ウッドデッキにしてみませんか?
2020.3.14
庭にウッドデッキが設置されているだけで、オシャレなお住まいに見える、そんな経験はありますか?
休日にゆっくりお茶を飲むことや日向ぼっこをする等、開放的でリラックスした時間を過ごすことができる場所でもあります。
今回のコラムは、ワンランク上のお住まいをつくる「ラストピース」になるかもしれない、「ウッドデッキ」をまとめていきます。
ウッドデッキの魅力
●生活スペースが広がる
●ストレス解消の場になる
●家族や友人と過ごす時間が増える
●ペットにとっても快適
●生活スペースが広がる
ウッドデッキを設置すると生活スペースが広がります。
例えば、布団や洗濯物を干すスペースが確保しやすくなります。
通常のベランダやバルコニーでは布団やシーツ、タオルケットを干すと他の洗濯物を干すスペースが狭くなり、十分に日光にあてて殺菌できないことも。
ベランダ以外にも洗濯スペースが確保できるのはとても便利です。
また、室内とウッドデッキの床の高さが揃っていると、部屋の奥行が広く感じられて、室内にいながらも開放的な感覚になります。
さらにウッドデッキに植物を置くと癒し効果のほか、「視線誘導」の効果があり、より奥行を感じながらリラックスすることができるのです。
●ストレス解消の場になる
いわゆる「オシャレな時間」の演出にもウッドデッキは大活躍してくれます。
また、忙しく家事をこなした合間や休日の一時を「外に出かけることなく」快適な時間を過ごす手助けをしてくれる存在でもあります。
例えばわざわざカフェなどに行かなくても、自宅でいつものリラックスタイムを外のデッキで爽やかに過ごすことができるのです。
例えば、デッキに少しいるだけで、家の中ではあまり感じられないそよ風を受けたり、新鮮な空気をいっぱい味わうことができたり、ぽかぽか暖かい日差しにあたることができます。
こうした時間はストレス対策にも繋がります。
日光浴をすることで自律神経系や体内時計の調整を助けてくれます。
これによってストレスに抵抗する作用のある「コルチゾール」というホルモンが増えたり、気持ちを明るくしてくれる「セロトニン」という物質の分泌が活性化して「うつ対策」にもつながる、といった効果があります。
このようにデッキがあることで気軽に外に出る時間が取りやすくなると、精神衛生上のメリットも見込めるのが嬉しい点です。
●家族や友人と過ごす時間が増える
ウッドデッキがあると家族も外でお茶をしたり、お子様もそこで遊んだりしやすくなります。
また、ウッドデッキがあれば、「自宅でバーベキュー」なんて夢も叶いやすくなりますね。
最近は家族で過ごす時間が減ってきたと言われています。
家族全員がスマホやパソコンをいじっていて、食事中もあまり団らんできないこともしばしばです。
しかし、ウッドデッキでリビングの延長を外に作れば、いつもとは違う雰囲気になって週末を家族みんなで有意義に過ごすきっかけになるでしょう。
さらにウッドデッキがあることで友人を家に招待し、バーベキューやお茶会を開いて楽しい時間を過ごすことも可能です。
●ペットにとっても快適
デッキがあるとペットにも良い影響があります。
例えば、犬は定期的に散歩に連れて行ってあげるのがベストとはいえ、時間がないことも、雨が降っているという理由で行けないこともあります。
しかし、デッキがあれば室内にずっと愛犬を閉じ込めておくことなく、リードやフックなどをつけてデッキ上で外の日差しや空気に触れさせることが可能になります。
屋根が伸びていれば雨の日にも外に出してあげられるのがメリットです。
また散歩をさせない猫なども、リードをつけて時々外に出してあげることが可能です。
少しリードを短くとってデッキ内だけで動けるようにしてあげれば、土遊びなどをして汚れてしまうことも防げます。
ウッドデッキの材料
●自然材料(ハードウッド・ソフトウッド・防腐注入木材)
