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テーブルの奥行き選びの重要性

2022.11.15

 

 

ダイニングテーブルはゆとりを感じることのできる広さが良い


 

 

毎日の暮らしを営むなかで住まいというものは食事や睡眠という暮らしの基本を行う場所であり、そこにはそれをサポートする様々な家具が存在します。

ダイニングテーブルといえば、言うまでもなく食事を行う場所ですが以前までの事情に輪をかけて様々な用途で使用されるものとなっています。

食事に限らず、日々の個人の作業や来客の対応、あるいはソファを使用せずに常にそこが住まいにおける居場所となっている人もいることでしょう。

人がその場所で過ごす場合、大小を問わずスペースが必要になります。

このスペースは広ければ広いほうが解放感を感じ、心身共に余裕を持って食事や作業を行うことができます。

ダイニングテーブルが広ければ食事はより美味しく感じ、作業の効率も上がることでしょう。

つまり「ゆとり」を感じることに繋がります。

 

 

ダイニングテーブル選びにおける奥行きの重要性


 

 

ダイニングテーブルでこの「ゆとり」を享受するならサイズ選びの重要性はより高まってきます。

総幅はもちろんのこと、奥行きも重要です。

テーブル選びの際に自宅の空間に対してどの程度の大きさのテーブルを置くことができるのか、というのは常につきまとう懸念です。

幅の広さは着座人数の多少を左右しますが、仮に着座人数が少なくても幅の広いテーブルは隣に着座する人との距離の確保を約束してくれるのでゆとりを求める意味では広いに越したことはありません。

そこで重要なのが壁や他の家具との距離感なので、そこをしっかりと見極めて、あるいは家具販売店などに相談をして適切なサイズを決定していきます。

この場合、総幅はサイズ決定の上で大きな要素を占めることになりますが、対となる「奥行き」については意外と語られることが少ないポイントです。

 

テーブルの奥行き設定にも根拠がある


 

 

奥行きもテーブルのサイズを決定するうえでは重要なポイントであり、空間との相性から逆にこの部分を重要視する人もいます。

基本的には後述するように「この程度は無いとゆとりを持った使用は難しい」という基準を持ったものではありますが、スペースと椅子の出し引きの容易性の関係などを考慮して、奥行きが狭いテーブルを探している人もいるでしょう。

ダイニングテーブルというものは私ども家具蔵のようなオーダー家具の販売店でも、既製品を在庫しているような大型店やホームセンターなどでもある程度サイズの基準は決まっています。

それは使い勝手と「長方形として美しく見えるバランス」に基づくものであり、私ども家具蔵のようなオーダー家具販売店は、そこに個々の事情をふまえた変更を自在に行うことができるのが強みです。

ただ、その場合でも「長細く見えます」「かなり幅広に見えます」というような注釈は必ず付き、その見え方は空間の雰囲気を、実際の寸法は使い勝手にも影響するものであり、その点を考慮しながらじっくりとサイズ感を決定していくものでもあります。

 

テーブルの奥行きとは人と人が向かい合う距離のこと


 

 

テーブルの「奥行」とは長方形テーブルの場合、テーブルの短辺側の長さ、正方形なら一辺の長さ、正円形なら直径を指し示すものです。

これらが意味するのは「人と人が向かい合う距離(の長さ)」であります。

人が食事や作業を行う際にはスペースが必要で、それは「幅」と「奥行き」で構成されます。

「幅」も重要であり、最低限必要な幅は60cmと言われます。

一方奥行きは1人に対して「40cm(程度)」は欲しいものです。

これで一人当たりの食事や作業に必要な最低限のスペースは確保されます。

つまり、常に誰かと正対して食事や作業を行うなら「80cm(程度)」のスペースが必要であり、それはダイニングテーブルの奥行きも80cm前後を確保しておきたいことに繋がります。

この40cm以下のスペースしか確保できない場合、作業の容易性もさることながら正対する人との距離が近くなりすぎ、圧迫感を感じやすくなり、それはゆとりとは正反対の感覚をもたらすこととなります。

 

奥行き80cmを確保したテーブルは見栄えも使い勝手も良くなる


 

 

この80cm前後を最低限確保した奥行きはあらゆるテーブルの形状の見栄えも確保します。

長方形であれば一般的な4人掛けサイズのテーブルとして「幅140cm」「幅150cm」で十分にバランスの取れたサイズ感となります。

仮に「165cm」「180cm」といった大きめのテーブルの場合でも「細長く見える」という注釈は付きながらも決して見栄えを損ねることなく、最低限のスペースを確保できるテーブルとなるのです。

尚、長方形の場合は奥行き80cm以上であればゆとりの問題は解決できますが、幅165cm・あるいは幅180cmのものは奥行き90cm程度のものであれば長方形としても美しいものとなります。

この奥行きを確保することはテーブルの短辺側(妻手といいます)に椅子を配置する際にも脚と脚の間に椅子を入れやすくなることに繋がります。

これは正方形のテーブルであれば顕著になりますし、正円形でも同様です。

もっとも脚の形状や取付位置によっても事情は変わります。

 

 

人と人が向かい合って食事をする場合は、80cmの「奥行」が必要となってきます。

「横幅」と同様「奥行」も85cmや90cmへサイズアップすることでより適度な距離感を保つことができ、それは気持ちのゆとりやそれがもたらす効率性や、家族同士が向かい合って話をする時間が増えるようなコミュニケーション性にもつながります。

空間との相性、つまり回遊動線や椅子の出し引きのスペースまでもふまえた奥行きの決定にはしっかりとしたプランニングと検討が欠かせません。

家具蔵各店は無垢材・無着色仕上げの「オーダー家具販売店」です。

テーブルのサイズについても「横幅」はもちろん、「奥行」も調整できますので空間にピッタリのサイズで製作可能です。

使う人数、使い方、空間のサイズにテーブルを合わせることでダイニングスペースはより快適な居場所になるのではないでしょうか。

テーブルに合わせるのではなく、暮らしに合わせたテーブルをご検討ください。

 

家具蔵の無垢材テーブルの詳細はこちらから

 

 

 

 


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