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いま「キッチンとテーブルが横並び」が増えている理由

2022.12.7

 

 

キッチンのスタイルの違い


 

 

最近の住まいはマンション・戸建ともに、リビング、ダイニング、キッチンがひと続きの空間となっているLDKが主流です。

その中でもキッチンは大きく分けて3つのレイアウトがあります。

キッチンの側面を壁に付けた「ペニンシュラキッチン」、キッチンの背面を壁に付けた「壁付けキッチン」、そしてキッチンのどの箇所も壁に接しない配置である「アイランドキッチン」です。

マンションの場合はリビングダイニングが見渡せるような対面型のキッチンが多く見られます。

その場合、キッチンの側面が壁付けであるペニンシュラキッチンが多い傾向です。

以前はキッチンの背面を壁に付ける壁付けキッチンはLDKの場合だけでなく、ダイニングと部屋が分かれた独立型キッチンに多く見られましたが、LDKスタイルの間取りの増加や変化に合わせて、壁付けキッチンは減少傾向です。

 

 

「キッチン横にテーブルを置く」スタイルが増えてきている


 

 

そのようなペニンシュラスタイル、あるいはアイランドスタイルのキッチンが多い昨今のLDKにおいて、テーブルの配置にも変化や特徴が見えてきています。

それは「キッチン横にテーブルを置く」スタイルが増えてきていること。

私ども家具蔵でも、お客様と家具を考える際にどのようにレイアウトするのかは非常に大事な部分であります。

そこからサイズも変わり、お客様の今後の暮らしの質も左右することになるので責任重大です。

そのなかで、特に戸建てやリノベーションを行ったマンションなどでよく見られるようになったのが、キッチンの横にテーブルを置く(ことができる)スペースのある間取りです。

この間取りとレイアウトには大きく分けて3点のメリットが挙げられます。

 

配膳動線が短くできる


 

 

キッチンとダイニングテーブルを横並びとした場合、料理や食器を運ぶための「配膳動線」を短くすることが可能です。これはすなわち、移動距離の減少と時短に繋がります。

さらに料理も完成した順から配膳することもでき、キッチンも散らかりにくくなります。

食事後も同様に食器を下げる動線も最短になり、片付けも容易です。

全体的に楽に家事作業が進むレイアウトと言えます。

 

作業中も家族のコミュニケーションが取れる


 

 

対面キッチン全般に言えるメリットではありますが、キッチンの前方にテーブルを配置した際に、テーブルを垂直に置けばキッチンに対して後ろを向く人は無く、それがコミュニケーションの容易性を高めます。

平行、つまり横置きに置くことはもちろん悪いことではないですが、キッチンに対して背中を向ける人が生まれるということはコミュニケーション性において不利が生じます。

キッチンとダイニングテーブルを横並びとしたレイアウトの場合、キッチンでお料理やお片付けをしている場合も、ダイニングテーブルに居る家族との会話が弾みます。

キッチンの前方に垂直にテーブルを置くのと同じメリットを享受できます。

 

インテリアテイストを統一しやすい


 

 

キッチンとダイニングテーブルを横並びとしたレイアウトの場合、キッチンとダイニングテーブルの素材や色味を揃えることで一つの家具の様に統一感を持たせたインテリアを演出できます。

キッチンをフルオーダーメイドにする場合、あるいは造作でカウンターなどを取り付ける際には、キッチンと一体となった(もしくは一体となったような)ダイニングテーブルを設計することも可能です。

キッチン本体にシンプルにダイニングテーブルを横付けするだけでなく、キッチンをL型に囲むようなカウンターテーブルを造作で設計する例も最近は多く見られます。

またキッチンに対して異素材のダイニングテーブルを合わせるインテリアもお勧めです。

例えばステンレスキッチンに無垢材の木製テーブルなどは、異素材の掛け合わせであっても、それぞれの素材が引き立ちます。

 

キッチンとテーブルが横並びの際に気を付けるポイント


 

 

ここでこのような「キッチンとダイニングテーブルを横並びとしたレイアウト」を実現させる場合、ダイニングテーブルと接するキッチン側面には、ホットプレートなどを使用するためのコンセントの追加を予め行っておくことがおすすめです。

ここにコンセントを増設しておかないと、壁側から延長コードを使用することになってしまいます。

最近は在宅ワークの方も多いので、ノートPCや携帯、タブレットなどもダイニングテーブルで使用しながらの充電ができると便利です。

また、キッチンと横並びのテーブルでは下拵えの際等にダイニングテーブルを作業スペースとして活用できるメリットもあります。

実際の幅寸が2400mmのキッチンの場合でも、コンロスペースとシンクスペースを差し引くと、まな板などを使用できる「ワークスペース」は750mm程度しか取ることができません。

だからこそ、ダイニングテーブルを作業スペースとして使用できる点はメリットとなります。

 

 

このレイアウトには「音や匂い、特に油汚れなどが広がりやすい」「キッチンがダイニングから丸見えになる(目隠しがない)」「ダイニングテーブルのサイズに制限が生まれる(こともある)」などの気を付けなければならないポイントもあります。

重要なことは何を優先するのか。

大きなサイズのテーブルでゆったりと食事や作業を行うのであればキッチン横のテーブル配置のレイアウトは向かないかもしれません。

あるいはキッチンの奥行きと揃えたテーブルを探すにはオーダーメイドの家具販売店でテーブルを選ぶのが正解です。

間取りが決まった段階、あるいはその前の段階でも理想の暮らしやスタイルを私ども家具蔵にお伝えください。

それに対して一番良いと思われる回答をご案内し、家具選びをサポートしていきます。

 

トータルインテリアコーディネート無料相談会(3D PLAN)のご案内はこちらから

 

 

 


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