KAGURA OFFICIAL BLOG

ベッドの「サイズ」を知る

2021.12.2

 

 

睡眠環境はベッドフレームがつくる


 

 

日々の暮らしにおいて体を休める「睡眠」は、欠かせない大切な時間です。

その睡眠が充実しているかどうかは、日々の暮らしにおけるパフォーマンスにも影響をきたします。

睡眠が上手くとれない、ゆっくり眠ったはずなのに肩こりや腰痛、疲れが取れないなどの悩みを持つ人もいるのではないでしょうか。

それはもしかしたら、ベッドなど、睡眠環境による影響なのかもしれません。

今回は睡眠環境の土台となるベッドフレームの基本的なサイズについてお話ししていきます。

 

ベッドフレームの役割とは


 

 

一般的にベッドフレームの役割は就寝時に床面から高さをとることにより、床面のホコリや、温度湿度の変化から身体を守り、快適な睡眠環境を維持することです。

また、マットレスの通気性を確保し、長持ちさせることもベッドフレームの大きな役割となっています。

そしてベッドは身体全体、つまり自身の全体重を預けるものです。

数ある家具の中でも非常に荷重がかかる、高耐久性を求められる家具となります。

2名(あるいはそれ以上)で使用されることの多いセミダブル以上のサイズの場合、100キロ以上の荷重がかかっていることがほとんどでしょう。

「寝心地」に大きく影響を与える部分としてマットレスの重要性は皆さんもよくご存じのはずです。

しかし、それを乗せるベッドフレームの「強度」もまた、快適な睡眠環境を維持する重要な要素と言えるのです。

 

ベッドフレームの奥行(長さ)はサイズが変わってもおおよそ同じ


 

 

ここで今回のテーマでもある基本的なベッドフレームの「サイズ」を見ていきます。

ベッドフレームのサイズは「奥行(長さ)」「幅」「高さ」で表します。

このうち、奥行(長さ)はおおよそ200センチ程のものがほとんどで、身長の高い人向けの「ロング」の場合は210センチ程となり、幅が変わってもこの部分にはあまり差はありません。

 

シングルサイズのベッドフレームの幅はおよそ100センチほど


 

 

次に幅ですが、これは皆さんもよく耳にするように「シングル」「セミダブル」「ダブル」「クイーン」「キング」といったサイズのバリエーションがあります。

まずシングルサイズの標準的な幅はおおよそ100センチほど。

6畳(あるいはそれ以下)の部屋、一人暮らしの人はこれで十分なサイズです。

搬入も容易で模様替え等も行いやすいのはメリットでしょう。

また、2台並べて使用することも多く、その場合の総幅はキングサイズよりも大きくなります。

将来別々の部屋、あるいは別々のベッドで眠ることになった際にも融通性が高いサイズです。

 

セミダブルサイズからキングサイズまでの幅の目安は


 

 

セミダブルサイズの標準的な幅は120センチ~125センチほど。

シングルサイズよりも横幅が大きくなっているので、安心感をもってゆったりとした気持ちと寝姿勢で睡眠をとることができます。

空間に余裕があるなら1名で使用の際にもセミダブルがお勧めですが、2名以上で使用するには少々狭さを感じるかもしれません。

ダブルサイズの一般的な幅の目安はおおよそ横幅140センチ程。

その名の通り、2名で使用の際にも十分な大きさであり、また1名で使用する場合には高級ホテルに滞在しているような贅沢感を味わえます。

ここまでは割と一般的なサイズの目安ですが、さらに「クイーン」「キング」といった幅の大きなものも存在します。

クイーンサイズは幅160センチ強ある、大型のサイズ。

広々としたベッドを2名でゆっくりと使用したい、という人にはこのサイズが良いでしょう。

キングサイズは幅180センチ前後が目安となるさらに大型のもの。

小さなお子さんを間に挟んでの就寝も余裕のサイズです。

シングルからダブルまではフレームの種類も多く、一緒に使用するボックスシーツやベッドパッドといった寝具の種類も豊富ですが、クイーン以上となると専門店でも扱いが少ない場合もあり、この辺りは注意が必要かもしれません。

 

ベッドフレームは使用人数だけでなく「寝返りの幅」もしっかり見る


 

 

ベッドフレームのサイズを選ぶ際には使用する人数や空間の広さだけで決めるのではなく「寝返りの幅」も大きなポイントとなります。

使用する人の肩幅プラス30~40センチあると無理なく寝返りがうてるようになります。

日本人の肩幅の平均は男性で50センチ弱、女性で43センチ前後です。

ダブルサイズの場合、2名使用で30~40センチ前後の距離をとることができ、十分寝返りをうつことのできるサイズですが「ゆったりと休みたい」と考えるならクイーンサイズがお薦めです。

また、40センチ強の距離はパーソナルスペースが維持できる距離と言われています。

「パーソナルスペース」とは心理的な安全地帯であり、他者に入り込まれるとストレスを感じる空間のことを指します。

家族であっても、そこに心理的な安全が確保されているということは日々の睡眠に対して非常に大きいことになるのではないでしょうか。

 

無垢材無着色のベッドフレーム


 

 

私ども家具蔵でも、3種類のベッドフレームをご用意しており、それぞれシングルからクイーンまでのサイズ展開で高さも2種類のものをお選び頂けます。

それらは他の家具同様に調湿効果やリラックス効果をもたらすなど快適な睡眠環境を得ることのできる重要なツールとして、熟練の職人が無垢材を使用して一台ずつ手仕事で製作し、無着色で仕上げたものです。

「眠る」ための機能が優先されがちな寝室のインテリアに、健康的な睡眠環境を確保し『癒し』の空間としての彩りを与えてくれます。

家具蔵では一人ひとりのお客様に細かなヒアリングを行い、その方に適したサイズのベッドフレームをご提案させて頂きます。

実際に触れて頂き、木の質感や温もりを感じていただければ幸いです。

 

家具蔵の無垢材ベッドフレームのラインナップはこちらから

 

 

 


最近の投稿

カテゴリー

月別アーカイブ

  • [—]2024 (74)
  • [+]2023 (367)
  • [+]2022 (364)
  • [+]2021 (365)
  • [+]2020 (369)
  • [+]2019 (366)
  • [+]2018 (85)
  • [+]2017 (65)
  • [+]2016 (69)
  • [+]2015 (44)
  • [+]2014 (32)
  • [+]2013 (62)
  • [+]2012 (130)
copyright AIDA Co,.Ltd. All Rights Reserved.