●人工材料
●自然材料(ハードウッド)
サイプレス、イタウバ、ウリン、セランカンバツ、イペ等が有名です。
初期費用は高額ですが、耐久性がとても高く、メンテナンス頻度が少なくて済むので、実はコストパフォーマンスに優れています。
少なくとも15年~20年の耐久力があると言われています。
例えば、オーストラリア原産のサイプレスは現地では100年以上も前のウッドデッキが残っています。
イタウバやイペは橋梁に使用される程の強度を持ち、風雨にさらされても長持ちします。
多くの公共施設では、ハードウッドをデッキ材として採用しています。
●自然材料(ソフトウッド)
ヒノキ、スギやホームセンターでよく見かけるSPF材(カナダ西海岸の温帯樹林で最も多い、スプルース系、パイン系、ファー系の木材の総称)がこれにあたります。
メリットは、初期費用が安い・加工しやすい・柔らかいので踏み心地が良い等があります。
しかし、耐久性は低く、メンテナンスを1年に1回行っても2~3年程で傷みが強くなってしまうこともしばしば。
理由は単純で、木そのものが強くないからです。
虫に食われたり、水が浸透したりして、腐朽菌ですぐに腐ってしまうのです。
ソフトウッドの中では耐久性が高いヒノキや杉でデッキを作っても、 メンテナンスをしなければ2~5年で腐っていきます。
こまめに防腐防蟻塗料を塗り直せば、ある程度は長持ちさせることが出来ますが、限界があります。
特に基礎・土台部分や根太部分はメンテナンスが難しいので、 そこから老朽化してしまうので、素材選びには注意が必要です。
●自然材料(防腐注入木材)
防腐注入木材とは防腐剤を木材の芯まで浸み込ませた材料です。
それによりハードウッド並みの高い耐久性を維持出来ます。
15年以上の高い耐久性が見込める、加工が楽、価格が安い、施行費用が安くなる、等のメリットがあります。
ヒノキ(桧・檜)のウッドデッキ・ウッドフェンス・外壁・板塀などのDIYは、初心者でも簡単に作製が出来ます。
ただし、防腐木材を選ぶ際は注意が必要です。
まずは木材の表面へ塗布をするだけの木材は直ぐに腐ります。
そのため、芯まで浸透させていることが重要です。
また、人体への悪影響がないように政府からの認証を受けている防腐剤を選びましょう。
デメリットは、納期が通常よりも長く、2週間ほどかかる点です。
●人工材料
別名「樹脂木」とも呼ばれます。
普通の木材と違い、木粉とプラスチックを混ぜ合わせて、押し出し成型した材料です。
メリットは、完全な木材ではないため、シロアリに強く、湿気を吸わないので木材特有の「腐る」ということもかなり抑えられます。
さらには防腐処理やシロアリ対策などで薬剤を塗ったりする必要がないため、小さなお子様やペットなどが万が一この樹脂木を舐めたりしてしまっても危険性は低くなっています。
また、湿気を吸わないということは当然吸水率が低く、また、日に当たることでの極端な変色もありません。
ささくれなどもその構成材などから出にくくなっています。
デメリットは、天然木ではないので、木の風合いが感じられない、冬は冷たく、夏は熱くなりやすいことです。
価格帯はソフトウッドとハードウッドの中間くらいと覚えておきましょう。
快適な「ウッドデッキライフ」へ
素材によって見た目の印象や購入費用、メンテナンスの費用と頻度、耐久性が大きく異なります。
自分達の考え方に合った素材でウッドデッキを製作すれば、住まいの居心地はグッと良くなります。
家具蔵スタッフは日々様々なお客様の間取りやお住まいを拝見しています。
その中で得た知識や経験でお客様の理想とするご提案がきっとできるはずです。
家の中はもちろんのこと、ウッドデッキを含むエクステリアについてもお気軽にご相談下さい。
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