KAGURA OFFICIAL BLOG

ウォークインクローゼットのレイアウトの違いと有効な使用方法

2022.12.17

 

 

ウォークインクローゼットとは


 

「ウォークインクローゼット」は人がその内部に入って歩くことができるようなスペースのある収納をさし、図面上などでは「WIC」とも表記されます。

戸建住宅やマンションなどの集合住宅などの住まいの形態を問わず、空間の大きさは2~3畳程のものが多く、通常は居室よりも小さな面積のものが一般的です。

洋服の収納場所以外にも納戸的な目的としても重宝するスペースであり、新築やリノベーションの際には必ずと言ってよいほど選択肢に入ってきます。

最近では鏡やスツールを置いて、そこで化粧を含めた身支度を完結させる人や、収納棚を多めに設置して帽子やカバン専用の置き場所をつくるなど、ウォークインの活用方法はその広さにもよりますが様々です。

収納に関してはどの家庭においても悩みが尽きないと言われます。

今回はこのウォークインクローゼットについての基本的なレイアウトの違いや活用方法に関してご案内します。

 

 

ウォークインクローゼットのレイアウトの種類


 

 

ウォークインクローゼットには間取りに応じていくつかのレイアウトが存在します

このレイアウトに応じてハンガーの収納量なども変わってくるので、まずはこのレイアウトの特徴を把握しましょう。

そうすればおおよその収納方法や収納量の目途が立ってきます。

●I型

いわゆる縦に長い間取りですが「I型」と称される際には、ウォークインクローゼット内の片側一辺だけに収納スペースが設置されているタイプになります。

大抵は固定された収納スペースとしてハンガーパイプがあるだけになるので、自由度は高く収納したいものやサイズに合わせて収納棚やチェストを導入し、設置することができます。

反面、片面のみの収納スペースとなるため他のレイアウトと比較すると収納力自体はやや見劣りします。

●二列型(Ⅱ型)

縦に長い間取りで左右両側に収納スペースが設置されているタイプです。

I型を含めた他のレイアウトにも同様のことが言えますが、ハンガー下の部分に空間ができるため、収納ボックスなどを活用すると収納がしやすくなります。

(あるいはハンガーラックが2段に分かれていることも)

また収納スペースに重複する部分がないことで、デッドスペースが生まれにくくスペースが無駄になることがありません。

●L字型

ウォークインクローゼットの通路部分と奥部の片側に収納スペースが設置されているタイプです。

角に収納場所が重なって収納方法に苦慮してしまう点はありますが、収納ボックスを入れるなど対策を講じることができます。

また、収納スペースは少なめでも通路や空間にゆとりが持てるので、2畳で少しでも着替えスペースを確保したい方にはおすすめのレイアウトです。

●コの字型

通路部左右とウォークインクローゼットの奥に収納スペースが設置されているタイプです。

左右にハンガーパイプがあるなど、非常にゆとりのある収納場所になる反面、面積を多く取ってしまうので間取りにゆとりがあるか収納を重視するご家庭には適したクローゼットになります。

また壁面全体を収納として使用できるので、収納力は高く少しでも多く収納したいという方にはおすすめです。

 

ウォークインクローゼットの設置場所


 

 

ウォークインクローゼットは「ライフスタイル」や「生活習慣」などを踏まえたうえでその設置場所を決めることができれば、より活用しやすくなります。

もちろんマンション含めた分譲住宅はウォークインクローゼットの設置位置が最初から決まっていることも多くあります。

その場合は自宅のウォークインクローゼットの特徴を踏まえて収納方法を検討すると良いでしょう。

●寝室

ウォークインクローゼットは寝室と繋がっているケースが多く見られます。

それは起床後にすぐに着替えることができたり、散らかりがちな衣服を一番プライベートな場所でもある=人目につきにくい寝室という場所にまとめて収納できるというメリットがあるためです。

「プライベートな物を見られたくない」のであれば最適な設置場所だといえます。

しかし寝室の間取りを削って設置しなくてはいけないので、場合によっては寝室の空間自体が狭くなってしまうというリスクはあります。

現代は共働きで夫婦共に忙しい、ということも多く、寝室は就寝のため「だけ」にあるというのであれば最適な配置場所でしょう。

●玄関横

玄関横にウォークインクローゼットを設置すると出かける前、あるいは帰宅してすぐに着替えることができるため、コートなど室内に持ち込む必要のない物をスムーズに収納することができます。

家族に花粉症などのアレルギーがある人がいる場合や、外で衣服に付いた諸々を室内にも持ち込みたくない際には重宝します。

寝室にある場合と違って起床時の着替えや収納物を持ち出す場合、玄関先まで足を運ぶ必要はあります。

また来客時なども扉を閉めておくなど気を配る必要もあるのでその点は注意が必要です。

●洗面所横

洗面所の横に設置されたウォークインクローゼットは着替えてすぐに洗顔やメイクができるため、朝の支度や身支度を完結させることができ、便利な設置場所になります。

反面、水回りは湿気が留まりやすいので、洋服などは防カビ対策などした方がいいでしょう。

 

 

収納力があるだけではなく、季節ものや趣味のもの含め、一点集中の収納スペースとして管理がしやすいのがウォークインクローゼットの特徴です。

しかし、生活スタイルや収納したい物などを具体的にイメージして設置しないと、かえって場所ばかりとってしまうこともあり得るでしょう。

戸建住宅でウォークインクローゼットを設置するのであれば、どこに設置をするのかもしっかりと検討してみましょう。

マンションではその多くが寝室に隣接されているので、洋服以外の季節もの(季節外の寝具や冷暖房器具など)のサイズや置き場所も考慮しながら活用すると良いでしょう。

ウォークインクローゼットの有効な使い方、また収納家具を検討される場合、ご自身で考えるだけではなくプロの視点でアドバイスを受けることもいい方法です。

家具蔵各店では経験豊富なアドバイザーがお話しを伺いながら、適切なご案内を行っております。

ウォークインクローゼットでの収納方法や収納家具に関してもお気軽に家具蔵各店にてお問い合わせ下さい。

 

家具蔵の各種相談会のご案内はこちらから

 

 

 

 


最近の投稿

カテゴリー

月別アーカイブ

  • [—]2024 (74)
  • [+]2023 (367)
  • [+]2022 (364)
  • [+]2021 (365)
  • [+]2020 (369)
  • [+]2019 (366)
  • [+]2018 (85)
  • [+]2017 (65)
  • [+]2016 (69)
  • [+]2015 (44)
  • [+]2014 (32)
  • [+]2013 (62)
  • [+]2012 (130)
copyright AIDA Co,.Ltd. All Rights Reserved.