんが、一度専門のスタッフに話を聞いてみるのも良いのではないでしょうか。

 

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