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「ウィンドートリートメントを知る」

2016.2.28

皆さん、こんにちは。

気温は益々冷え込みを見せる中でも、徐々に陽が長くなってきて、少しずつ季節の移り変わりを感じるこの頃ですね。春が待ち遠しい方も多いのではないでしょうか。

 

さて、今回は「ウィンドートリートメント」、つまりカーテンやブラインドなどの窓周りの装飾についてご紹介していきます。

プライバシー性を確保するだけでなく、空間の重要なパーツとなる部分なので、皆様のお役に立つ情報になれば幸いです。

 

■ウィンドートリートメントの種類とワンポイントテクニック

 

1.カーテン

遮光・保温・防音・仕切などが目的で、布製のものを吊り下げるものです。

主に【ドレープ(不透過性のファブリック)】と【レース(透過性のある編み物)】を組み合わせることが多いですね。

 

【POINT】

通常は窓側にレース、その前にドレープを重ねるのが一般的。

最近は室内側にレース、窓側にドレープと、従来とは逆の吊り方も人気です。

この吊り方ではレースの透け感や色柄を生かし、背景となるドレープとの組み合わせを楽しむこともできます。

カラーの選び方次第でグッと上級者らしい空間に。

カーテン.jpg

室内側に控えめに柄を効かせたレースのカーテンを使った好例。上品ではありますが、ハッとする主張があります。

 

2.ロールスクリーン

プレーンでシンプルな感覚が人気。好みの高さに留められることから間仕切りとしても活用されます。

【POINT】

ロールスクリーンに使われる生地は、平面的でシンプルな印象になるものが多く、それを活かして、いくつか並べて掛けてみると面白い表情になります。

また、フラットな仕上がりなので、思い切り大きな柄を見せる使い方をしてみるのもセンスを感じさせる空間となります。

 

3.ローマンシェード

降ろした際にはロールスクリーンと同じようにプレーンに見えますが、より装飾性が高くプルコードを引くと下から折りたたまれながら、ヒダとなって収納されます。

【POINT】

シンプルなプレーンシェード、スタイリッシュなシャープシェード、丸いラインのバルーンシェード、ゴージャスなオーストリアンシェードといくつか種類が存在します。空間をどのように見せたいのかをイメージして選ぶのが大事です。

ロマン.jpg

ロマンシェード(プレーンシェード)を使用した例

 

4.ベネシャンブラインド (横型ブラインド)

模型のスラット(板状羽根)の角度を変える事で、光の入り方と風の調節を自在に行います。

イタリアのベネチアで生まれたことから、ベネシャンブラインドという名前がついています。

眼下の水面から照り返す光を遮り船から室内が見えないようにという、水の都ならではの理由から考えられました。

 

【POINT】

ベネシャンタイプで人気があるのは「ウッドブラインド」と呼ばれる木製(もしくは木の色)のもの。

埃が付きにくく、汚れも取りやすいのでお手入れも簡単。調光や風通しも良いうえ、直線的な形状は空間をスッキリ見せてくれる効果があります。

モノによっては重さもあるので掃出し窓などの出入りの多い部分には不向きなこともありますが、現在は様々な材質・製法のものを選ぶことができます。

ベネシャン.jpg

ウッドブラインドを使い、空間に立体感を持たせた例。ナチュラルな雰囲気をさらに押し出すパーツともなります。

 

5.バーチカルブライド(縦型ブラインド)

 

縦型ルーバーを開閉する事で視界を確保し、角度の調節で採光や通風を調整できます。

掃出し窓などの大きな開口に使用することが多く、プライバシー性の確保と均一性のある採光をとれる意味で近年人気となっています。

【POINT】

バーチカルタイプの特徴は、縦方向に伸びた直線のスッキリ感。

これを活かして、窓枠などに合わせて取り付けるのではなく、天井に取り付けるようなイメージで高い場所から取り付けると、高さが強調されて空間を広く感じやすくなります。

バーチカル.JPG

光をわずかに取り入れることでプライバシー性を保ちながら、採光できるのもメリットのひとつ。

 

 

その他にも「すだれ」や「プリーツスクリーン」「ハニカムスクリーン」など、種類としてはまだまだ沢山あるなか、代表的なものをご紹介しました。

 

実は空間の大きな部分を占めるウィンドートリートメント。

例えば、家具の打合せの際に、どういったものがご自宅に合いそうかをご相談頂ければ、

先に挙げた内容以外にも、それぞれのスタッフがお役に立つ情報をご案内します。

お気軽にお声掛け頂ければ幸いです。

 


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