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「節」や「埋め」のある一枚板天板の魅力とは?

2024.2.19

 

 

一枚板の価値を上下させる「無節無欠点」


 

 

ダイニングテーブルの主な役割とは何か。

それは言うまでもなく、食事、あるいは作業を行うための「台」です。

空間の中で大きな面積を占めるがゆえにそこにはインテリア性も多分に加味されますが、究極的には「天板と脚で構成されていて」「食事や作業を行う場を形成するもの」というのがその主な役割と言えます。

ダイニングテーブルはそれを満たせば最低限の役割は果たしますが、それでは飽き足らないからこそ様々なものが生まれているわけです。

そのなかのひとつである無垢材テーブルは様々な要素から高い人気を博します。

その最高峰ともいえるものが一枚板天板を使用した「一枚板テーブル」です。

その名が示すとおり、一本の原木から一枚の板を切り出したものであり、ある意味で非常にシンプルなものと言えます。

それゆえに元の木の素性や一枚板天板となるまでの工程も重要視され、その良し悪しは長期使用が可能かどうかという基準にもなりえます。

また、ある意味で「ごまかし」が効きません。

元々持っている形状や表情が価値となり基準ともなることから、いつしか一枚板と無垢材には「無節無欠点(むぶし・むけってん)」という価値基準が生まれました。

 

無節無欠点のものは希少性が高い


 

 

樹木というものは仮に人の手が入って育てられたとしても大抵のものは屋外で育ちます。

それはつまり「自然の中で育つ」ことです。

そのうえで一台のダイニングテーブルを作ることができる一枚板天板が採れるような木は樹齢で言うと優に100年を超えるものばかりです。

自然の中ではどのようなことも起こりえます。

風・雨・雪といった天候に起因するものや他の生物や競生する樹木からの影響。

災害の類もあるかもしれません。

それが自然というものであり、100年を超える年月の間にはあらゆることが木の周りで起きていると言ってよいでしょう。

その結果として生まれたもの・痕跡が一枚板の形状・表情に反映されます。

それはある意味で「木材は外部からの影響を受けた痕跡が出るのは当たり前で、それが無いあるいは少ないものこそ希少」という価値観に繋がっていきました。

それは自然から生まれた表情や形状がそのままデザインともなる一枚板でも同様です。

基本的に木材を評価する際の基準の一つに「死節(しにぶし)・抜け節の有無(あるいは多少)」「割れなどの有無」がありますが、これらは「あって当たり前」なのです。

そしてが節や割れが少ないものほど希少となり、当たり前ではないもの、つまり高価値とされます。

 

つまり「無節無欠点」とは「節が無い」「(割れなどの)欠点が無い」という意味です。

太陽の恵みを受けるべく伸ばした枝が折れるか朽ちるかして生まれた「節」。

外部からの影響を受けて生じた幹の「割れ」。

これらは基本的にその材の価値を引き下げるものであり、無いほうが良いとされています。

この事実は昔から今でも変わりません。

 

節有りや欠点が目立つものを評価する傾向


 

 

一方であえて節や欠点が目立つものをデザインとして有用とみなし、それを愛でるという選び方は以前よりも確実に広まっています。

無節無欠点、あるいはそれに近いものの希少化が進み、高額になって手に入りにくいという実情もあるでしょう。

一方で、節や欠点が目立つからこそ一枚板天板を使用する醍醐味が増すという考え方の浸透がこの状況を後押ししているのも事実です。

食事や作業の場という役割を果たすもの=テーブルを手に入れるだけなら特に大きなこだわりを持つ必要は無く、無垢材テーブルを求めたとしてもわざわざ一枚板天板にこだわることはありません。

それでも一枚板天板を用いた一枚板テーブルが欲しい理由、それは一般的なテーブルでは表現されないような独特の形状や有機的な曲線の連続によって生まれるデザイン性、同じものがひとつとしてないという独自性にあるのではないでしょうか。

その独特の形状とともに大きく空いた節穴も、広い範囲に生じた割れも、すべて自然が生んだデザインでありそれは世界に一台、というオリジナリティを表現するものとしてむしろ価値を高めているとも言えます。

 

「節」や「割れ」をデザインに昇華させる「加工」


 

 

「節」や「割れ」をあくまで自然の表情・デザインとしてそのまま特別な処理を行わずにそのまま活かす場合もあります。

しかし、これは実用性の面では使いづらい場合も多く、また、そこから使用していくうちに傷みが新たに生じる可能性もあることから何らかの対処をしておくのがベターです。

一枚板の割れや節を埋める技法として一般的なのが「樹脂埋め」「埋め木」、そして「チギリ」です。

これらを施してはじめて、ありのままの自然の表情はデザインとして昇華するといっても過言ではありません。

「樹脂埋め」はその名の通り、樹脂材で死に節や抜け節、割れなどのいわゆる「欠けている部分」を埋める方法です。

「埋め木」も同様に欠損している部分を同じ種類の木=樹種(違う樹種の場合もあります)で埋める方法であり、欠けた部分を埋めることで傷みとなっている部分の更なる欠損を防ぎ、使いづらさを軽減させます。

チギリは「契り」とも書きます。

割れている箇所を埋めている部分の上に入るリボン状の部材です。

これも割れた部分がそれ以上進行しないように留めておくためのもので、これを差し込むのは熟練の職人技が必要です。

こうした加工は今やデザインの一部となって高い支持を受け、様々な手法で一枚板を表現する手段となっています。

 

 

一枚板を購入することは歴史を購入することでもあると言われます。

そのようないわば「木の歴史」である様々な痕跡は樹脂埋めによってデザインにもなり、毎日の暮らしの中心となって残り続けます。

私ども家具蔵でも無節・無欠点の希少なものから割れや節を大胆に埋めたものまで豊富なバリエーションで一枚板天板をご用意しています。

ぜひ一度その魅力に触れてみてください。

 

家具蔵の一枚板天板の詳細はこちらから

 

 

 

 

 


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