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大サイズのテーブルを「大きすぎる」と感じさせないためのポイントとは?

2023.9.7

 

 

ダイニングテーブルは大きめのものが選ばれるようになってきている


 

 

ダイニングテーブルが「食卓テーブル」と呼ばれていた、ひと昔前の時代。

この頃、ダイニングテーブルは主に食事をすること「だけ」を目的としていました。

そして現在。

ダイニングテーブルはその活用方法も多岐に渡るようになり、食事の時間以外でも多様な使われ方をしています。

個々の作業や仕事、来客の対応も含めて、ダイニングテーブルを使用する時間、そしてダイニングスペースに滞留する時間も非常に長くなりました。

誰でも狭い場所で長時間過ごしたいものではありません。

スペースのゆとりは心身のゆとりに繋がり、そこで行われる作業も快適で効率的なものとなります。

そのことからダイニングテーブルのサイズも大きめのものが選ばれるようになってきています。

一枚板テーブルが人気であることを見ても、ダイニングテーブルは家の顔となっていて、そのサイズが大きければ大きいほど存在感を発揮します。

 

大きなテーブルは「居心地の良さ」をもたらす


 

 

「大きすぎても持て余すだけだ」という声もあります。

確かに必要以上に大きくすることはありません。

しかし「大は小を兼ねる」ともいいます。

いざという時にある程度大きなサイズであることが「このサイズで良かった」ということに繋がるはずです。

例えば誰かと2人で外に食事に出かけるとします。

もちろんすべての場合というわけではありませんが、2名の場合、丁度2名で使用できる程度のコンパクトなテーブル席に通されることがほとんどです。

オーダーした料理を全て載せることができるかという心配や、そもそも与えられたスペースが狭いのであまり寛ぐことはできないかもしれません。

その反面、2人でも4人や6人が余裕を持って座ることができるような広い席に案内されることもあります。

スペースに余裕があることでゆっくりと食事を楽しむことができます。

ご自宅のダイニングテーブルにも、同じことが言えます。

繰り返しますが、スペースのゆとりは心身のゆとりに繋がります。

ゆとりは「居心地の良さ」を連れてきます。

広いスペースがある=大きなテーブルを使用することで「居心地の良さ」を日々感じることができるのです。

 

テーブルのサイズ選びは周囲のスペースから逆算する


 

 

「そのようなことはわかっている、ウチだって大きなテーブルが欲しいがスペースが無いのだ」

という声もあるでしょう。

確かに闇雲に大きなテーブルを置くことは、周囲の回遊の妨げになることや空間全体の圧迫感に繋がるのでお勧めはできません。

それでも許される限り大きめのサイズを置くことで様々なメリットが生まれることも事実です。

実際に「テーブルが大きすぎて困っている」という声は少なくありません。

そのような失敗を防ぐには「数字を知っておくこと」が重要です。

まず、テーブルの周囲には最低60cmのスペースが必要です。

これは人が回遊するために必要な「幅」であり、これだけあればテーブルと壁や窓の間を横歩きする、というような事態は無くなります。

同時に必要以上にテーブルを大きく感じることも少なくなるでしょう。

次に他の家具との距離感です。

これは回遊性の確保と同時に圧迫感の軽減という面でも重要です。

例えば、テーブルのすぐ近くにソファがあるような場合、60cmでは回遊は可能ですが少々近すぎます。

100cmほどの余裕があれば決して近すぎて見えることはなく、同時に余裕のある回遊(2人がすれ違うこともできる)が可能になります。

椅子の出し引きも重要です。

アームが無い椅子ならやはり壁や他の家具との距離は60cmあれば、椅子からの出入りは可能です。

アーム付きの椅子を使用する場合や椅子の後方を人が通過することが前提の場合は80~90cmのスペースを確保しておくとストレスがありません。

それらのテーブル周辺の「数字」を割り出し、そこから引き算を行って導き出された数値が適切なテーブルサイズであり、それに従ってサイズ決定を行うことで少なくとも空間に対してテーブルが「大きすぎた」「小さすぎた」ということは避けられるようになります。

 

テーブルを大きく見せないテクニック


 

 

他にもインテリア的な観点でのテクニックを使用することで、テーブルを必要以上に「大きすぎる」と感じさせないようにすることができます。

合わせる椅子は背の高いものより背の低いもの、いわゆる「ラウンドバック」と言われるものを使用することで圧迫感を軽減できます。

天井との高低差もより大きく生まれることで空間を広く見せることができ、そのことが結果的にテーブルを大きく見せないことに繋がります。

その際には「抜けている」箇所が多いデザインの椅子を選ぶことがより効果的です。

あるいはすべての家具の配置方向を揃えることも効果的です。

特に窓に向かって縦方向に配置が揃っていると部屋の進入時に目線が窓=外方向に向かうのでテーブルの大きさが気になりにくくなります。

その際に窓の近くのコーナー部には背の高い観葉植物やフロアスタンドのようなものがあるとより効果的です。

 

 

家具は、販売店で見た時と実際に家に置いた際の見え方や大きさの感じ方はかなり異なると考えていいでしょう。

大きなテーブルを置きたい人はまず周囲のサイズをしっかりと把握して、そこから逆算することが重要です。

間取り図や部屋の大きさが分かるものがあれば、プランニングを行い、サイズ診断を行うことも良いでしょう。

CGシミュレーションでレイアウトの疑似体験をできる家具販売店なら、それを依頼することで間違いの無いサイズ選びやデザイン選択も可能です。

もちろん、私ども家具蔵でも3Dシミュレーションを使った無料プランニングを実施しています。

テーブルの大きさやインテリア全般を見直したい方は是非お気軽にご相談ください。

 

トータルインテリアコーディネート無料相談会(3D PLAN)のご相談はこちらから

 

 

 

 


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