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「すぐに使える照明テクニック・第1回 -照明で日々の暮らしを変える-」

2016.1.17

皆様、こんにちは。

いつになく暖かい冬、と先週書いた途端に東京でも雪が降るような厳しい寒さが続きました。寒暖の差も激しいと風邪をひきやすくなるので、体調管理には気を付けていきたいところですね。

 

さて、今回からは2回に分けて、日々の生活に欠かせない「照明」のお話をしていきたいと思います。誰もが必ず使用する「灯り」。その「灯り」の知識を身につけ、一工夫するだけで日々の暮らしはガラリと変わります。皆様のご参考になれば幸いです。

 

『食事を美味しそうに見せるのは照明しだい!そして〇〇も…』

 

例えば、おいしく食べたい日々の食事。この食事がどのように目に映るかで食欲は大きく変わってきますよね?

これはその空間で使う照明の演色性(『Ra』といいます)という「どれだけ太陽光に近い光か=自然に見える色か」を表す単位が大きく関わっています。

この演色性が良い(高い)ランプが料理の色を鮮やかに見せ、美味しそうに見せる効果を生むのです。

そして、この食事が美味しく見える照明があなたのお肌をさらに綺麗に見せるとしたら?演色性の悪いランプは肌に黄みが強調され、くすんで不健康に見せてしまう欠点があります。こうした照明や電球は、肌の色がキレイに、食べ物が色鮮やかに見えることから、鏡のある風呂場や、食事をするダイニング、キッチン、理美容関係の店舗や飲食店などの照明に適しているといわれています。

6村田邸キッチン.jpg

こんな素敵な食事をより素敵に見せるのはやはり照明の力

 

『照明や光にはこんな効果も』

 

・集中したい時…光はより高い位置から照らすと効果的です。白色、または青みをおびた光は脳を目覚めさせ、活動的な空間を作り出します

(覚醒作用があるので、計算などの勉強に向いています)。

・洋服を選ぶときは昼白色の照明を。白熱灯の場合、本来の色味より赤みがかったように見えてしまい、「思ったよりも派手だった!」「気付かなかったけど色褪せしていた…」なんていうことがあるのです。

・リラックスしたい時や食事の時などは、色温度の低いオレンジ色の照明(夕日や焚火)を思い起こさせます。寝る前の読書や寝室などにも。

・ブルーの照明…ブルーの蛍光灯には人を冷静にさせる効果や集中力を増す効果が有る様です。犯罪の抑止にも使われる程その効果は確からしく、日本でも17の都道府県で防犯灯に採用しています。

・赤やピンク色の暖色系の照明…休憩や食事をする部屋では温かみのある色の照明を使うと、休憩時間が長く感じられ、心からリラックスできるので、仕事の効率が上がるというデータが出ています。なんでも、人間が幸せに感じる色は薄紅色という実証実験があり、被験者の反応が、場が和んだり、会話が弾むなど、(ほかの色とは)明らかに異なっていたそうです。

11小川邸デスク - コピー.jpg

やさしい灯りがリラックス効果を生み、作業に効率性をもたらします

 

いかがでしたか?もちろん、照明には白熱灯・蛍光灯・LEDなど電球にも種類があり、配光の方法や照明器具にもたくさんのバリエーションがあります。

日々の暮らしをより華やかに快適にする照明計画には欠かせない、これらのご相談も家具蔵では随時お受けしております。気になる方は是非スタッフにお声をかけてみてください。

次回はさらに踏み込んだ具体的な照明テクニックのお話をご紹介します!

189タタミ&照明.JPG


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