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一枚板は「何を基準に」選ぶのか

2022.1.8

 

 

希少価値の高い「一枚板」はダイニングテーブルを検討している人が一度は憧れる、と言っても過言ではない存在です。

ダイニングテーブルの他にも座卓やカウンターなど使い方は様々ですが、多くの人が人生で一度の買い物として選んでいます。

空間にあるだけで住まいの雰囲気がぐんと変わる一枚板。

やはり「良いもの」を選びたいところです。

そのためには何を基準に選ぶといいのでしょうか。

そんな一枚板の選び方の「基準」を今回はご紹介していきましょう。

 

 

一枚板を選ぶ際のポイント①樹種を選ぶ


 

 

一枚板を選ぶ際、とても重要なのが樹種、つまり木の種類を選ぶこととなります。

樹種によって色合いも異なれば、木目などの表情、そしてそれを置く空間の雰囲気も大きく変わってきます。

それは日々そこで過ごす人の気持ちにも影響を及ぼします。

落ち着く雰囲気を醸し出すもの、温かい雰囲気を持ったもの、清涼感溢れるもの。

その木の持つ「雰囲気」が自分の気持ちに寄り添ってくれるのかを考えながら選ぶのが良いでしょう。

見る角度によって色合いが変化するような樹種もありますので色々な角度から見て選ぶようにしましょう。

 

一枚板を選ぶ際のポイント②形を選ぶ


 

 

一枚板は他のテーブルのように成形しない、つまり木の自然な形状そのままのものです。

従って、それぞれの個性も非常に豊かです。

唯一無二の形状との出会いこそが一枚板の価値と考える人も多いのではないでしょうか。

その個性こそが一枚板の最大の魅力でもあり、それこそが選ぶポイントにもなります。

あくまで暮らしの道具として考えるなら形状は直線に近い、大人しいものが良いでしょう。

反対に、大きく曲がりくねったり、二股に分かれているようなものこそが映えて見え、その空間の個性を引き立ててくれると考える人もいるはずです。

後述する「インスピレーション」にも通ずるものではありますが、そこに「何を感じることができたか」と「どのように使うことができるか」は非常に重要なポイントです。

例えば樹齢100年超の一枚板の形状はその木の歴史そのものです。

その歴史をどのように生活の中で活かしていけるか、そして愛着や畏敬の念を感じることができるか。

そのような部分も「納得の一枚板選び」にはまた重要です。

 

一枚板を選ぶ際のポイント③杢目を選ぶ


 

 

杢目(もくめ)とは、木を挽いた時に現れる木材組織による材面・多面模様のことを言います。

杢目と木目は同じ読み方を反ますがその違いは、簡単に言うと木目は「年輪」のことを指します。

杢目はそれとはまた異なる、いわば「模様」のことです。

この木目の模様=杢目は樹種や個体によって異なります。

大きく、あるいは広い部分に現れたり、不規則に乱れていたり、躍動感や個性を感じられたり。

装飾性を伴って、古来より人の目を楽しませてきました。

杢目もその形状と同じようにその木が何十年・何百年と生きてきた証です。

雨や風、枝葉の揺れといった外的要因や生育の過程で生まれたものなど、その木が生きてきた歴史が刻まれています。

その木の歴史をより強く感じられる一枚板もあれば、薄く淡い杢目でさりげなく感じられる一枚板もあります。

木の種類、形、木目(あるいは杢目)が一枚板を選ぶ基準になってきます。

それぞれのバランスに加えて、当然サイズや価格という点も選ぶ基準となりますので合わせて考えていきましょう。

 

「インスピレーション」も大切な選ぶ基準


 

 

一枚板を目にした時の自身の感覚、直感、インスピレーションも大切な選ぶ基準となります。

一枚板は全て天然素材の一点ものです。

例えば電化製品のような明確なグレードはありません。

まずは「何となくいいな」と思えるかどうか、が肝要です。

少し曖昧な表現になりますが、そのような「直感」が、実は大切な選ぶ基準となってきます。

直感で選んで大丈夫なのか、という人もいるかもしれません。

安心してもらえる材料があります。

イスラエルのある大学の研究によると、人の直感の的中率は90%といわれています。

自分の直感を信じる力が高い人は非常に高い確率で正しい選択ができる人である、というデータも存在します。

直感とは、脳が過去にインプットしてきた経験や学習データから無意識に答え=成功を引き出した、いわば「脳の意思決定プロセス」なのです。

あまり難しく考えずに人が人と出会うとき、「この人とは気が合いそうだな」「この人とは長く付き合っていきたいな」というように思うのと同じ感覚で一枚板を選ぶことできっとその一枚板選びは成功します。

家具蔵に来店される多くのお客様も一枚板を選ぶ際には、いくつもある候補から「どれにしようか」「どれが一番いいだろう」と逡巡されます。

ただ、色々な悩んだ後に結局は最初に「いいな」と思った一枚板に決定することもとても多いのです。

最後に「いいな」という一枚板にたどり着くのは最初の「直感」が答えだった、ということかもしれません。

 

どのような販売店、会社で選ぶか


 

 

一枚板の選び方がわかってきたら最後は購入する販売店選びとなってきます。

どのような販売店で購入を検討すればいいのでしょうか。

まずは展示枚数が多い販売店で選びましょう。

多くの出会いがあればより、良い出会いがある可能性が高まります。

次に製作段階での「乾燥」にこだわっているメーカー、あるいはメーカー直営の販売店が良いでしょう。

しっかり時間をかけて乾燥を終えている一枚板は反りや歪みが起きにくいものとなります。

一生ものとして考えるのであれば乾燥をしっかり行っている、そしてその工程をしっかり説明してくれるところで、一生安心して使うことのできる一枚板を選びましょう。

また、工場直営の家具販売店であれば中間マージンが無く品質と価格のバランスがとれていて、コストパフォーマンスも高くなります。

同時に後々のメンテナンスなども迅速という面も大きなメリットです。

 

 

こういった点が一枚板を選ぶ基準となってきます。

感覚的な要素も多く、難しく思えるかもしれませんが、シンプルに感性に任せて選ぶと考えれば難しいことは全くありません。

その木の生きてきた背景や特徴に関しては販売店のスタッフに聞いてみるといいでしょう。

私ども家具蔵でも、世界中から選りすぐり、しっかりと乾燥工程をふんだ一枚板を工場直営スタイルで販売しています。

スタッフに気になる一枚板の特徴を聞いてみてください。

よりその一枚に愛着を増しながら選ぶことができるはずです

 

家具蔵の一枚板の詳細情報はこちらから

 

 

 


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