「緑と暮らす素敵な生活 -観葉植物で日々の暮らしに潤いを・第1回-」
2016.2.7
皆さん、こんにちは。
今年は閏年。元来、漢字「閏」は王が門の中に居ることを表す字で、中国では暦からはみ出した閏日(閏月)には、王が門の中にとじこもり、政務を執らないことに由来します。
日本では「潤」を「うるう」「うるむ」と読むところから、「閏」の漢字にも当てられた読み方といわれています。
私たちは空間を取り扱う仕事をさせてもらっていますが、空間が潤うと言えばやはり「観葉植物」。3回に分けてお話しさせて頂きますが、まず1回目の今回は「植物を空間に置くメリット」をご紹介します。
1.快適な湿度環境が得られる効果(温熱快適性効果)
一般的に、人は湿度が55%前後あると最も快適と感じます。植物が水分を空気中に蒸散することで、室内の湿度環境を高める効果があり、特に冬場では、湿度を乾燥状態の30%から50?60%へと上昇させることもできるということです。
特に効果の大きい種類は「ゴールドクレスト」「ホンコンカポック」「アレカヤシ」などが有名です。
2、植物の存在によって人間の心理・生理が変化する効果
人間は植物を視覚的に捉えるとリラックスできると考えられています。
緑という色は人間の網膜に最も負担をかけない波長であり、人は緑を視認するのには労力を使いません。
長時間緑に囲まれていても疲れることはなく、集中力を持続させる効果があります。
また、パソコン画面やTVを長時間見たあとにも、緑により目の疲労を回復させる効果があります。
TVなどの近くに植物を置くのは空間のポイントをつくると
同時に目を労わる工夫のひとつ
3、植物が室内の有毒ガスを吸収・吸着する効果
住宅などの建築で問題になっているホルムアルデヒド。
皆さんもよく御存知だと思います。
これらが引き起こす症状はシックハウス症候群とよばれ様々な症状を引き起こし、その対策が求められているのですが、植物にはホルムアルデヒドを吸収し、室内の空気をきれいにする効果があります。
4、マイナスイオン濃度上昇効果
これまた皆様よく知っている「マイナスイオン」は、人体の血液中のカルシウムやナトリウムに作用し、血液中の弱アルカリ化を促進しているといわれています。
血液中のマイナスイオンが増加すると、新陳代謝が活発になり、体の抵抗力や自律神経の改善に効果があります。
マイナスイオン濃度は滝壺や噴水、銭湯、森林などで高いのですが、森林で濃度が高いのは植物が蒸散する時にマイナスイオンを多量に発生させるため。
森林とまではいかなくても、空間に植物を置く事はマイナスイオンの恩恵を心身ともに受けられそうです。
疲れた体を休めるソファ周りにも緑の癒し効果を
今回は基礎編ということもあり少し固い内容でしたが、次回からは実際のコーディネートの仕方や、お薦めの種類をお話ししていきます。ご期待ください!
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