なぜテレビボードは「TVより大きめのもの」を選ぶのが良いのか
2022.12.4
テレビボードはテレビより大きな横幅のあるものを選ぶ
テレビボードは言わずとしれた「テレビを載せる台」いわゆる「テレビ台」であり、テレビを所有するうえではなんらかの形で皆さん使用しているはずです。
もっとも、テレビボードと銘打たれたものを使用していない、つまり別のものを代用している人もいるでしょう。
あるいはテレビは壁掛けなので使用していない、スタンド一体型を使用している、様々なスタイルがあります。
そのうえでテレビボードの購入を検討する際に「どれくらいの大きさのものを選んでいいのかわからない」という声を耳にすることがあります。
その回答には「まずはテレビより大きなものを選んでください」とお話ししています。
テレビを載せる台だからテレビが置ければ成立はしますし、スペースの問題もあるでしょう。
しかし、テレビは以前に比べて確実に大型化の一途を辿っています。
その観点で言えば、テレビボードも大きくならなければいけません。
テレビの大きさからテレビボードのサイズを決める
テレビボードはテレビの大きさを基準に考えることで、互いの見た目のバランスをとることができます。
テレビより大きい横幅なら三角形は形作られ、見た目の安定感が出ます。
最低でもテレビの左右は約10cmほどを確保しましょう。
左右が約30cm空くと飾り台としても活用できます。
テレビのサイズによってその美しいバランスの最適解はまちまちですが、テレビボードの配置に関して、横方向に自由が利くスペースにおいては下記のような選び方がお薦めです。
●~36型までのテレビを乗せる場合
テレビボードの幅は115cmまでを目途にすると綺麗に見えます。
●42型前後のテレビを乗せる場合
テレビボードの幅は116cm~135cmまでを目途にすると綺麗に見えます。
●50型前後のテレビを乗せる場合
テレビボードの幅は136cm~165cmまでを目途にすると綺麗に見えます。
●50型以上のテレビを乗せる場合
テレビボードの幅は166cm以上を目途にすると綺麗に見えます。
いずれにせよテレビよりテレビボードの幅を広げることで、山なりの見え方となり見た目がすっきりとバランスよくなります。
テレビボードを「高さ」から考える場合
テレビボードはテレビより大きいサイズを選ぶことで見た目と実際の安定感が確保されます。
一方でテレビは「観る」「視聴する」ものであり、その目線の高さの理想はいわゆる見下ろしている状態、あるいは平行になっている位置が最適な高さだと言われています。
目や首に負担がかからないようにテレビ画面を見上げている、という状態が無いようにすることが大切なのです。
また、長時間画面を見つめていると瞬きの回数が減ってしまい、いわゆる「ドライアイ」になりやすくなります。
視線の向きが上である場合、視線を下に向けているよりも4倍乾きが早く、そこでドライアイを引き起こしやすくなります。
画面は目線より下になるようにテレビボードの高さを見直してみましょう。
このようにテレビを観る高さによって、テレビボードの高さも検討することも重要です。
●床に座ってテレビを観る場合
床に座ってテレビを観る場合、元々の目線の高さも低くなるため、テレビボードの高さは40cm以下のロータイプがお薦めです。
それ以上の高さになると「見上げる」姿勢となってしまい、長時間の視聴は目や身体の負担になることもあります。
特に大人にとっては快適でも、座高の低いお子さんにはつらい姿勢になっているかもしれません。
その場合は厚手のクッションや座椅子などを使用して、お子さんが見やすい高さを保ちましょう。
●ソファからテレビを観る場合
ソファからテレビを観る場合、床に座っている時より目線が上がるので、テレビボードの高さは40cm~60cmが適切な高さとなります。
テレビボードとしては市販のものなどでも一般的なものになるので選択肢の幅も広がるでしょう。
●ダイニングスペースからテレビを観る場合
ダイニングテーブルからテレビを観ることが多い、という人もいることでしょう。
椅子に座っている分、高い位置からテレビを視聴することになります。
そこで、テレビボードの高さは60cm以上がお薦めです。
しかし、テレビボードの高さが高くなるほど、空間に対しての圧迫感もでてしまうため、バランスを考慮した選定が必要となってきます。
テレビボードに収納力を求める場合
テレビボードは日常的な生活空間となるリビングスペースに設置することが多いので、収納としての役割を期待する人も多いでしょう。
CD・DVD・雑誌を含めた書籍類・リモコン・AV機器など様々なものをテレビボードには収納できます。
自分に合った収納方法で部屋をすっきりさせたい時にテレビボードを活用するのがお薦めです。
その場合、収納物をあまり見せたくない場合は、収納スペースに木製の扉や曇りガラスが入った扉を選ぶといいでしょう。
反対にテレビボード内の機器をリモコンで使用することが多い場合や「見せる収納」を行いたい場合には、オープンのままか透明のガラス扉などを選択することをお勧めします。
扉の形状にも開き戸やスライド扉などがあるため、使い勝手や見た目の好みで自分に合ったものを選ぶと良いでしょう。
テレビボードはまずテレビよりも大きなサイズを選ぶことをお勧めします。
奥行きも収納物次第で変わるので十分な検討が必要です。
自宅で使用するテレビボードはどのようなタイプがいいのか?
家具蔵各店では経験豊富なアドバイザーが個々の要望を伺いながらご提案を行います。
テレビボードをご検討の際は、お気軽に家具蔵各店にてお問い合わせ下さい。
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