こだわるとキッチン収納は「無垢材」になる理由とは
2022.7.11
キッチン収納をオーダーする
キッチンの限られたスペースに効率よく収納をしたいという希望は、誰しもが考えること。
既成品を選ぼうとすると、様々な面である程度「譲歩」することが迫られます。
この譲歩の内容が、キッチンという限られたスペースでは、長い目で見るとストレスなく使うことができるか、毎日「○○があればよかったのに」と感じるか感じないかの大きな差になっていきます。
収納したい食器やキッチン家電、ストックしておきたい食料など、家庭によって重要視するポイントは異なります。
いわゆる既製品は、その重要視されるポイントがすべて均一的になっていることが多々あります。
均一化しておくことで、それだけ多くの人が持つ「一定のニーズ」に対応することができるからなのですが、実際はニーズというものは人それぞれ少しずつ異なるものです。
そこで、より個々のニーズに即したキッチン収納を作る、つまり「キッチン収納をオーダーする」という考え方を持ち、実践することは、ストレスのない快適な毎日を実現することにもつながります。
キッチン収納をオーダーするメリット
家具をオーダーするということは、それぞれの家庭で重要視するポイントをそのまま商品に反映させることができるということです。
「食器が多いので見せるガラス扉のスペースが大きいとよい」
「キッチン家電が好きでたくさんあるので、効率的に配置できる収納スペースが欲しい」
「キッチンスペースが限られているので、扉は観音扉でなく引戸がいい」
など、使う人によって、その希望の種類は枚挙にいとまがありません。
つまり、オーダーは、「使う人が希望する要望をことごとく叶えることが出来る唯一の手段」ともいえます。
キッチン収納は、特にキッチンの作業動線にも大きく影響します。
限られたスペースにおける最大限の「ストレスフリー」を実現することにもつながるわけです。
「オーダー」と聞くと、なにか敷居が高そうに思う人もきっといることでしょう。
しかしながら、「オーダー」することに対しての日本人の考え方も変わりつつあります。
スーツ、カーテン、枕(寝具)、革小物(靴、財布、バックなど)、とオーダーが出来るものも増えてきました。
スマホの使用プランでさえ、それぞれの事情に応じて細かく設定していく時代です。
コスト面で考えると、とりあえずの間に合わせで購入した家具を短期間のうちに「壊れたら買い替える」というのは、じつは大きな労力です。
結局のところ、最初からしっかりと納得のいくものを作ることでその後発生するかもしれないコストもかからずに済むのです。
長く使うことができるからこそ無垢材でつくる
オーダーで作るものは、愛着を持って長い期間使いたいものです。
長く使うための耐久性や細部までにしっかり作り込んだ商品でなければ、それは叶いません。
そこで注目されるのは、「無垢材」です。
簡単にいうなれば、木そのものであるこの無垢材はどのような素材なのでしょうか。
無垢材の大きな特徴と魅力はこの3つ
木そのものである無垢材にしか出すことのできない温かみのある木の質感を体感できることは大きな魅力の一つです。
天然素材であるからこそ、木目や色合いも微妙に異なります。
その自然な風合い、そして奥行き感が落ち着いたなかにも温かみのある雰囲気を演出します。
そして、無垢材を着色を施さない状態で製作する家具(無着色)は、時間の経過とともにその色合いを変化させていきます。
木の種類によってその変化の仕方やスピードは様々です。
次第に色が濃くなっていくもの、木目が際立ってくるものなどがあります。
年月を重ねるごとに、ただ古びていくのではなく味わいや風合いを増し、美しさを増していくのです。
そして無垢材には調湿作用があります。
湿気の多い場所にもなるキッチンに設置するキッチン収納の場合は、特にこの調湿効果は大事になってきます。
調湿というのは、湿度を増減させる操作のことです。
部屋の湿度が高いときには無垢材が湿気を吸収するので、ジメジメとした不快感を軽減してくれます。
反対に、湿度が低い時には無垢材から水分が放出されるので室内の乾燥を防ぎ、快適な空間が実現できます。
人工的なものでなく、自然素材が持つ力が、快適性と耐久性を高める要因になります。
無垢材の魅力はほかにも多々ありますが、代表的なものは以上の3つに集約されます。
無垢材は、ただの材料に留まらず、素材そのものに機能性があり、人や環境に優しいという特徴があります。
しかし無垢材家具はその特徴を熟知し、木の素性を知る作り手がいなければ成り立ちません。
そのような意味においても、熟練の職人が在籍する工場直営店であれば、安心してオーダー製作を任せることができます。
長く使うことになるものだからこそ、購入を検討する家具販売店の実績や展示をしっかりと見る必要があります。
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