一枚板を家具店で選ぶ「3つ」のメリットとは
2021.6.14
目次
「せっかくテーブルを新調するなら、一枚板で!」
「家族が集まるダイニングテーブルを一点物の一枚板で…」
木の好きな方、ご新築やお引越しを控えた方、長年使ったテーブルを買い替えたい方、色々なシチュエーションの方が様々なきっかけと思いを持ってダイニングテーブルにするための無垢材一枚板天板を探し始めます。
では、テーブルに使用する無垢材一枚板天板を皆さんはどうやって、どこで探しているのでしょうか。
無垢材一枚板天板をどこで入手するのか
まずは、知り合いからの口コミや雑誌広告といったところから情報収集。
現代では何をおいてもインターネット検索が主流ですね。
無垢材一枚板天板の販路は意外と様々。
一般的な家具店(セレクトショップ)、無垢材に精通した家具店、一枚板(銘木)専門店、材木店、工務店、ネット通販など実は入手先は多々あります。
選ぶ基準もまた人それぞれと言って良いでしょう。
サイズ・形状・木目。
あるいはそれ特有の表情の有無。
他にもこだわりのポイントはあるかもしれません。
忘れてはいけないポイントはあくまで「道具」「テーブル」という点
ここでポイントになるのはあくまで「道具として」「テーブルを選んでいる」という2点です。
日常使うものであれば使いやすいものが良いに決まっています。
よく道具を選ぶ基準として「手に馴染む」か否かといったことが言われますが、自然素材である無垢材なら手触りの良さや馴染みの良さは問題ありません。
この場合問われるのは空間に合ったものであるか、そして適正なサイズであるかという点です。
もう一つ「テーブルを選んでいる」という点においては、テーブルは板だけでは成立するものではなく、脚が必要であること、そして仕上げの塗装なども必要である、ということです。
それらのポイントを加味すると、一番間違いが無いのは家具店、それも無垢材に精通した家具店で選ぶこととなります。
それでは、無垢材に精通した家具店(以下、無垢材家具店)で一枚板を選ぶメリットを解説していきましょう。
無垢材に精通した家具店で一枚板を選ぶメリット その1 あくまで「家具」として案内してくれる
無垢材家具店で一枚板を選ぶメリット。
まずは基本的に一枚板天板を「家具」として扱い、案内してくれる点です。
家具店にとっては当たり前でも、これが材木店などになるとあくまで「板」としての紹介ですから脚の取り付けやその他のケアは付かないことがあります。
家具店であれば、多くの場合テーブルとして使用するわけですから、脚の取り付けは勿論、その種類やどの部分に取り付ければ良いか、などもしっかりケアしてくれます。
塗装についても同様です。
木材を塗装無しで使用することは、特に家具の場合あまりお勧めできません。
長く、美しく使用するためには必ず何らかの仕上げ塗装が必要です。
その点についても家具店であればわざわざ言わなくても対応してくれます。
もうひとつ重要なのは高さ。
天板までの高さは合わせる椅子の座面高と密接な関係があります。
また、一枚板は天板一枚一枚の厚みも異なるので、肘掛付きの椅子などはテーブル下にアームが収まるように、床から天板下の高さも気にしなければいけません。
こうした点も家具店であれば、同時に選ぶ椅子・或いは手持ちの椅子の座面高を加味してベストな高さで注文を受けてくれます。
無垢材に精通した家具店で一枚板を選ぶメリット その2 自宅に合うかどうかを考慮してくれる
材木店などで一枚板を選ぶ際、その在庫量や種類の豊富さに心惹かれることもあるでしょう。
しかし、それらが本当に今の住まい、または未来の住まいに合うものでしょうか?
基本的に無着色のものであれば自然の色素が入り混じり、どんな空間にも馴染んでくれます。
ただ、やはり物事には何かしらのセオリーがあり、それに沿うことで正解が導き出されることも多いもの。
一枚板選びも同様で、内装材や他のインテリアとの相性を見極めたうえでベストなものを選ぶべきです。
また、テーブルは空間に置いた場合、ある程度の大きさを占めるものです。
そのうえで何人座るのか?どういった過ごし方をしたいのか?といった点も重要になってきます。
それらを踏まえながらベストな大きさを選ぶことが、長く愛せる「テーブルとしての」一枚板選びです。
家具店であれば、インテリアに関するプロがいます。
空間での見え方、回遊動線や使用人数をふまえた大きさの適性。
これらをプロの目線から間違いの無い「テーブル」選びをサポートしてくれます。
無垢材に精通した家具店で一枚板を選ぶメリット その3 製造工程が分かる+アフターフォローも任せて安心
ここまではある意味では「家具店」であれば対応してくれそうな部分です。
「“無垢材に精通した家具店“で一枚板を選ぶ」ことの最大のメリットであり、そしてメーカーやお店ごとの違いが最も現れるのが「製造工程が分かる」「アフターフォローも任せて安心」という点でしょう。
例えば
「自社工場を持っていて製作もそこで行う」「自社工場は持っておらず製作は任せている」
「アフターフォローについて明確な案内がある」「アフターフォローがいまいちわかりにくい」
こうした点は同じ「無垢材に精通した家具店」でも違いが出やすい部分になります。
原木仕入れであればどんなものをどんな基準で仕入れているかが分かります。
自社工場で作られるものなら製造工程も分かりやすくなりますね。
同時にそれはアフターフォローの充実度にも関係してきます。
長く使用したい、また長く使用できるものだからこそ自社工場で製造しているもの=工場直営店なら安心して使い続けることができるというわけです。
だから「家具蔵」で一枚板を選ぶ
私たち家具蔵は、創業68年・ブランド創設26年を数える無垢材家具ショップです。
茨城県常陸大宮市にある自社工場で、世界中から選りすぐった銘木を原木の状態で仕入れ、製材にも立会い、一括して完成までを管理します。
そうして生まれた一枚板の扱いは常時30樹種前後。
これは材木商などにも引けをとりません。
サイズも豊富に取り揃え、そのうえで皆さんそれぞれの事情や住まいに合うものをしっかりとシミュレーションを行いながらご案内しています。
アフターフォローも工場直営だから安心です。
次の世代、そのまた次の世代までお使い頂けるように万全な体制を整えています。
これから一生モノの一枚板テーブルを探しに行こうとお考えの皆さんには、今回のテキストをぜひ参考にしてみてください。
私たち家具蔵各店でも皆さんのお越しをお待ちしております。
関連する記事
最近の投稿
- 対面式キッチンが主流になった時期と理由は 2024年12月11日
- 「カバとサクラ」~なぜカバがサクラと呼ばれるのか~ 2024年12月9日
- 【吉祥寺店臨時休業のお知らせ】 2024年12月7日
- 環孔材・散孔材の違いとは 2024年12月6日
- ラウンドテーブルのサイズ選びの正解は? 2024年12月4日
- 作業しやすい無垢材デスクのサイズとは? 2024年12月2日
- 現代のキッチン事情はどう変わった? 2024年11月30日
- ソファ選びはクッションの内部材を知ることから始める 2024年11月28日
- 後悔しないオーダー家具の選び方 2024年11月26日
- ダイニングテーブルを選ぶ際の「5つ」のポイント 2024年11月24日
カテゴリー
- 家具の選び方・置き方 (1,573)
- インテリア&住宅情報 (639)
- 人と木と文化 (397)
- ニュース&インフォメーション (441)
- オーダーキッチン関連 (406)
- 一枚板関連 (635)
- オーダー収納関連 (616)