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無垢材収納家具の選び方

2022.3.14

 

 

収納家具は「長く使うことができるもの」を選ぶ


 

 

収納家具にはいろいろなデザインのものがあり、その種類も豊富にあります。

食器棚やTV台(TVボード)、コレクションを飾るケースや洋服を収納するチェスト等々…。

収納するものの対象に合わせて収納家具を探していくことがスタートとなりますが、その中でも収納家具自体が「長く使うことができる」ものなのかどうかを見極めることが、失敗のない収納家具選びとなります。

長く使うことのできる収納家具が何故良いのか、またどのような収納家具を選べば良いのかを詳しくお話していきましょう。

 

 

何故長く使うことができる方が良いのか?


 

 

収納家具も含めて、暮らしの中で使用する家具はそうそう買い替えるものではありません。

それは買い替えるという行動が、今使っているものに何かが足りない、と感じるために起こることとなります。

何かを買い替えるという事は、その対象となるものの大きさにもよりますが大変な労力を要します。

家具で言えばその大きさであり、室内から古いものを撤去し新しいものをあつらえるという行為も、また簡単なことではありません。

その為にも買い替えの必要のないものを選ぶことが、普段の暮らしにおいて他の部分に余力を割くことができるのです。

 

長く使うことができる収納家具とはどんなものか


 

 

皆さんの身の回りのものでいつも身近に使い続ける、というお気に入りの一品はありますか?

例えば目の前に5本のペンが並んでいたとします。

太さや書き味、単色か多色か、スベリはどうか等々、個々の違いのあるペンがあった時に、書き物をする為のペンを選ぶとしたらどのような基準で選ぶでしょうか。

一番は「使い易い」と感じるものになるはずです。

それは自分の手に馴染む、自分の筆圧に対して具合が良い、などの感覚的な要素も大きいでしょう。

そして、この「使い易い」それは自分にとって愛着のあるものとなり、いつもそれを使う様な一品となるでしょう。

収納家具についても同じです。

「使い易い」というキーワードはその収納家具を長く使う上での条件となっていきます。

 

どんな素材で作られているかが「長く使うことができるかどうか」を分ける


 

 

次に収納家具自体がどのようなもので作られているのかを見極める必要があります。

一般的な木製家具は様々な素材で作られているものが混在しています。

大きく分けると「無垢材」と「木質系加工材料」とに分かれます。

無垢材とは天然木そのもののことをいいます。

つまり、「木そのまま、木そのもの」であり、わかり易く言うと丸太の木から伐り出した板材のことです。

無垢材は乾燥・加工に時間と手間がかかります。

木を知り尽くし、木を扱える熟練の職人でなければ、木の動きを読むことができません。

従って、扱いが非常に難しく、かつ現存する保有数からも極めて希少性の高い材料です

一方で「木質系加工材料」はコストパフォーマンス、量産を目的としています。

その代表格である合板(ベニヤ=木材から薄く剥かれた「単板」のこと、を何枚か積層して接着したもののこと)は、大量生産が可能で扱い易く、同じものを安価に作ることを目的とされたもの。

無垢材とは木の質感や温もりが違います。

また、長い目で見た時に長く使うことができるかどうかの分岐点になるのがここです。

例えばどんなものでも長年使用していると、状態の変化が出てきます。

この変化が「劣化」と見えてしまうのが、「木質系加工材料」で作られたものなのです。

色剥げや、貼り付けたものの剥がれ…。

対して無垢材で作る収納家具は仮に傷が付いても剥がれることはありません。

更に無垢材に対して一切の着色をしない収納家具になると、経年変化で色合いの移り変わりも楽しむことができます。

つまり「色あせる」という表現とは無縁の収納家具となるのです。

 

「無垢材無着色の収納家具」を見極めるポイント


 

 

その収納家具が実際にどのような素材で作られているのか見極めるには、まずはその店舗のスタッフに確認をしていきましょう。

また、自分自身で確かめるには、家具表面に見える木目が側面まで同じように「通っているか」どうかを見ていきます。

当然突板や化粧シート貼を主に用いる家具製作では、木目の流れを全ての面が通る様には製作できません。

例えば木質系加工材料でできたものは、その木目が繋がっていません。

それぞれの面にシートを張っているのでその木目方向が異なるのです。

無垢材であれば木目の流れが全て通っています。

つまり見るべきポイントをおさえておくと、買い替えのいらない長く使うことのできる素材で収納家具を選んでいくことができるのです。

また「無着色」という点ではどうでしょうか。

そもそも「着色をしなければならない状態」を想像すると、色を塗るという行為は下地を隠す意味合いもあります。

そのものを綺麗に見せたい、という行為は決して悪いことではなく、ある意味自然な行動です。

ただし家具において着色をするという行為は、下地に不具合のある材を隠す目的も併せ持ちます。

木という素材は自然の中で育まれるもので、私たち人間同様に様々な表情を持っています。

当然一般的に「綺麗」と言われるような節や腐れなどの無い材もあれば、そうではない、見た目の個性の強い材もあります。

嘘偽りのない素材を使っている事こそが無着色で作る醍醐味であり、またそのモノを使い続けることでその風合いの経年の移り変わりを楽しむことが出来るのです。

 

いかがでしたか?

家具蔵では収納家具だけでなく、テーブル・チェア・ソファ・ベッドフレームはたまたキッチンまで無着色の無垢材で家具をご案内しています。

上記のような、家具の選び方についても豊富な知識をもつプロスタッフが丁寧に解説します。

お気軽にお声がけください。

 

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