KAGURA OFFICIAL BLOG

無垢材オーダー家具はどのような樹種からでも製作可能なのか

2022.5.14

 

 

高い支持を得る無垢材オーダー家具


 

 

オーダー家具は、自分の事情に合った好みの仕様で、自分のためだけにつくられるものです。

使い勝手良く、デザインも自宅の雰囲気に合ったものを手に入れることができます。

オーダー家具に使用される素材は多々ありますが、そのなかでも木製のものは定番です。

そのなかでも無垢材を使用した「無垢材オーダー家具」は、様々な世代から高い支持を得ています。

 

 

無垢材オーダー家具は心地よい空間をつくる


 

 

無垢材とはつまるところ、原木(丸太)から切り出したままの自然な状態の木材のことです。

それを使用して製作した家具は「無垢材家具」とカテゴライズされます。

注文(オーダー)を受けて製作するものは広い意味で「オーダー家具」と定義されますので、自分仕様の一点物は「特注オーダー家具」と区分けしても良いかもしれません。

そのオーダー家具を無垢材でつくることが高い人気を集める理由、それは自然素材が自宅を「より心地よい空間をつくる」ことに大きく貢献してくれるからでしょう。

在宅勤務の一般化などによる自宅で過ごす時間の増加は、住まいをより心地良い空間にしようと見直しする機会を作り出しました。

「心地良さ」の定義は人それぞれですが、自然素材とカテゴライズされるものには得てして「癒し」や「気持ち良さ」といったイメージと、実際にそれを感じることができる力があります。

無垢材も自然素材のひとつですので、無垢材家具や無垢材で製作された雑貨には目に優しい色合いや触れた時の心地良さがあり、そうした点は間違いなく無垢材家具が支持される理由のひとつでしょう。

 

インテリア性と身体への良い効果を期待できる無垢材オーダー家具


 

 

無垢材家具を使うと心地よいと感じる理由は、私たち人間の持つ五感と深く関係しています。

無垢材は目に優しく、肌触りが良く、吸音性があります。

調湿効果やフィトンチッドと呼ばれる物質がもたらすリラックス効果もあり、心地良いと感じる理由は科学的にも立証されているのです。

住まいの中で専有面積の高い家具を無垢材で作ると、インテリア性に限らない様々なメリットを享受できます。

同時にオーダー家具であれば、自分仕様の使い勝手の良いものがあることで毎日の暮らしも便利に、心地良いものとなるでしょう。

では、無垢材を使用した「無垢材家具」を検討する際にどのようなもの=樹種で製作するのが良いのでしょうか。

 

無垢材オーダー家具は広葉樹材でつくるべき理由


 

 

結論から言うと、家具に使用する樹種は「広葉樹」と呼ばれるもので製作するものをお勧めします。

これとは別に「針葉樹」と呼ばれる種類の樹種もあり、その針葉樹で家具を製作することができないわけではありません。

どういったものでも同じことですが、ものには「向いている」「向いていない」が存在します。

この場合「広葉樹」の方が家具製作に向いているということです。

針葉樹の特徴のひとつに「柔らかく軽量」というものがありますが、無垢材家具は人の身体や暮らしに必要な作業を支えるものです。

そこに必要なのは「強度があり傷がつきにくい」ことであり「揺れに強い」こと。

広葉樹は強度があるので重量のあるものを収める可能性がある収納家具や、長期に渡って使用することで傷などがつく可能性も高い(つまり傷がつきにくいものが良い)ダイニングテーブルにも向いています。

そして、中身の組織の密度の濃い広葉樹は揺れにも強いので、ソファーや椅子のフレームにも最適です。

 

多数の樹種を展開することは難しいが…


 

 

これら広葉樹の種類は世界で約20万種ともいわれます。

非常に膨大な量といえます。

家具に向いているのが広葉樹とはいえ、そのすべてで容易に家具製作を行うことができるわけではありません。

それぞれが異なる性質を持ち、また、生息する地域の違いはすなわち気候や土壌の違いとなります。

それゆえに起こる材とした際の狂いや動きまでを見極め、抑える技術を持った職人やメーカーしか、複数の樹種を無垢材家具として扱うことは難しいのです。

私ども家具蔵では現在広葉樹の中から常時8種類の樹種を取り扱っています。

一枚板などの一点物を含めれば30を超える樹種を加工し、家具としてご案内していますが、じつはこれは非常に稀なことです。

無着色で家具を製作することこそ無垢材家具が一番美しく、ベストなものとして提供できる。

それぞれの持つ色味を活かして家具作りを行うことが、多様化する住環境や嗜好に対応するものとなる。

その考えから、たゆまぬ努力を続けてきたからこその結果でもあります。

 

家具蔵が展開する8樹種+αの特徴は


 

 

ウォールナットの持つ黒に近い色合いが醸し出す高級感や落ち着き。

チェリーの鮮やかな飴色が演出するあたたかみややさしさ。

ナラの持つ素朴でナチュラルな味わいや、ハードメープルの持つ清潔感と爽やかさ。

タモには涼やかな佇まいがあり、ホワイトアッシュの木目には自然の雄大さを感じることができます。

ケヤキからは迫力と存在感を。

アフリカ産のサペリからはエレガントさを携えた装飾性と華やかさが。

トチやクスといった国産材やホワイトオークやモンキーポッドなどの外国産材、そして新大陸アフリカからのボセやブビンガなど。

どれも優劣つけがたくそれぞれ美しい自然の色合いや木目を持ち合わせたものばかりです。

日本だけでなく、世界中から集められた木材の木目や色合いは様々であり、その方の好みや住まい方に合わせた樹種をお選びいただけます。

 

家具蔵では日々の皆様の生活に寄り添い、末永くお使いいただける家具を考え、オーダーいただける樹種を少しずつ広げてきました。

気に入っていただける樹種がきっとあると思います。

ぜひ店頭で触れてみてください。

 

家具蔵で扱う樹種の詳細はこちらから

 

 

 


最近の投稿

カテゴリー

月別アーカイブ

  • [—]2024 (71)
  • [+]2023 (367)
  • [+]2022 (364)
  • [+]2021 (365)
  • [+]2020 (369)
  • [+]2019 (366)
  • [+]2018 (85)
  • [+]2017 (65)
  • [+]2016 (69)
  • [+]2015 (44)
  • [+]2014 (32)
  • [+]2013 (62)
  • [+]2012 (130)
copyright AIDA Co,.Ltd. All Rights Reserved.