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一枚板天板の「価値」とは

2020.1.28

 

少なくて滅多に見たり触れたりできないもの。

例えば、天然のダイヤモンド、レアメタル、国産マツタケやトリュフ、天然クロマグロ、有名画家の絵画、古美術品、蒸気機関車のナンバープレート、ヒットアニメ映画のセルなどなど…。

それらどれだけの魅力を覚えるかは人それぞれの感性も関係しますが、簡単には手に入り難い、という点では一致します。

一般的にそういったものには希少性があり、総じてそれには「価値がある」と認識されています。

それらが(たとえ人それぞれに感じる魅力の度合いが違っていても)、一様にあこがれを抱かせ、場合によっては途方もない価格で取引されるのには「理由」があります。

そして、家具の世界にも「価値が高い」と評されるものは様々あります。

その代表格ともいうべき天然木の無垢材一枚板天板。

やはり希少で人々のあこがれになるものです。

その一枚板天板と上に挙げたような「価値のあるもの」との共通点には、どのようなものがあるか見てみましょう。

 

一枚板には「時間の価値」がある


天然ダイヤモンドは古いもので地球の誕生とともに地球内部(マントル)で生まれ、高温高圧と火山活動によるマグマの噴火によって急速に冷却することで、ダイヤモンド原石になります。

自然界の様々な奇跡が重なって、希少価値のあるダイヤモンドが誕生しました。

一枚板天板が生まれるのも、遥かな時間が必要です。

植物が生まれてから、針葉樹から広葉樹に進化を遂げ、一枚板天板がとれるような樹種が生まれるまで何億年か、何十億年か。

さらに短手方向に800ミリから900ミリが必要なダイニングテーブルが製作可能な一枚板がとれるような大径木は、樹齢100年からともすれば数百年に及ぶ悠久の時間を過ごしてきたものばかりです。

現代の食卓で一枚板のダイニングテーブルを囲むことが出来るのは、気の遠くなりそうな歴史の積み重ねの賜物なのです。

 

一枚板には「生命力の価値」がある


希少性のある食材は、キノコ類であったり魚貝類であったり、はたまたその他の分野にも多種に及びます。

その多くは、栽培や養殖のものには無い味わいがあるとされています。

食材になる生き物たちも、この世に生まれたのち、外敵に捕食されないように身を守る術や隠れる術を身に付けます。

だからこそ、手に入れることが難しい希少な存在として価値が高まるのでしょう。

そして樹木が森の中で100年以上の時を生きることも、そんなに簡単なことではありません。

暴風を伴う大嵐や高温乾燥や落雷などで発生する自然発火による山火事、動物によるキズや菌の侵入による病気など、様々な困難に立ち向かって生き延びなければならないのです。

厳しい自然のなかで100年以上生き続けることは、まさに自然界の奇跡と言えるでしょう。

さまざまな困難を乗り越え、命をつなぐたびに、その証が体に刻まれることになり、それが魅力あふれる杢目となるのです。

 

 

一枚板には「一点モノの価値」がある


アニメーション映画のセル画は、その映画のファンにとっては、大事なシーンを切り取った世界でたった一枚のもの。

好きなプロスポーツ選手がタイトルを獲った時のユニホームやスパイクなどのゆかりの物も、いわゆる「一点もの」の希少性があります。

他のものに代えることが出来ない唯一無二の存在は、それを所有する人にとっては希少な宝物です。

お気に入りの一枚板ダイニングテーブルは、悩んだ末に決めた一枚であったり、出会った瞬間に運命を感じた、一目惚れのものであったりするものです。

場合によっては大事な人から譲り受けたものかもしれません。

一枚板は、たとえ同じ原木から採れたとしても、自然形状の耳(テーブルのエッジ形状)や杢目など同じになることはありません。

そして、そこには背景となるストーリーがあります。

だからこそ、世界でたった一枚だけの宝物として、希少な価値が生まれるのです。

想像してみてください。

これを持っているのは、自分(我が家)だけだと思うと、それだけで嬉しくなりませんか?

 

一枚板には「技術の価値」がある


レオナルド・ダ・ヴィンチの「モナ・リザ」は、誰もが知る名画です。

「モナ・リザ」が名画となったのは、ダヴィンチの圧倒的な技術と工夫にあると考えられます。

輪郭をぼかすスフマート法を発明したり、空気遠近法を取り入れたりと、語りつくせない技術力であの名画を描き上げたのです。

ダイヤモンドも原石のままでは、宝石にはなりません。

ダイヤモンドは熟練の職人(カッター)の最高の技術によってカットされることによって、はじめて輝きを持ち、煌めきます。

希少なダイヤモンドを価値のある宝石にするか、魅力のない石にしてしまうのか、職人の技術力にかかっています。

人間国宝の陶芸家は、最高の逸品を作り上げるために作陶に集中し、焼き上がりの結果が満足のいくものでなければ、その場で叩き割ってしまうそうです。

妥協作を世に出さなければ、それだけ完成品は希少な存在となり、確かな技術で作り上げた作品には価値が生まれます。

ダヴィンチの絵画にしても、ダイヤモンドのカットも、人間国宝の作品もすべて妥協のないこだわりと、確かな技術力が希少価値を生み出していることが分かります。

家具蔵の一枚板天板に対する想いも同じです。

希少な原木との出会いから始まり、一本一本の原木のなりを見極め、製材の現場で鋸の刃を入れる位置や角度を指示し製材します。

樹種や原木ごとに徹底的な管理のもと長時間の天然乾燥を施し、幅広の材として採れる時だけ一枚板として木取りします。

そこには、家具は生活の道具として役に立つものでなければならないという「想い」があるからです。

ダイニングテーブルに必要なサイズが確保出来ないものや、使い勝手が悪くなってしまうものは、一枚板だから希少で価値があるといって世に出すことはありません。

だからこそ、一枚板天板のダイニングテーブルは希少価値があるのです。

時間の価値、生命力の価値、一点モノの価値、技術の価値は、一枚板の天板を前にすると感じることが出来ます。

家具蔵各店では、一枚板ギャラリーを設けていますので、見て触れて、その希少性を感じてみてください。

そして、そこに「価値」を見出してもらえれば嬉しく思います。

 

家具蔵の無垢材家具づくりのこだわりはこちらから

家具蔵の無垢材一枚板天板の詳細についてはこちらから

 

 


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