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ダイニングテーブルの選び方で大事なポイントとは?

2019.1.26

サイズの目安


ダイニングテーブルの中でも、最も一般的な形状である長方形を選ぶ場合、長手(テーブルの長い方)のみを使うのか、妻手(テーブルの短い方)も使うのかで異なることもありますが、4人掛けでは長さが1400~1500ミリ、6人掛けでは1,800ミリから2,100ミリが必要になってきます。

一人が食事をとるのに必要な寸法である=「パーソナルスペース」は「幅600ミリ」という寸法は、必要最低限のものと考えておいて良いでしょう。

当然、それだけあっても隣同士に余裕が無いとなにかと不便が生じます。

その為、仮に長手方向のみに着座するのであれば4人掛けでは1500ミリ、6人掛けでは2100ミリでゆとりを持った着座になります。

また、ダイニングテーブルの奥行きについては、800~900ミリ程度のものが最適な寸法となります。

あまり奥行きがないと対面に座る人との距離も近くなり、足も当たりやすくなってきてしまいます。

反対に奥行きがたくさんありすぎると、例えばダイニングテーブルの中央に置く調味料まで手が届きにくくなってしまったり、はす向かい着座する人に何か物を渡す際に、少し遠くなってしまいます。

長方形としてのバランス=モノとしての美しさもしかりです。

広すぎず狭すぎず、適度な奥行きのダイニングテーブルを選ぶようにしましょう。

 

チェアとの関係性


ダイニングテーブルと、それに合わせるチェアとの寸法関係も大切なポイントです。

ここをおざなりにしてしまうと食事や作業に窮屈さを感じたり、無理な姿勢が続くことで疲れやすくなってしまいます。

一般的に、チェアの座面からダイニングテーブルの天板上までの間は、280ミリから300ミリ程度の寸法が必要となってきます。

このバランスが自然と肩が落ちる、作業性の良い目安なのです。

ダイニングテーブルとチェアを別々に購入する際などは、注意しておくようにしましょう。

 

空間との関係性


ダイニングテーブルのサイズを検討する際には、テーブル周辺のスペースの寸法についても十分な計画が必要です。

大きくゆったりしたダイニングテーブルを選んだものの、周囲の空間が狭くなって回遊しにくくなってしまうようでは、せっかくのダイニングテーブルも毎日の暮らしの快適性も台無しになってしまいます。

チェアの出し引きには最低でも600ミリは必要です

これが肘掛=アーム付きのチェアの場合はより後方に長く引かなければいけないので、800ミリから900ミリ欲しいところです。

これだけあれば椅子の出し引きが楽なだけでなく、着座した人の後方を自然と回遊することも可能です。

基本的に500~600ミリあれば人の回遊は可能です。

ですが、リビングダイニングでテーブルのそばにソファがある、といった場合などはその間隔は1000ミリ程度あるのが理想的です。

どちらか片方から見た際の圧迫感もないだけでなく、ものを持った状態の回遊や2人がすれ違う、といったことも余裕を持って行うことができるようになります。

 

どんな形を選ぶか


ダイニングテーブルの形状は長方形・正方形・正円形・楕円形の他、どれにも属さない変形タイプや形状を変更できる伸縮タイプのものもあります。

この場合、長方形に次いで人気があるのが正円形のものです。

イメージもやさしく、空間に対してもやわらかいものになることから人気を博します。

着座した際に全員の目線が中央に行くことでコミュニケーションがとりやすかったり、隣り合わせになる人が斜め45度の角度となるので話がしやすい、といったメリットがあります。

一方で椅子の出し引きが四方に拡がることからある程度のスペースを確保する必要もあるので、間取りとの相性をしっかりと確かめる必要があります。

サイズは4人掛けであれば直径1000ミリ程度から検討すると良いでしょう。

 

どんな素材を選ぶのか


ダイニングテーブルをどのような素材の物にするかも、選ぶ際によく考えておきたいポイントです。

ガラスの天板のダイニングテーブルは、とてもスタイリッシュで高級感のある空間を演出します。

ただし、ガラスに常に透明感を持たせるためには、こまめなお手入れが必要になってきます。

指紋なども気になるところです。

また、食器やカトラリーを置く際には乾いた音が鳴りやすいことを気にする向きは意外とあります。

ランチョンマットやコースターといったテーブルウエアは必須です。

一方で木製のテーブルもいわゆるダイニングテーブルとしては定番です。

これらは一般的に総称して「木のテーブル」と呼ばれています。

ただ、総称は同じでも素材、作りで分けられます。

それは「無垢材」か「木質系の加工材料」かです。

無垢材とは原木から切り出した、いわば木そのもの。

乾燥や管理に大きな時間と手間を要し、木を知り尽くした熟練の職人でなければ製作も難しいものです。

そのかわり、本物の木の質感、温もり、経年での風合いの変化・味といった大きな魅力があります。

一方、木質系加工材の代表である合板は、大量生産が可能で扱い易く、同じものを安価に作ることを目的としています。

合板とはベニヤ(木材から薄く剥かれた「単板」のこと)を何枚か積層して接着したものこのことです。

その表面に化粧シートや、突板を圧着し加工した工業製品でつくられたものを「木質系の加工材料」と呼びます。

「木そのまま、木そのもの」である無垢材に対して木質系の加工材料を使用している家具はコストパフォーマンス、量産性こそ優れていますが長年使用するうちに貼った部分が捲れてきたり、付いた傷が美簡を損ねる場合もあります。

無垢材は傷も味になり、家具蔵のように無着色で製作されたものは傷自体が目立ちにくいのは大きな違いです。

また、メンテナンス性にも優れているので長い期間の使用が可能です。

多くの分野で本物志向が強まる中、無垢材テーブルは 「一生ものの家具」として多くの人を魅了しています。

 

家具蔵の無垢材テーブルのラインナップはこちらから

家具蔵の無垢材テーブルを使った暮らしの事例はこちらから


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