KAGURA OFFICIAL BLOG

木の家具と暮らす ~私たちのKAGURA STYLE~#01

2022.2.12

 

 

「ハウススタジオ 家具蔵」から生まれた家 その1


 

 

東京・南青山の古い住宅をリノベーションして生まれたハウススタジオ(現:一枚板ギャラリー青山)は家具の展示に止まらない総合的な家づくりの提案を行っています。

今回ご紹介する2件のお宅は、まさにハウススタジオで受けた感動を具現化した住まいです。

お気に入りの家具やキッチンがあり、実現したい団欒があった…。

その理想の空間が完成するまでのストーリーです。

 

 

CASE#01 高橋邸(東京都) ~木の温もりが伝わるリビング&キッチン~


 

 

「友だちと一緒にキッチンに立って、皆で料理が楽しめるような家にしたかった」と語る高橋さんご夫婦。

外から見るとあまり間口は広くない土地ですが想像以上に玄関は広々。

さらに2階へ上がると、そこにはオープンキッチンから広がる寛ぎのリビングダイニングが属開されていました。

この家の設計・施工は「テラジマアーキテクツ」。

設計を担当した池田大基さんは、テーマとして「つながり」を意識したといいます。

 

住まいのテーマは「つながり」


 

 

1つは、建物の奥行きや広がりを見せるつながり。

段板とフラットバーでシンプルに構成された階段は空間を縦、横へとつないでくれています。

またメインとなる2階は、チェリー材を使ったフローリングが、同じ材を使ったアイランドキッチンに立ち上っていくようなつながりを持たせました。

プランの大きな特徴は「くの字」に雁行した家の形状。

これは空間の一端に立った時に「終わりが見えない」ことで、その奥に無限の拡がりを感じさせるという視覚的効果があります。

高橋邸の場合、キッチンとダイニングが対面する窓を南面させるという狙いもありました。

さらにここには、家の形をくの字にすることで隣の家との間に空間を作るということも計算されています。

 

「人と人とのつながり」


 

 

そして、もう1つのつながりは「人と人とのつながり」。

実はこの家の中心となったキッチンは、ご夫婦が家具蔵のハウススタジオで惚れ込んだ「キッチンと家具が一体になった空間」というコンセプトを採用しています。

その思いを起点として、テラジマアーキテクツと家具蔵のコラボレーションが実現しました。

キッチンとともに、ダイニングテーブルやソファ、テレビボードのほか、壁の一部に飾り棚として埋め込まれた板にも家具蔵の無垢材が使われています。

「まさに、思いが形になった家です」

とご主人が語る通り、随所にデザインの妙があり、たくさんの思いが込められているのがわかる高橋邸。

本物の木の気持ち良さと太陽の光にあふれた家は、ご夫婦と愛犬クッキー、ここに集まる友人たちにとっても最高に居心地の良い寛ぎの場所となっているようです。

高橋さんご夫婦が

「テラジマアーキテクツを選んだ一番の理由は、そのデザインセンスとともに、技術面がすごくしっかりしていたこと」だと言います。

一軒一軒しっかり構造計算をした上で設計される家は、耐震性はもちろん、梁などの配置にも無駄がなく、洗練された空間デザインを成功させています。

 

オープンキッチンとリビングダイニング


 

 

料理中も夫婦の会話がはずむオープンキッチンの隣りに配置されたダイニングテーブルは、気分によって縦にも横にも配置できる、ちょうどよい大きさが選ばれました。

キッチンの奥には、右手に続くパントリーや冷蔵庫置き場を配したことで空間の奥行きを感じさせるしかけになっています。

そして、リビングダイニングからは見えないキッチンの奥には、パントリーと冷蔵庫置場が続いています。

背面の引き戸を開けると、食器やキッチン家電などが置かれた棚が登場。料理をする時はオープンにし、来客時はすぐに閉められるようになっています。

家具蔵のハウススタジオでひと目惚れしたアイランドキッチンをベースに、すべてを自分仕様にカスタマイズした高橋邸のキッチン。

食洗機のパネルも家具蔵がチェリー材で製作しました。

リビングのソファの後ろには、印象的なブルーの壁と、玄関から2階、2階からロフトへ続く階段が。

段板と手すりを連続させるディテール、構造でもあるスチールを繊細に見せた美しいデザインは、建築会社のこだわりとセンスが生んだ見どころのひとつです。

 

チェリー材のテレビボード


 

リビングの壁面両端の窓とのバランスも考えた「テレビボード エミネント」は部屋を広く見せる脚付きをセレクトしました。

写真は納品されてまだ日が浅い、明るい色合いのままのチェリー材がフレッシュな印象です。

 

建築家と住まい手と家具蔵の出会い


 

愛犬のクッキーにとっても、最高に居心地のいい高橋邸。

当初は「いつか戸建を」という漠然とした気持ちだった高橋きんご夫妻だが、実際の物件を見に行くうちに家に対する思いが募り、建築家、家具蔵との出会いからこだわりの住まいが誕生しました。

 

家具蔵の無垢材家具のある暮らしの事例はこちらから

 

家具蔵の各種相談会はこちらから

 

 


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