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ベッドフレームを選ぶ際に「知っておくこと」とは?

2023.5.18

 

 

ベッドフレームも快適な睡眠には重要な要素


 

 

「人は一生の3分の1を睡眠に費やす」といわれます。

睡眠時間が短いことは健康について決して軽くない問題を引き起こしますが、かといって長ければ良いというわけでもありません。

適切な長さ、そしてその「質」が重要なことはこれまでも多くの場で言われてきました。

寝室の明るさ(暗さ)や温度・湿度しかり、睡眠に至るまでのルーティンなど、その質を高めるための方法も様々な角度で論じられています。

その中で寝具、枕やマットレスに関する議論や比較は直接的且つ最も多いものと言えるでしょう。

反面、それと比べるとベッドフレームについてはあまり議論がなされていないものかもしれません。

 

 

ベッドフレームの素材


 

ベッドフレームはあくまでマットレスやそのほかの寝具、枕をその上に置いておくものであり、本来はマットレス部分を含めて「ベッド」と称しますが、ベッドフレーム単体でも「ベッド」と呼称することもあります。

その素材も様々ですが、主に木製のものと金属製(アイアン)のもの、そして布張り(革張り)が多く見られます。

マットレスに脚を直接取り付けてある一体型も人気はあり、どのようなものを選ぶかで見た目の雰囲気も耐久性なども変わってきます。

無垢材か否かという点はともかくとして、ある程度のランクになると木製のものが多くなる印象です。

金属製はフレーム自体が細いので圧迫感が無く、布張りはカジュアルに、革張りは高級感を演出できます。

 

ヘッドボードの有無と高さ


 

 

どのようなタイプを選ぶのかも大事です。

「ヘッドボード」と呼ばれる、自身の頭部に位置する部分は「高い・低い」があり、ヘッドボードを排除した「ヘッドレス」のものもあります。

ヘッドボードには板状のものから格子などのデザインを利かせたもの、「宮付き」と呼称されるヘッドボード部が棚になっているもの、ヘッドボード全体(あるいは一部)がクッション状になっているものなどがあります。

ヘッドボードが有るか無いかという点では、高さはともかくとして「有る」ものをお勧めします。

ヘッドレスはスッキリ見えるので空間の中央などにベッドを置くような場合は有益ですが、ヘッドボードがあることで枕がベッドと壁の隙間にずり落ちるような事態を防ぐことができ、また、壁と一定の距離が生まれることで寒気や湿気を避けることができます。

 

下部収納の有無と注意点


 

 

タイプという点で言えば、ロフトベッドや天蓋付き、折り畳みやソファー変形型などこれもまた様々です。

その中で下部に収納があるようなタイプを選ぶことで収納の効率化を図りたいと考える人もいるでしょう。

引き出し式であったり、寝床部を跳ね上げて収納部を開放するものなどがありますが、この場合、気を付けないといけないのが湿気です。

人は睡眠時にコップ一杯分の汗をかくと言われています。

そこで生まれた湿気はベッドの下部に滞留し、カビの原因となります。

埃も溜まりやすい場所であり、その際の掃除も一手間も二手間も要するものとなるのでその点も考慮しつつ、換気などをこまめに行うような事前のケアが重要です。

 

床板の種類とサイズの選び方についても知っておく


 

 

ベッドフレームにおいて寝心地を語るならば、床板とサイズの話は避けて通れません。

床板は大きく分けて板状のものとスノコを配したものの2種類があります。

スノコを配したものであれば通気も良く、カビ対策にも繋がります。

また「ウッドスプリング」と呼ばれる床板を採用するベッドフレームもよく目にします。

ヨーロッパで主流のタイプでたわみを利かせた積層材を用いて板自体にバネ機能を持たせたものです。

就寝時の体圧を分散させる機能がありますが、合わせるマットレスによってはその機能を十分に果たせなくなる可能性もあります。

サイズについては第一に使用人数や部屋の広さに応じた選び方になるはずですが、理想的なことを言えば「寝返りの幅」から選びたいところです。

具体的には「使用する人の肩幅プラス30~40cm」あると無理なく寝返りがうてるようになります。

ダブルサイズ(おおよそ140cm)なら2名使用でお互いの間に30~40センチ前後の距離をとることができるので、十分に寝返りをうつことのできるサイズですが「ゆったりと休みたい」と考えるならクイーンサイズがお薦めです。

尚、この時に気を付けておきたいのがベッドの周囲の余白に伴う回遊スペースと搬入経路の確保です。

ベッドの周囲には最低20cmは無いとその横の通行(横歩きとなりますが)と寝具の交換が困難になります。

無理なくベッドの横を回遊するなら最低60cm、収納の扉の開閉などをスムーズに行うなら90cmの余白は必要であり、ドアの開閉時にベッドとドアが干渉しないようにしておくことも重要です。

また、多くのベッドフレームはノックダウン式(組み立て式)であることからほとんどの場合で問題はないのですが、そうでない場合はかなり大型の家具となることで進入間口・階段・廊下などを通過できないリスクもあります。

事前の採寸や確認もまた必須です。

 

家具蔵の無垢材ベッドフレーム


 

 

無垢材家具を取り扱う私ども家具蔵では、当然ベッドフレームも無垢材で製作されています。

優れた調湿効果を持ち、揺れや荷重に強い広葉樹材を使用した無垢材ベッドフレームは床板にも4cmという分厚い無垢材を使用しており、寝返り時にも軋んだりすることがなく安心して体を預けることができます。

無垢材の木目が持つ「「1/fゆらぎ」と呼ばれる癒し効果や木の香り成分に含まれる「フィトンチッド」のリフレッシュ効果を存分に生かしながら、3種類のベッドフレームをご用意しており、それぞれシングルからクイーンまでのサイズ展開で寝床の高さも2種類、ヘッドボードも3種からお選び頂けます。

快適な睡眠環境は日々の暮らしと健康をより良くするための大事な要素です。

熟練の職人が一台ずつ手仕事で製作する無着色仕上げのベッドフレームで木の質感や温もりを感じながら心地よい眠りに包まれてください。

 

家具蔵の無垢材ベッドフレームのラインナップはこちらから

 

 

 

 

 


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