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家具も「どこでどのように作られたか」を知る時代に

2024.3.14

 

 

どこの誰が作ったか、を知ることは安心のため


 

 

スーパーマーケットなどで卵や生鮮食品を購入する際に「私が作りました」といった文言と一緒に生産を行った人の顔写真が貼り付けられているのを見たことがあるでしょう。

言うまでもなく、それは「どこの誰が作ったか」という部分を明らかにして消費者に安心感を与え、購買に繋げるためのものです。

そこまでではなくても、ブランドやメーカーだけでなく産地や製造工場がどこであるかを購入の基準とするケースも見られます(産地自体がブランドとなっている場合もありますが)。

食べ物については「身体の中に入るもの」という点から「どのような過程で自分のところに来たか」はやはり気にしておきたいところです。

 

家具選びも「どこで、誰が」を知る時代に


 

 

世界中で様々な農産物・畜産物が生まれ、親しまれているなかで日本産のものは国内はもちろん海外においても高い信頼を誇ります。

それは日本という国の文化や日本人の気質から「間違いの無い信頼できるものを生み出す」ことが期待され、また、約束されているためです。

これは工業製品においても同様であり、その信頼度はある意味では農畜産物より上と言ってもよいでしょう。

一時期ほどではないとはいえ、いまだ日本が誇る各種の技術は大小関わらず様々な分野で世界をリードしています。

あらゆるものは「どこでいつ頃作られたか」を商品表示で知ることができ、それはひとつの「価値」になりえます。

そして「ものを作る」という過程においてはアジアや中米が世界的な「工場」となっています。

家具も同様に、世界中で製造されています。

安価な量販品はアジアや中南米で大量生産されていることも多くみられる一方、ヨーロッパなどで熟練の職人がひとつひとつ手仕事で仕上げるものなどもあります。

家具選びにも「どこでどのような人が携わったか」を知ることで安心と気構えが変わってくるはずです。

 

「顔が見えている」ものを購入できる安心感


 

 

「どこでどのような人が携わったか」を知ることは、農産品で畜産品でも家具をはじめとしたあらゆるものにおいても安心感と信頼をもたらします。

「知るということは安心するということ」ともいわれますが、安心して家具を使用するために「どこで誰がどのように製作したか」が明らかになっていると、万が一のことが起きたとしても心配は目減りします。

現代はもはやクリックやタップ一回で、誰もが世界中のどこのものでも手に入る時代です

そのような時代が故に、買い物にまつわる失敗例も少なくありません。

しかし、例えばメーカー直営店のものであればなにか問題があればそこに問い合わせをすることができます。

自社工場を持っているメーカーの直販品であれば尚よしです。

これはまさしく「どこでどのように作られたか」が明らかになっている前提のものであり、いわば「顔が見えている」ものを購入できる安心感に繋がります。

 

表記だけでなく製造工程も確認できるとより良い


 

 

繰り返しになりますが、日本製のものは世界で高い信頼性を誇ります。

それは細かい部分まで妥協なく製作するがゆえですが、それらがすべての工程を日本国内で行っているとは限らないケースもあります。

最後の組み立てを日本で行っていれば「日本製」と表記できるためですが、この場合大部分の製造は他国で行われていることも少なくありません。

その為、表記だけを鵜呑みにするのではなく、製造工程などもしっかり確認することが大切になるのです。

食べ物は自身の身体の中に入るものであり、それゆえにどのような過程があるかが重要です。

家具も毎日使用するものであり、日々の暮らしを支えるもの。

どのように製作され、そして万が一の際にはどのような対応をしてもらえるかを知ることは「安心」に繋がります。

私ども家具蔵は家具づくりを70年以上の長きにわたり行っている無垢材家具メーカーです。

茨城県常陸大宮市で原木の仕入れから乾燥などの管理・製作を一括で行い、店舗展開は工場直営店のみという体制により、もの作りに対する顧客の信頼感を高めています。

その家具蔵の家具づくりの一端をご紹介しましょう。

それこそが家具選びへの「安心」に繋がるはずです。

 

家具蔵の無垢材家具づくり


 

 

木材を家具材にまでするには大きく分けて、材木業者から板材や角材になっているものなど「ひと山いくら」で仕入れる方法と、原木の状態のままで入手し、製材立ち会いから乾燥・管理までを一括で自社で行うものとがあります。

家具蔵は後者です。

目利きの人間が現地まで赴いて細かな観点で原木を選定し、製材を経てそれぞれを一本ずつ天日の下で自然乾燥させながら海外のものでも日本の気候に馴染むようにじっくりと水分を抜いていきます。

含水率(木の中の水分の保有量)が12~13%までになるまで自然乾燥しながら、その間は風通しを良くするための桟棒を挟み、積み重ねて保管。

さらに、現代の気密性の高い室内でエアコンや床暖房などにさらされる木にとっての過酷な使用状況を考慮して、含水率を6~7%になるまで機械乾燥及び養生を行うのです。

家具となった後の環境に適応できるよう管理を徹底しています。

そして家具蔵の無垢材家具はパーツの切り出し、大まかな面取りなどの部分には機械加工も取り入れ加工効率をアップさせながら日本が誇る伝統の木造建築の工法を家具作りに活かしています。

「機械のスピードに頼るところ」と「手間をかけるところ」をバランス良く振り分けることで長く使うことのできる高品質な製品のコストダウンを図っているのです。

木目の流れを活かしながら各パーツを木取りし、それぞれのパーツは絶妙で滑らかなラインへと削り込んでいきます。

曲木では実現できない個性豊か年輪の表情が美しく現れ、彫刻のような複雑な造形を可能にします。

木目もデザイン、と考えるが故の製法です。

そして日本が誇る伝統の「木は木で締める」木造建築技術を応用した木組みにより接合していきます。

安易に釘などの金物に頼らないことが強度を確保し、何世代にも渡って使い込むことのできる丈夫さに繋がるのです。

そのうえで、パーツ同士の接合に強度が必要な部分は材を厚くした「持ち出し」を用いて、そのお互いの接合部は手仕事による「さすり仕上げ」で有機的なアートラインを描きます。

昔ながらの製法へのこだわり。

いくつもの道具を細かく使い分けること。

生産性の向上を理由に機械化が進む中、あえて手仕事を残そうとするのは機械では出せない滑らかで絶妙なラインや接合技術、また、木が本来持っている美しさを引き出せるからです。

原木仕入れを行うことから始まり、ひとつひとつが丁寧な作業でつくられる家具蔵の無垢材家具。

木目もデザインとするようなこだわりの製法と手間を持って長く使用することのできる家具づくりを行っているのです。

また、家具蔵の無垢材家具はすべて「無着色」で仕上げます。

無着色、つまり素材の色そのままでつくられる木製家具は傷が目立ちません。

いわゆる「着色もの」は傷がつくと下地が露出し、その風合いを損ないます。

木目の美しさを活かし、傷も目立たなくすることでインテリアとしても道具としても長く愛してもらうことのできる無垢材家具となるのです。

 

 

家具蔵の無垢材家具は工場直営店舗でメーカー側の「顔が見える」ものとなっています。

そして、日本の暮らしに馴染むような家具を、日本人が日本人のために製作しています。

万が一の際のメンテナンス体制もばっちりです。

本物志向の人も多い現代において、家具蔵では昔ながらの技法を残しつつ、より耐久性の高い家具作りを日々行っています。

日々の暮らしを快適に支えるために欠かせない家具。

安心感や信頼感のある家具を是非お選びください。

 

家具蔵の無垢材家具づくりの詳細はこちらから

 

 

 

 


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