KAGURA OFFICIAL BLOG

「足が床に付かない」ダイニングチェアで起こること

2022.5.29

 

 

チェアは「自分の身体に合った高さ」のものを使用する


 

 

当たり前の様に毎日座っているダイニングチェアをはじめとした椅子。

座るためのものですから、その座り心地の良し悪しは非常に重要です。

座り心地が快適かどうかで集中力や疲労度も大きく変わります。

その快適な座り心地を獲得するためには欠かせない大切なポイントがあります。

それは「自身の身体に合った高さ」のものを使用することです。

 

効率的な体圧の分散が疲れない座り方を実現させる


 

 

皆さんは「自身の身体に合った高さ」のチェアを使用していますか?

このような質問が出ても、どこを基準に「自分の身体に合った高さ」なのかを知ることができるのか、ピンと来ない人もいるかもしれません。

その答えは「足の裏がしっかりと床に付く座面の高さになっているか」ということにあります。

椅子に座る、という行為は自重をその椅子に預けることに他なりません。

そこで重要になるのは自重=体圧の分散です。

自重=体圧をより多くの箇所に分散させることは、身体の疲労の軽減に繋がります。

臀部だけを支えるスツールよりも背もたれのあるチェアが楽に座っていられるのは、身体を預ける部分が増える、つまり臀部と背中、両方に体圧が分散されることからも明白です。

肘掛けのあるアームチェアならば、それが無いアームレスチェアよりもさらに2か所、身体(腕)を預ける場所が増えることでより効率的な体圧の分散が可能になります。

長い時間の着座において、肘掛けがあると良いのはそのためです。

しかし、そのようなアームチェアでも自身の足の裏が床に付かないようであれば、座り心地の良さは目減りします。

それは本来あるべきはずの、足裏からの体圧分散が不十分となるためです。

 

足裏がきちんと床に着くようなチェアを選ぶ理由


 

 

足の裏が床に着いていないと、体圧が均一に分散されていない状態となります。

特に座面と接するお尻から太もも裏の部分がより圧迫されることにもなり、疲れやすくなってしまうのです。

さらに足の裏が床につかないと、ついついチェアの先端部にちょこんとお尻を載せる様な座り方、つまり浅く座るようなかたちで背もたれにバランスよく身体を預けることができなくなったり、足にだるさを感じることから座面の上に胡坐をかいてしまうような姿勢の崩れを招き、やはり疲労度が増してしまいます。

無意識に片膝を上げたり、胡坐をかいたり、足を組んでしまう様な人は、実はチェアの座面の高さ=シートハイ(座面高)が合っていないことが原因かもしれません。

身体を休めるために椅子に座っていても疲れがより増してしまうようなら本末転倒です。

そうならないためにも足裏がきちんと床に着くようなチェアを選ぶことをお勧めします。

 

海外製のチェアを選んだ際に起こりがちなこと


 

例えば、北欧などのインポートもののチェアはそのデザインは素晴らしいですが、座面高が高めに設定されていることが殆どです。

それはかの国の人たちの体格のみならず、室内でも靴を履くというその生活様式の違いにあります。

日本国内の家具メーカーが世に出しているダイニングチェアの座面高は400~420mm程度であることがほとんどです。

一方で欧米のそれは430~450mmほどあるものが多く、特に女性の人にとっては座面が高すぎて足裏が床に着かないことがままあります。

 

差尺という言葉と適切な数値


 

 

座面高を自身の足裏が床に着くものを選ぶとして、多くの場合、ダイニングチェアはダイニングテーブルと対で使用します。

どんなにその椅子が自身の身体に合っていても、テーブルの「高さ」とのバランスが良くないと、やはり食事や作業の際にバランスの悪い姿勢が強いられることになり、疲れやすくなります。

不自然に肩が上がったり、あるいは極端に背中が丸まってしまうような姿勢となったりすることは将来的に健康を損ねることにも繋がりかねません。

もしくはテーブルの天板下と椅子の座面の間が極端に狭くなることで窮屈に感じることもあるでしょう。

それを解決するにはテーブル天板の上端から座面高を差し引いた寸法である「差尺」を適切なものとすることが必要となります。

一般的にはこの差尺は280~300mm程度が使いやすいとされています。

 

座面高と差尺の決め方は「一番小柄な大人」を基準に


 

 

座面高さとテーブルの高さから生まれる適切な差尺の関係を理解したところで1つの疑問が生まれます。

家族皆で使用するのがダイニングテーブルとは言っても、皆それぞれ身長や足の長さは異なります。

一人一人に適切な座面高(つまり足裏が床に着く)のチェアがあったとして、使用するテーブルは一台です。

テーブルの高さをそれぞれに合わせて変える事は出来ません。

その場合どうするのか?

それについては既に答えが決まっています。

家族のなかで「一番小柄な大人」に座面高を合わせ、そこからテーブルの天板高を決定するのです。

そうすることで適切な差尺を獲得できます。

背が高い人にとっては多少チェアの座面高が低くても、この差尺が確保されていれば快適な作業性は確保されます。

そうすることで家族皆が快適に過ごすダイニングとなるのです。

 

受注生産の家具販売店なら座面高を調整できる


 

 

座面高と差尺の調整が、ダイニングセットを選ぶ際に大切なポイントです。

順番としては先ずチェアを選び、座面高が家族の中で一番小柄となる人に合わせたものとする。

そこからテーブルの高さを決定する、となりますが、実はその「高さの調整」が出来る家具販売店は多くありません。

私たちが購入する家具の多くは、すでに製作済みの既製品を購入する場合がほとんどです。

既製品、あるいは在庫品は脚のカットなどの高さ調整が出来ないケースが多いのが実情です。

チェアは自身の身体を預けるものであり、それぞれに合った高さが存在します。

それに応じて座面高の変更ができることは快適な暮らしにも繋がります。

では座面の高さの変更が出来るのはどの様な家具店なのでしょうか?

それは「受注生産」を行っている家具店です。

私ども家具蔵も受注生産であり、ダイニングチェアは無料でのカット対応が可能です。

また、ダイニングテーブルについても750mmまでは自由に高さの設定が出来ます(それ以上は応相談)。

1日に最低でも2~3回ダイニングチェアに座るとした場合、1年では約1000回以上、10年では10000回以上も使用するものです。

座面高さと差尺の関係は何も知らないままにダイニングセットを購入してしまう人も多いですが、本来は使いやすさに直結する大切なポイントです。

だからこそ、自身、あるいは家族全員が快適に使う事が出来るチェアとテーブルを選ぶべきなのです。

 

自分の体にフィットする!家具の選び方無料相談会のご案内はこちらから

 

 

 


最近の投稿

カテゴリー

月別アーカイブ

  • [—]2022 (185)
  • [+]2021 (365)
  • [+]2020 (369)
  • [+]2019 (366)
  • [+]2018 (86)
  • [+]2017 (65)
  • [+]2016 (69)
  • [+]2015 (44)
  • [+]2014 (32)
  • [+]2013 (62)
  • [+]2012 (130)
copyright AIDA Co,.Ltd. All Rights Reserved.