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ゼブラウッドという木の特徴は

2020.10.14

 

「ゼブラウッド」はその名の通り、シマウマが持つ縞模様のような表情を特徴とする木材です。

その模様の珍しさ、美しさから、古くより高級木材として珍重されてきました。

地域によっては「ゼブラノ」や「ジンガナ」、「アレンエレ」などと呼称される場合もあります。

加工に繊細な作業が必要なことから流通自体が少なく、非常に貴重な木材として知られています。

 

ゼブラウッドはどんな木材?


ゼブラウッドは、ガボンやカメルーン、タンザニア、ナイジェリアといった、西アフリカの熱帯雨林地帯を原産地とする木材です。

近年ではブラジルなど、南米の国々でもみることができます。

日本でゼブラウッドの存在が知られるようになったのは経済発展の著しかった1950年代のこと。

流入当初は洋服ダンスの表面を飾る化粧板として、かなりの大流行を引き起こしました。

現在では往年ほど注目されているわけではありませんが、他のものとは一味違ったこだわりの木材として、インテリアや楽器の化粧板、建物の壁材や床周り材の材質に幅広く利用されています。

 

ゼブラウッドはその性質として、非常に硬く、重量のある木材です。

地の色合いは褐色系統色であることが普通で、木材の個体によって色の濃淡に差がありますが、基本的にどんな空間にも合わせられるシックな色味を持っています。

また通常は野性味のある、やや粗めの木目が特徴ですが、しっかり研磨することで美しい光沢が発生するため、インテリアや家の内装など、普段からよく目にするところへの利用に適しています。

硬さがありながらも切削加工が容易なため、板材としての利用の他、小物など小さな細工品への加工も行われます。

 

ゼブラウッド木材は柾目取りする(年輪に対して垂直に刃を入れる)ことによってその本領を発揮します。

柾目で板をとることはゼブラウッドの堅牢性を十二分に活かすことにも繋がります。

またゼブラウッドの木目は、水分を蒸発させやすい層と蒸発させにくい層が複雑に入り組むことで構成されており、伐採後の乾燥作業には、非常に繊細な技術を必要とします。

そのため、ゼブラウッドを主素材とするインテリアや建材はかなりの希少品として知られ、あまり数が流通していません。

 

 

ゼブラウッドはどのように利用される?


ゼブラウッドは非常に美しく特徴的な模様を持っているため、木材としてはそれを活かした利用がなされることがほとんどです。

利用方法として特に多いのが、家具材や建材の化粧板として用いられるケースです。

ゼブラウッドは薄い板状にも成形しやすく、さらには美しい模様を持つことから、化粧板の素材として非常に優れているのです。

また数は少ないですが、ゼブラウッドの一枚板をそのまま加工した家具も存在します。

ゼブラウッドに限らず、無着色で仕上げた一枚板天板は使いこむことで「味」や「深み」を増していきます。

それはゼブラウッドも同じこと。

「一生もの」として長く愛用できるものとなるのです。

 

ゼブラウッドの一枚板テーブル


ゼブラウッドの特徴的な模様は、住まいの空間の中にゼブラウッドを使った家具を一つレイアウトするだけでも、非常に良いアクセントを生み出してくれます。

特にゼブラウッドの一枚板を加工したテーブルなどは空間の「顔」としての存在感も抜群です。

また、ゼブラウッドの一枚板天板自体が市場に出回っている数自体が少なく、希少性の面でも非常に価値が高いといえるでしょう。

アメリカや南米など、ゼブラウッドがポピュラーな地域では、ゼブラウッドを建物の壁材、床板材として用いることもあります。

建材としてのゼブラウッドは、そのはっきりとした模様から現れる「野性味」が魅力といえ、住まいの空間にはっきりとした力強さを加えてくれます。

特に建物の一本柱にゼブラウッドを用いた際の存在感は別格で、その存在だけで空間の印象を強く高めることができるでしょう。

 

インパクト抜群の美しい木目がゼブラウッドの魅力


ゼブラウッドの魅力は、なんといってもその特徴的な美しい木目です。

一目見るだけで違いのわかる模様は、まさにインパクト抜群。

一つだけでもゼブラウッド製インテリアをレイアウトすることで、空間の印象をガラリと変えることができます。

インテリアにこだわりを持っている人、または少し変わったインテリアを求めている人にとって、ゼブラウッドはチェックしておきたい素材といえます。

 

その他の家具蔵の無垢材一枚板天板のラインナップはこちらから

 

 

 

 


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