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「家族の時間を増やす」ならテーブルと椅子から考える理由とは

2023.6.10

 

 

大切な人と過ごす時間、とりわけ家族と過ごす時間というのはさりげないながら人生の中で最も幸せな時間といえます。

家族団らんの時間が一頃と比べて段々と減ってきていると言われて久しいですが、これは共働き世帯の増加やお子さんの習い事・学習塾など、家族それぞれが家の外で過ごす時間が増えたというのも要因のひとつです。

「個食化」という言葉が新しく生まれたのは、このようなライフスタイルの変化から食事をとる時間もバラバラになったことに由来します。

昨今の自宅滞在時間が増えた社会情勢から家族で過ごす時間は増加傾向にあるようですが、社会が以前のように戻りつつあるなかで、いわゆる「家族の時間」は再び減少傾向に転じるのではないかとも考えられます。

そんなタイミングだからこそ、せっかく増えた家族の時間を維持、もしくはより増やしたいと考えるのであれば、ダイニングテーブルとそれに付随する椅子(ダイニングチェア)について考えてみるのはどうでしょうか。

 

 

ソファとテーブル、どちらかを優先するなら?


 

 

ダイニングテーブルは「食卓」とも称されます。

その名のとおり、そこは食事をする場所であり、ある時期までは食事以外の時間は他のスペース、例えばリビングや個々の部屋で過ごすということが一般的でした。

LD (リビングダイニング)を用いた間取りが主流になっていく中で、ダイニングスペースとリビングスペースの境界線は曖昧になっていきます。

LDという間続きの一つの空間ではダイニングテーブルとチェアのすぐそばにソファなどのリビング家具が置かれるようになりました。

そこではソファとダイニングテーブル、どちらもゆったりとしたサイズを適切な間隔で置けるのが理想的です。

しかし、空間の広さには限界があります。

多くの場合はテーブル、ソファいずれかを優先したサイズ決定をしなければいけません。

今回の場合「家族の時間を増やす」という前提がありますので、その観点で言えばダイニングテーブルを大きくすることをお勧めします。

 

大きなサイズのテーブルで獲得できるコミュニケーション性


 

 

ソファを優先し、大きくすることは寛ぎながら過ごす時間は作ることができますが、皆でテレビの方を向いていて互いの顔や所作が見えていない…ということもありえます。

テーブルのサイズの大きさは、そのまま着座する人それぞれの占有スペースが広くなることを意味し、それ自体がゆっくり過ごすことのできる、あるいは余裕を持った作業をおこなうことのできる「ゆとり」に繋がります。

そしてそこは顔を向かい合わせたり、手を伸ばせば届く距離で何をしているかなど、目を合わせなくても互いの気配を感じることができる状況です。

つまり、コミュニケーション性が高い場所と言えます。

家族全員が一斉に食事を始め、食べ終えるという状況をつくりにくい現代には、仮に誰かが食事をしていたとして、その横やはす向かいで他の誰かが別のことをしている、ということが可能になる大きなサイズのテーブルを選択することが家族で一緒に過ごす時間を増やすことに繋がります。

住まいにおいて家族みんなで過ごす時間が少ないと感じる人は、今よりも少し大きめのテーブルとすることで家族で過ごす時間を増やすことができる可能性が広がります。

 

椅子選びはテーブル選びよりも重要


 

 

家族で過ごす時間を増やすためのテーブル選びにおいて、ゆとりのある大きさがあることは重要ですが、その大きさを活かすためには椅子選びもまた非常に大事なものとなります。

どれだけゆったりとしたサイズのテーブルがあったとしても、そのテーブルで過ごす時間に実際に身体を支えているものは椅子であり、その座り心地がその場所の「居心地」を左右します。

また、椅子は着座時に自身の足裏がきちんと床に着いていることが理想であり、それにより座面高も異なります。

その座面高から適切なテーブルの高さも割り出されるので、むしろ椅子から先に決めておいた方が良いともいえます。

快適な座り心地を実現する椅子があってこそ、大きなサイズのダイニングテーブルで家族と過ごす時間は長くなると言っても過言ではありません。

 

座り心地の良い椅子選びのポイントは


 

 

では座り心地の良い椅子とはどのようなものを指すのでしょうか。

身体が当たる面がやさしい形状で、体圧分散も適切に行うことができ、長い間座っていても疲れにくい。

そのような椅子が座り心地が良いものの条件に挙げられます。

ただ、その基準は人それぞれです。

結論から言えば、椅子選びは「家族1人ひとりの過ごし方に適した座り心地の良い椅子を選ぶ」のが正解です。

つまり、4人家族なら4脚すべて異なるデザインでもOK、ということです。

それぞれの体型や座りグセに合った椅子を選ぶこともそうですし、あるいは立ち座りが多いのか、ゆっくりくつろぐことが多いのか、その時間は、などで適した椅子の形状も変わります。

4脚全てを異なるものにするのはちょっと勇気がいる、ということなら「キッチンなどの出入りが多い側には着脱しやすいアーム無しのものを置く」「その反対側にはゆったり寛ぐことのできるアームチェアを置く」、つまり2種類の椅子を置く、ということでも良いかもしれません。

これならば同デザインでアーム付き・アーム無しを選べることもあるので見た目としては同じ椅子が並んでいるように見え、違和感も少なくなるはずです。

いずれにしても座り心地の良さ、そしてその椅子での居心地の良さがダイニングスペースにおいて家族で過ごす時間の長さに直結しますので、テーブル選びのついで、ではなくしっかりと椅子も試座のうえで選ぶことをお勧めします。

 

無垢材オーダー家具で大切な家族の時間を過ごす


 

 

私たち家具蔵では世界中から厳選した銘木から、熟練の職人によって無垢材無着色のテーブルとチェアを作り続けています。

必要のない金具は一切用いず、本物の木材を本来の色味のまま作りあげる家具は丈夫で、数十年という長い年月の使用もできるうえ使い込む程に風合いが増して愛着も出てきます。

オーダーメイドで製作するテーブルは幅や奥行、高さといったサイズもお客様それぞれにとって最適なものをご提案し、

椅子も約50種類の中から座面高調整の上、ご自身に最適なものを自由にお選び頂けます。

各店に常駐している豊富なインテリア知識を備えたスタッフが「家族の時間を増やすためのテーブル・椅子選び」をお手伝いします。

 

家具蔵の無垢材家具のある暮らしの事例はこちらから

 

 

 

 

 

 


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