KAGURA OFFICIAL BLOG

ウォールナットのダイニングセットが「感覚」に与える影響は

2022.11.24

 

 

ウォールナット材とは


 

 

無垢材家具に使われる材としては、世界的に高い人気のウォールナット材。

世界中には、200種を超えるウォールナットの仲間たちが存在します。

その中で現在、日本で一般的にウォールナットと呼ばれているのは、北米産のアメリカンブラックウォールナットのことです。

その実は、くるみです。

くるみは、抗酸化物質(ポリフェノールなど)やビタミン、食物繊維、ミネラル、タンパク質など、体にうれしい栄養素がたっぷりと含まれているので、ダイエットや健康維持に取り入れている方も多いのではないでしょうか。

このように、実であるクルミは、人類や多くの動物たちの生命にとって、大切な存在だったことは良く知られています。

そのような実の生るウォールナットという樹が、木材となって私たちの身近な生活必需品になったらどのような影響を与えてくれるのでしょうか。

 

 

ウォールナット材の色と木目がもたらす視覚的な癒し


 

 

ウォールナット材の魅力を語るうえで、一番かかせないのが奥深く神秘的な色合いと凛とした美しい木目です。

ウォールナットの色合いは、黒紫色、赤紫色、茶褐色などなど、ひとつの単語で表現するのは難しく、非常に複雑な色合いを構成しています。

その色合いも、原木ごとにも個性があり、さらに作り立ての色が全てではなく月日の経過とともに変化を見せてくれるのです。

深みのある色の中には、黄から赤にかけての暖色が含まれているので、目にする人にとってホッとする「あたたかみ」を感じさせてくれます。

また、このあたたかみのある色は、ホッとする癒し感覚にプラスして食欲をわかせてくれて、料理がより美味しく感じることができる色でもあるのです。

視覚が味覚にも影響している興味深い例ですね。

また、木目や色のグラデーションには1/fゆらぎにみられる規則性と意外性が混ざり合っているので、心地良さを感じることができます。

 

ウォールナット材がもたらす光の影響と視覚的な癒し


 

 

そして、ウォールナットの経年による色合いの変化は、実は無垢材無着色のウォールナット材テーブルに集う人が、知らず知らずのうちに恩恵を受けているものなのです。

無垢材が色の変化を見せるのは、光の中に含まれている紫外線による影響が主な理由です。

人間の目にとって、その紫外線は刺激が強く健康のためには出来るだけ影響を抑えたい存在です。

ウォールナット材を含む多くの木材は、刺激の強い紫外線をよく吸収してくれるので、人の目と健康にやさしい素材なのです。

経年で色が変化するということは、これまでたくさんの紫外線を吸収してきた結果であり、そこに集う家族や友人を優しく守ってくれた証でもあるのです。

またウォールナット材の表面を顕微鏡で見てみると、小さな凹凸があります。

このミクロレベルの凹凸は、太陽光や照明器具からの強い光を分散してくれるため、人の目に優しく心地よいと感じることが出来る反射率50~60%に抑えてくれる働きがあります。

ダイニングテーブルは、食事の場としてだけではなく、仕事や勉強の場、おもてなしの場として、様々なシーンで活躍する家具です。

テーブルで過ごす時間が増えれば増えるほど、その恩恵を多く授かることが出来ることが分かります。

 

 

ウォールナット材がもたらす触感的な癒し


 

ウォールナット材でダイニングセットを作るメリットには、木のぬくもりも欠かせません。

暖色系の色合で視覚的にあたたかみを感じるのとは別に、触感でもぬくもりを感じることが出来るのです。

ウォールナット材など広葉樹には、根によって地中から吸い上げた水と栄養素を体中に行きわたらせるために導管という人間でいう血管に相当するような組織が備わっています。

ウォールナット材がテーブルや椅子などの家具になるためには、長期間の天然乾燥や機械乾燥を施しています。

木材を乾燥することによって、導管の中は空っぽになり、空気の層がたくさん出来ます。

空気が一番熱を伝えにくい(熱伝導率が低い)ことから、空気の層がたくさんある物体ほど、触った時に熱が奪われにくくぬくもりを感じるのです。

しっかりと乾燥が施されたウォールナット材は、その導管の数や大きさのバランスが良く、高強度・高耐久性を誇りながらも木のぬくもりをほどよく感じることが出来る優れた素材です。

また、近年の研究では、大理石やタイル、ステンレスといった建物内でよく使われる素材に触れた時と、木材を触れた時の脳内の働きを調べ、木材には他の材に比べて高いリラックス効果があることが分かって来ています。

 

ウォールナット材のダイニングセットが空間に与える心理的効果


 

 

ウォールナット材のダイニングセットが取り入れられた空間には、静かでゆったりとした時間が流れる高級感が漂います。

ウォールナット材が持つ様々な色素を含む深みのある色合いは、周囲のインテリアアイテムや照明なども合わせやすく、モダンな空間でも和のテイストが漂う空間でも調和してくれたうえでコーディネートの幅が広いため、オリジナリティの高い自分だけの空間づくりを楽しむことが出来ます。

みなさんも、ぜひウォールナット材のダイニングセットのある空間をお楽しみください。

テーブルの大きさやレイアウトでお困りの事がありましたら、家具蔵のスタッフが経験と知識を活かした提案をいたします。

いつでもお気軽にご相談下さい。

 

ウォールナット材の無垢材家具を使用した事例はこちらから

 

 

 


最近の投稿

カテゴリー

月別アーカイブ

  • [—]2024 (72)
  • [+]2023 (367)
  • [+]2022 (364)
  • [+]2021 (365)
  • [+]2020 (369)
  • [+]2019 (366)
  • [+]2018 (85)
  • [+]2017 (65)
  • [+]2016 (69)
  • [+]2015 (44)
  • [+]2014 (32)
  • [+]2013 (62)
  • [+]2012 (130)
copyright AIDA Co,.Ltd. All Rights Reserved.