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家具蔵の提案する無垢材キッチン ~タイプ別・木のキッチン製作実例紹介~ その3

2023.9.14

 

 

住まいの新築やリフォームを計画する際に、「リビング」や「ダイニング」のような最も人が多く集まり、長い時間を過ごす事が想定される場所と同じように、最近では「キッチン」をどのような空間にしたいか、キッチンでどのように過ごしたいか、そしてキッチンの「インテリア」までを含めて家づくり全体を考えることも多くなりました。

それは、キッチンが単なる機能ばかりを優先する「調理の場」としてだけではなく、リビングやダイニングと同じように、そこで人が心地よく過ごせる空間であることが求められるようになったからに他なりません。

キッチンにもリビングやダイニングの家具と同様に時間とともに深みを増す本物の素材を使い、 腕の良い家具職人が丁寧に作るものを。

木のキッチン・無垢材のキッチンは、しっくりと手に馴染み、空間に美しく溶け込む美しい「生活の道具」となります。家具蔵の木のキッチン製作実例紹介として「ベーシックタイプ」「オーダータイプ」という2つのタイプの概略とその応用をご紹介します。

 

 

家具蔵のキッチンは「ベーシックタイプ」「オーダータイプ」から選ぶ


 

 

 

私ども家具蔵では木のキッチンをプランニングする際に「ベーシックタイプ」「オーダータイプ」という2つのタイプから選択することが可能です。

お客様ごとにどちらのタイプをベースにすることが相応しいのか、どちらであればよりスムーズにプランの実現が可能であるか、を考慮しながら計画をする必要があります。

ベーシックタイプでは、横幅・奥行・引出しや扉・設備機器の並び方など、デザインに一定の決まりがある中からの選択となります。

そうすることで価格を抑える事も可能となり、また一方ではキッチンの使い勝手やデザインに普遍的な機能性、バランスの良い美しさが担保されたものとなります。

一方、オーダータイプではキッチン本体のサイズはもちろん、L型や二列型といった構成の根本的な部分から使用する機器やその配置、素材のセレクトまで全てを自由にデザインすることができます。

価格はベーシックタイプと比較すると高額となりますが、いわゆる高級オーダーキッチンメーカーと比較すれば安価であり、そのうえで本当に満足できる木のキッチンを計画したいという方には魅力的なものとなっています。

そして、上記の2つのタイプは基本的にどちらかを当てはめて計画する必要がありますが、内容によっては2つを組み合わせてプランニングをする事で、実現の可能性が拡がる場合もあります。

これからご紹介するいくつかのケースでは、どのタイプをベースにしているかも併せて表記しています。

これからキッチンを計画される方の参考になれば幸いです。

 

CASE 3 同潤会アパートの歴史を受け継ぐマンションに暮らす(N邸 / 東京都 台東区)


 

 

【ベーシック + セミオーダー】

本物の良さを知り、価値のあるものを軽やかにセンス良く選ぶN様。

その住まい、実は「同潤会アパート」の建て替えによって生まれた最新のマンションです。

日本の近現代を代表する集合住宅として、今もなお語り継がれる名建築に暮らした記憶は古くから家具蔵のユーザーであったN様にとって、たとえ最新のマンションであっても家具やキッチンは「本物」であってほしいという切実な想いにつながっていました。

新しいマンションのキッチンは、当然のように新しい(しかも立派な)システムキッチンが付属しています。

それを新築の状態で初めから取り外して家具蔵のキッチンを新たに導入することは大変に贅沢なことであり、勿体ないのではないだろうか、という葛藤もあったはずです。

しかし、それ以上に家具蔵の無垢材キッチンがある暮らしの実現がN様には強い要望としてありました。

 

最先端の新築マンションと無垢材の温もりの邂逅


 

 

大手デベロッパーによる新築マンションに、いわゆるオーダーキッチンを施主支給によって導入する際には、実務としても関係する各所とのキメ細かい調整が必要になります。

大手デベロッパーとのやりとりは利害関係も複雑に絡み、難しい局面もありましたが、その対応を粘り強く進めたのは家具蔵の企画設計部の担当スタッフでした。

こうして完成したN様邸のキッチンは、現代最先端の新築マンションとは思えない、あたたかな無垢材の質感に満ちていました。

N様によれば、マンションビルダーの担当者も家具蔵のキッチンを見て、「こんな素敵なキッチンは初めて見た。間取りも他の部屋と同じ筈なのにそう見えないですね」と驚愕されていたそうです。

 

振り返ってみれば、同潤会アパートという建物には、1920年代にこれからの日本の集合住宅の未来を考え、方向性を示してゆくような大義や志、そしてまだ住まいづくりに効率ばかりが優先されず、人間の五感に響く豊かな建築を当たり前のように「手作り」していた時代の痕跡がありました。

そのようなシンボリックともいえる建築が様々な事情で惜しまれながらも姿を消した今、N様の強い意志による無垢材家具や無垢材キッチンのある空間の実現によって、当時の職人の気概をも感じるような、手作りの温もりと素材感に溢れる住まいが生まれたことは、ここにかつて同潤会アパートという素晴らしい建築が存在していた、という証になっているのかも知れません。

 

マンションに多く現れる「梁」の下を利用した吊棚は、地震や使い勝手を考慮して引戸タイプにしました。

作業をするカウンタートップの下の空間(トースターが置いてある場所)は、手前に引き出して使うことのできる「スライドトレー」仕様となっています。

 

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