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木造建築について ~「外壁」編~

2020.3.18

 

じつは一般の戸建て住宅は現在も木造建築がほとんどです。

今回は木造建築の中でもいくつか項目をピックアップし、項目ごとにその施工方法とポイントを解説します。

 

外壁について


一般的には外壁の仕上げはサイディング(窯業系・金属系)、左官、金属板などが用いられます。

それぞれの施工手順とポイントとなる出隅・入隅の納まりにおいて注意すべき管理ポイントと設計図書の確認部分をp話しましょう。

●既製品サイズの窓を使用する場合、サッシの上・下側がサイディングの柄の切れ目となる様に調整すると外壁の仕上げをうつくしく見せる事が出来ます。

●窓は剛性が低く、住まいの中でも変形しやすいため、特にコーナー部分では変形に伴って防水材が切れ、漏水しやすくなります。

必ず先張り防水シートとテープで保護しましょう。

●サイディングは最下段にスターターをセットして真物を張り進めます。

掃き出し窓の下などで端材が出る場合は、端材で外周をまわしその上にスターターを設置して真物を張り進める方法もあります。

 

仕上げ下地の施工手順について


①基礎に土台と柱を設置します。

土台の大きさは105角が主流となっています。

その為、通し柱120角が、床の構造用合板とぶつかる部分は欠きこみの上、合板を載せます。

構造計算上、耐力は足りているので問題はありません。

②構造用合板を張ります。

構造用合板を土台と柱に張ります。

壁面は耐力壁としている事が多く、倍率によって釘の種類、ピッチが決まっています。

通常、外回りは150mmピッチ、内回りは200mmピッチ以下とされています。

パンチング板を用いる場合、隙間は20mm以下とします。

ゴキブリ防止用の場合は孔の径を直径5mm以下としましょう。

③水切りを設置します。

強風を伴う雨天時の基礎内部への雨水の吹込み防止のため、水切りの下端は30-40mm立ち下げておくのがおすすめです。

水切り下部から基礎パッキンへの通気を保持するため、地理は最低でも18mm以上を確保しましょう。

④透湿防水シートを張ります。

透湿防水シートは下から順番にタッカーで留め付けます。

シート同士の重ね代は上下間で90mm以上、左右で150mm以上です。

シートの下端は水切りに被せて防水テープを張ります。

防水テープは上部や窓廻り・水切りなどシート以外の部分に用います。

⑤通気胴縁を設けます。

通気胴縁を最低でも厚み18mmを確保し、壁内の通気を保持します。

18mm以下にしてしまうと空気の流れが悪くなってしまうので注意が必要です。

サイディングや金属板仕上げの場合はこの上に施工します。

通気胴縁には乾燥した木材が防腐処理した木材を使用します。

いずれの場合も水切りではねた雨水が付かない様に、通気スリット入りの胴縁材を使用します。

胴縁同士の30mm程度の隙間を千鳥になるよう配置します。

隙間のピッチは1820mm以下とします。

⑥外壁の下地を施工します

外壁仕上げの下地材を胴縁の上に張ります。

塗装仕上げの場合ならば指示はセメントボード12.5mm、左官仕上げの場合は下地は通気ラスになります。

金属板仕上げの下地にはプラスターボード12.5mmを使用する場合もあります。

 

 

 

出隅・入隅の注意ポイント


●左官の場合

出隅は柱が動いてしまうと、モルタルの割れが生じやすくなります。

柱部分には胴縁と同じ厚みの材を入れる事でその割れを防ぐことが出来ます。

胴縁に隙間があると、どうしても胴縁同士が異なる動きをして割れやすいため、注意が必要です。

入隅部分も同様に柱の動きで割れが生じやすいため、胴縁を連続させることがポイントです。

●窯業・金属系

外壁が断熱材を裏打ちした金属系サイディングで縦張りの場合は、断熱材に90度の欠きこみを設けて板を曲げ、

コーナー材を併用してすっきりとした納まりに見せる事も出来ます。

入隅の窯業系は突合せ部分をシーリングします。

金属系の場合は同じ材のコーナー材を被せます。

 

 

この様に外壁工程だけを見ても、細かいチェックポイントがたくさんあります。

長く住む事の出来る良い住まいは土地や建物の設計の良さは勿論ですが、

そのつくりも確かなものでなくてはなりません。

自らその一端を学び、住まいに詳しくなる事で、より家づくりを楽しめる様にしましょう。

 

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