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「絵画の飾り方」を知る

2018.11.21

お住まいに絵画を飾っている、という方は多いでしょう。

お気に入りの一枚、思い出の風景、自慢の逸品…。

それらをより美しく、空間の中で映えるように飾るコツを今回はご案内します。

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飾り方の基本①「絵の高さ」


基本的なこととして「目線」を意識することが大事です。

成人の目線で考えると約140cmから150cm程の高さに絵の中心が来るように飾ることが基本となります。

これは、アートギャラリーなどで飾られている高さと同じで、下に何も置かれていない状態で絵が見やすい高さとなっています。

また、あえて少し低めに飾ることで、落ち着いた空間を演出することもできます。

一般的な住まいで考えた場合、何もない空間に飾る機会は少なく、家具が置かれた空間に置くことが多くなるため、

例えばソファの横に飾る場合などはソファに座った時の目線に併せて飾るのも効果的です。

この場合も「目線」を意識することがポイントとなります。

 

飾り方の基本②「バランスとボリューム」


絵を一枚だけ飾る場合、横長の壁面には横向きに、縦長の柱やニッチなどの空間には縦向きに飾るのが基本です。

また、複数の絵を飾る場合は横長の壁面には横に長く・縦長の壁面には縦に長いボリュームが出るように飾りましょう。

壁面に対してどの程度の面積を覆うかでも見え方が変わってきます。

華やか、大胆、モダンに見せたいのであればその壁面の約半分を覆う広さで。

穏やか、静か、カジュアルに見せたいのであればその璧面の約20%から30%を覆う程度に抑えると見え方が違ってきます。

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飾り方の基本③「飾る場所」


ではお気に入りの絵であれば、それをどの位置に飾ると効果的に見えるのでしょうか。

インテリアの世界でよく使われる『フォーカルポイント(視線がもっとも集まる見せ場のこと)』を意識して、視線を運びやすい位置に絵を飾ることがこの場合もポイント

となります。

具体的には、リビングであればキャビネットやソファの上の壁、寝室であればベッドのヘッドボードの上の面など、壁に寄せてレイアウトする家具の上に絵を飾ることが、

もっともその絵を引き立たせるポジションとなることが多く、その大きさについては家具の幅の約70%程度の大きさのものがバランスよく見えるボリュームと言われています。

 

飾り方の基本④「配置」


一枚の絵ではなく複数のフレームを飾る場合、その配置のバランスも見え方に影響してきます。

基本的に複数枚を飾る場合は『全体で一枚の絵』という感覚で、その中心線を意識してレイアウトすることが基本となり、そのレイアウト方法は以下のように分類されます。

 

A 行列型:中心を揃えて横一列に並べる。

B 串の字型:中心を揃えて縦一列に並べる。

C 田の字型:縦横を揃えて均等に並べる。

D 階段型:高さをずらして段々に並べる。

E 住宅街型:集合体として四角になるように並べる。

F アート型:全体で何かの形を意識して並べる。

G ランダム型:散らばらせてレイアウト。

 

上記のように、いくつかのパターンに分けることができるのですが、落ち着いた雰囲気に見せたいか、カジュアルに見せたいかなど、どう見せたいかで

その演出の仕方も変わってきます。

特にAの行列型やDの階段型はカチッとした印象となるので、廊下に行列型で飾る場合でも、カジュアルに見せたい場合はフレームの大きさにメリハリをつけると

印象を変えることになるでしょう。

また、絵をよりカジュアルに見せる方法としてあえてフレームだけを飾ることで、リズム感を出す演出も可能です。

そして、大切なのはどのレイアウトの場合も一度床置きして隙間のバランスなどを仮組みしてみることです。

上から写真を撮って何パターンか比較しながら検討していくのも良い方法です。

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飾り方の基本⑤コンクリート壁の場合


絵を飾りたい部分の壁がいわゆる「コンクリート壁」だったりすると、通常の方法では壁掛けが難しい場合も多々あります。

その場合は以下のような方法をお勧めします。

 

<コンクリート用ピン付きフックを使う>

コンクリート壁用に、ピンの数の多いフックが販売されています。

しかし、強度としては強くないので、飾る絵の重さによっては耐荷重に余裕を持って何個もつけなければいけないのがネックです。

また、ビス止めするタイプは事前に「カールプラグ」などを埋め込む必要があるため、コンクリートドリルが必要であるほか、マンションなどの集合住宅は体部分に

穴をあける際に申請が必要なことも多く、各所への手配も必要になります。 

 

<熱圧着フックを使う>

最近ホームセンターや100円ショップでも見かけるもので、接着材を熱で溶かして取り付けるタイプのフックです。

強度としては通常の粘着テープタイプよりはるかに上ですが、壁面がクロス張りの場合は、クロスごと剥がれてしまう可能性や熱でクロスが溶ける可能性があるため

取り付け部分のクロスを剥がす必要があります。

 

<ピクチャーレールを取り付ける>

 壁面がコンクリートの場合でも、天井や梁はプラスターボードを貼って仕上げている場合もあります。

その場合は天井付けのピクチャーレールの取り付けるが可能なことが多いのでこの方法もおすすめです。

ピクチャーレールの場合、家具の位置を少しずらした場合や飾る絵を変える場合でも左右の位置や高さを変えることが簡単にできるため、一番フレキシブルに絵を飾ることが可能です。

 

<イーゼルを使うなど>

大きな絵を飾る場合、床にイーゼルを置くのもひとつの方法です。

家具の上に置いて飾る、というのも飾る場所や絵もすぐに変えることが出来るので、一番手軽な方法です。

床に直接置くことで配線などの目隠しにするテクニックもあります。

 

いかがでしたか?

今回は意外と耳にすることのない、「絵の飾り方」のお話でした。

絵画を飾るということは空間に窓をひとつ増やす効果があるとも言われており、空間を華やかに開放的に見せる手段でもあるのです。

また、やはり自分が気に入っているものをいつでも目にできるのは気持ちの良いもの。

その効果を最大限に活かすのはやはりこうしたテクニックの数々です。

家具蔵ではお客様に家具だけではなく、トータルコーディネートをご案内するなかでこうしたお話も交えながらお住まいを一番素敵な状態に見せるお手伝いを行っています。

自宅を世界で一番の場所に。

皆様のお声掛けをお待ちしております。

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