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「木の香り」の正体

2019.5.25

新しい季節の訪れを感じさせてくれる花の香りや、飲食店の前を通るとつい食欲が沸いてしまうような食べ物のにおいなど、私たちの日常には様々な香りが溢れています。

中でも体臭が薄い日本人は世界的に見ても、とても香りに敏感な民族であると言われています。

一番長くいる自宅の香りは気になるものですし、心地良いと感じる香りに包まれていたいのは当然のこと。

香りに敏感な日本人は強すぎる臭いは苦手とされており、自然由来の香りを好む方が多く見られます。

中でも木の香りはキッチンで防臭用に使用したり、玄関や寝室にインテリアとして観葉植物やアロマオイルを取り入れていたり。

普段の暮らしに取り入れている方も多いのではないでしょうか。

では、なぜ多くの方が木の香りを選ぶのか、木の香りの正体と、その香りがもたらしてくれる効果についてご紹介していきます。

 

木の香りの正体とは?


●森林のすがすがしい香り、フィトンチッド

森林に入ったときに感じるすがすがしい香り、また普段の生活でも無垢材の家具を取り入れた空間や、ヒノキのお風呂など天然木をふんだんに取り入れた住まいに脚を踏み入れた途端包まれる木のいい香り。

この木の香りの正体はフィトンチッドと呼ばれる天然成分です。

このフィトンチッドとは樹木が微生物から自信の身を守るために放つテルペン系(※1)の芳香性物質です。

この物質は人にとって気分を落ち着かせたり、脈拍が安定するなど、様々な効果が実証されています。

※1テルペン (terpene) はイソプレンを構成単位とする炭化水素で、植物や昆虫、菌類などによって作り出される生体物質。

●木の香りにも個性がある

果実や花の香りほど強くはないものの、樹木はそれぞれ香り成分を多く含み、大気中に放出しています。

一般的に木の香りと聞いた時、私たちが思い浮かべる香りは杉・ヒノキなどの針葉樹の香りです。

ナラやハードメープルなど広葉樹にほとんど香りはありません。

その違いとして、針葉樹の樹木が放出する香りの成分の主体は先に紹介したテルペン系物質であり、この物質は木の種類・部位により含有量や含有成分に違いがあります。

そのため、葉からは活き活きとした爽やかな香り、幹からは鎮静的などっしりと落ち着いた香りとそれぞれの部位で違った香りがしたり、木の種類によっても香りが変わるのです。

木目がひとつとして同じものがないように、木の香りにも個性が存在しているのです。

また、森林に入ったときや新緑の時期に香る木の香りの正体は青葉アルコール、青葉アルデヒドなど6個の化合物類でこれらは「みどりの香り」と呼ばれています。

野菜などの作物やお茶の葉の代表的な香り成分で、抗菌作用や防虫作用などを有しているといわれています。

 

木の香りはこんなによい事をもたらしてくれる!


●日々の疲れを癒すリラックス効果

木の香りには鎮静作用や強壮作用があり、気持ちが落ち着き、日々の疲れを癒し、さらに前向きな気持ちにさせてくれます。

優しい木の香りは木目の味わいや風合いと相まって心に安らぎをもたらしてくれます。

また、木の香りのする部屋で寝るとリラックス効果で「入眠がスムーズにできる」「疲れが早くとれる」と言われており、最近では木材チップや木の葉を入れた枕が人気を呼んでいます。

さらに無垢材のベッドフレームやチェストなどを寝室に取り入れれば木に囲まれた空間となります。

まるで森の中で寝ているかのような安らぎの睡眠時間を取ることができ、翌朝もすっきりと起きられることうけあいです。

●キッチンや玄関に有効!悪臭を消す効果

木は良い香りを与えてくれるだけでなく、悪臭を消す効果もあります。

ヒノキやヒバ、トドマツなどに悪臭成分のアンモニアの臭いを通したところ、高い消臭効果があることが実証されています。

良い香りを味わう前に悪臭があったのでは意味がありません。

生活する上で臭いが気になるキッチンや玄関、下駄箱などには消臭効果のあるヒノキのチップを置いたり、木のキッチンや無垢材の収納家具を取り入れるのも良いでしょう。

一般的な消臭剤を購入して使うより自然なものなら断然安心できますよね。

●防虫効果で大切な衣服を守ることができる

香りによって防虫効果を発揮し、大切な衣服を守ってくれる木をご存知ですか?

代表的な木として挙げられるクスには枝や葉を傷つけると樟脳(しょうのう)の香りが漂います。

樟脳はクスの精油の主成分であり、衣類の防虫剤や医療品(鎮痛剤など)として現在も使われています。

クスの名前は「薬の木」「臭い木」など樟脳の効果や香りからついたという説もあり、古くから私たちの生活を支えてきてくれたことが伺えます。

他にもヒバやシナ、桐などは防虫効果が高い材です。

お子様の衣類などは特に市販の防虫剤を使用するのではなく、天然の防虫効果のある無垢材の桐やシナを内材として使用したチェストや収納をオーダーして作ると健康にも良いですね。

●殺菌効果でお弁当も美味しく

夏場に起こる食中毒のニュースは現代でもよく耳にします。

今のように冷蔵庫がなかった時代、食べ物はどのように保管していたのでしょうか。

木には抗菌作用があることは昔から良く知られており、食べ物を葉で巻いたりすることでカビや細菌から守り長持ちさせてきました。

現在も笹団子や桜餅などを葉で巻くのは、香り付け以外にそういった古くからの文化の継承も兼ねているからです。

また、杉の木の殺菌効果により食べ物が痛みづらく、夏場でもご飯が二日は持つと言われる国産の曲げわっぱのお弁当箱なども見直されてきています。

木には調湿効果もあるといわれており、冷めてもご飯が美味しく食べられるという点も評価されています。

 

まとめ


リラックスのために森の香りのする芳香剤や入浴剤などを購入した経験をされた方は多いのではないでしょうか。

また、防虫剤や防臭用のアロマスプレーも日用品として多くの方が手にしていると思います。

でも、もし自宅が天然木の床や柱を使っていたり、無垢材の家具で囲まれていたらどうでしょうか。

そのような人工的に作られた木の香りを購入したり、わざわざ休みの日に遠出し森の香りに癒されに行かずとも自宅が一番リラックスできますよね。

無垢材に囲まれた生活なら、その空間にいるだけで木の香りによって毎日様々な効能の恩恵を受けることができます。

何もしないで居る時間も心に安らぎをもたらし、身体を健康へ導いてくれる自然の恵み木の香り。

みなさんも木に囲まれた生活を考えてみませんか?

 

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