KAGURA OFFICIAL BLOG

木製のオーダーキッチン、その魅惑の世界

2019.5.29

キッチンは設備?それとも家具?


キッチンは設備でしょうか?

それとも家具と分類すべきでしょうか?

答えはどちらも正解です。

キッチンはその「機能」を満たさなければなりません。

料理を作るという設備としての機能はもちろんですが、奥様がメインで使うのか、家族みんながキッチンで作業をするのか、家庭ごとにその使い方も変わってきています。

住まいそのものだけでなく、キッチンも長く使うことを前提としてプランします。

そうなると、今の使い方だけでなく将来的にどう使うことが考えられるかというところまでを想像する必要があるのです。

シンクのサイズだけを考えても、一人で洗い物をする場合・お子さんのお手伝いの場として二人で作業する場合・食洗機を使う場合…。

それによって必要な大きさも変わってきます。

そして最近ではキッチンも家具の一部として考える方が増えています。

そこには、日本の間取りが変わってきていることが大きく関わっています。

キッチン(台所)・ダイニング(食堂)・リビング(居間)・応接間とそれぞれの空間が独立している間取りから、応接間はリビングと兼用になり、お客様を通すのはリビングになりました。

さらに、キッチン・ダイニング・リビングと並んでいた間取りは、より広く家族が集う空間としてLDKとして一つの空間へと発展してきました。

そうなると必然的にキッチンも日々の生活の中で家族のみんなが使う場所となり、来客時にはお客様からも見える場所となります。

見える=きれいにすると考えるのはとても当たり前のことで、さらには見えるものであれば家具と同様、一種のステータスのようなものも生まれてきます。

そのため、今ではシステムキッチンメーカーもその機能性だけでなく意匠性も重視した商品を開発するようになりました。

オーダーキッチンについてもとても多くのメーカーがそれぞれの特色を活かしたプランを打ち出しています。

 

オーダーキッチンは高額か


「ちょっと値が張ったけど、実際に使ってみたら今までのものよりもずっと使いやすかった」

皆さんも、そんな経験をしたことはありませんか?

特に毎日使うものが使い心地の良いものだったら、日々の生活はより楽しくなります。

家具蔵でも無垢材家具をお使いいただいているお客様からは

「居心地のいい家具があるだけで自然とそこにいる時間が長くなって使っていくうちにどんどん愛着が増していくんだよね」

という嬉しいお言葉をよく頂戴します。

実際に使ったからこそわかることではありますが、その満足感という部分も考えると単純にモノの価格だけではなく、そのモノが持つ価値というものが見えてくるのだと思います。

ただ、そうはいってもご新築やリフォームの際には全体的な予算は非常に重要。

そこからキッチンに割く部分を割り出していくのですが、家具蔵でキッチンを見たお客様から

「思ったよりもお手頃なのね」

という言葉をよく頂きます。

オーダー=高いというイメージをお持ちの方も多いと思いますが、キッチンはある程度決まったモジュールがあります。

その組み合わせを標準化させることで、一から設計するものよりも価格を抑えることも可能です。

フルオーダーではなく、ある程度規格の決まっているセミオーダータイプであれば意匠としての面材やワークトップ・機器を選びながら予算に合わせてアレンジすることだってできるのです。

また、場合によっては対面キッチンのキッチン側はシステムキッチンメーカーのものを選びつつリビングダイニング側のカウンターや収納家具であつらえることで一体感のあるLDKにするのも手です。

リビングからも見えるキッチンの背面収納を家具と同じ素材にすることで素材の統一感のある印象にしたりと、プランにも様々なバリエーションが生まれます。

 

木製のキッチンはメンテナンスが大変?


「無垢材のメンテナンスはどうしたらよいのか」

家具と一緒にキッチンをご案内する際に、必ずと言っても良いほど出る質問です。

キッチンに限らず、毎日のお手入れは使う人にとっては大切なポイント。

家具蔵で取り扱う無垢材は、木を守るための仕上げとしてウレタンクリア仕上げ、もしくはオイル仕上げとなっています。

ダイニングテーブルやチェアと同じ仕上げであれば、当然キッチンもメンテナンスも一緒です。

キッチンの場合はメンテナンスがより簡単なウレタン仕上げをおすすめしています。

普段のお手入れは水拭きでOK。

また汚れが気になるときは中性洗剤を使うことも可能です。

そして、一番お伝えしたいのは「木目調」と呼ばれる化粧板やシート材と違い、「剥がれることがない」ということ。

無垢材はその名の通り、扉材の厚み=素材そのものの厚みです。

扉材であれば6面にそれぞれ素材を貼ったものは、使い込んでいくうちにどこからか剥げてしまいます。

それとは逆に無垢材は使うほどに素材の色つやに味わいが出てきて、作りたてよりも使い込んだ良さが感じられるようになっていきます。

ショールームでも「新しいものよりも、展示しているこの風合いが魅力的」と言われるほどです。

ただ、残念なのは写真だけではその風合いをお伝えしきれないということ。

「百聞は一見に如かず」といいますが、どんなものも実物を見て感じるものがあると思います。

 

 

まとめ


今回は、無垢材のキッチンについてよくご質問いただくポイントを中心にお伝えしました。

「無垢材のキッチンは魅力的だけど…」という方もなかにはいるでしょう。

しかし「魅力的」とか「憧れる」と感じるには、きっと「何か」理由があるはずです。

気になっている方は一度店舗でその良さを体感してみてください。

きっとその「何か」に出会えることでしょう。

なんとなくイメージはあるけれども、実際に写真などでそのイメージを具体的に伝えたい。

そう思ったら、たくさんの実例画像を参考にしてください。

オーダーだから価格が想像つかない、検討したいけどどうやって進めていけばよいかわからない、などのご質問もお気軽にどうぞ。

 


最近の投稿

カテゴリー

月別アーカイブ

  • [—]2024 (72)
  • [+]2023 (367)
  • [+]2022 (364)
  • [+]2021 (365)
  • [+]2020 (369)
  • [+]2019 (366)
  • [+]2018 (85)
  • [+]2017 (65)
  • [+]2016 (69)
  • [+]2015 (44)
  • [+]2014 (32)
  • [+]2013 (62)
  • [+]2012 (130)
copyright AIDA Co,.Ltd. All Rights Reserved.