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座卓やリビングテーブルの適切な高さとは?

2023.11.14

 

 

座卓とリビングテーブル


 

 

一般的に座卓はチェアを使用せずに、タタミや床などに直接座って使用する高さの低いテーブルの呼び名です。

(ただし、温泉旅館等では座布団を載せた「座椅子」を合わせる事もあります)

そして座卓には、昔ながらの「卓袱台(ちゃぶだい)」も含まれます。

参考までに、座卓の中でも脚をたたむ事ができるものを「卓袱台」と呼びますが、公団による「2DK」の間取りが生まれる前までの日本の住まいでは、リビングダイニングと寝室は兼用である事が多かったため、食事の後は卓袱台の脚を畳んで部屋の隅に移動し、布団を敷いて寝室としたのです。

丸い形状であれば、転がすことができ更に移動が容易でした。

「座卓」に対して「リビングテーブル」はどちらかというとソファの前に配置して使用するテーブルを指します。

「座卓」が床に座って使用するテーブルに対し「リビングテーブル」はソファに座って使用するテーブルといえるでしょう。

ダイニングテーブルはチェアに座って使用するため、一般的にリビングテーブルよりも高さがあるテーブルを指します。

 

座卓の適切な高さとは


 

 

座卓の高さは正座を好むか、胡坐で座るか、座布団を使用するか等の使用状況によっても適切な高さが異なります。

特に正座と座布団を使用する場合は座卓の高さが低いと、自分の足とテーブル天板等が干渉してしまうために、高さが必要になります。

一般的には床面から天板上端までの座卓の総高さは350~400mm程度が良いとされています。

買い替えの際は、既存の座卓の高さも必ず確認しましょう。

適正な高さであっても、使い慣れた高さと異なる場合は違和感を覚えることもありえます。

既存の座卓を家族全員が問題なく使っており、一般的な高さである350~400mmである場合は、新しい座卓は既存と同じ高さがおすすめです。

既存の座卓が一般的な高さである350~400mmから大きく異なる場合は、買い替えを機に適正な高さへ変更しても問題ないか、家具販売店などでしっかりと高さを確認しましょう。

 

座卓とリビングテーブルの幕板について


 

 

現代の住まいでは、リビングダイニングと寝室が別々の部屋となっている事がほとんどであり、脚を折りたたむ必要はありません。

その場合、正座・胡坐・座布団使用、いずれの座り方であっても大切なポイントがあります。

それは天板の下に脚と脚をつなぐ補強部材である「幕板」の有無です。

幕板がついていると、特に正座をする時と座布団を使用する時に自分の足と幕板が干渉してしまい、使いにくくなってしまいます。

天板の反りを防止するためにも幕板が必要である、という見方はありますが家具蔵では天板に使用する材を丁寧に乾燥しているため、脚以外の幕板などの構造体はありません。

このように天板に脚以外の構造体がない事で、足元の空間が広々とした使いやすい座卓となるのです。

検討の際には(可能であれば)実際に正座や胡坐で使用感を試し、自分の足と幕板が干渉しないか確認する必要があります。

リビングテーブルとして使用する際は、ソファに座って使用するため、自分の足とテーブルの幕板の干渉を気にする必要はありません。

しかし、リビングテーブルを座卓として転用する場合は、同様に幕板の干渉について確認をおすすめします。

 

リビングテーブルの適切な高さとは


 

 

ソファに座って使用する場合のリビングテーブルの適切な高さはソファの座面の高さと同じくらいかプラス50mm程度までが良いとされています。

低すぎると、リビングテーブル上の飲食物や雑誌等を手に取る際にソファに座った状態から極端に前かがみの姿勢となる必要があります。

そのため、リビングテーブルを検討する際は事前にソファの床から座面までの高さを確認しましょう。

ソファの座面の高さはチェアと同様に海外製のものの方がより高い傾向にあります。

これは海外の人たちの方が平均身長も高く、靴を履いたままの生活を送るためです。

しかし、本来は太ももが座面にフィットし、かかとが床につかなければ、膝裏から太ももの一部分にのみ荷重がかかり、血流が圧迫されて疲れやすくなってしまいます。

ソファも同時に買い替える際は、ソファの座面の高さも自分に合っているか、そしてその座面の高さから適正なリビングテーブルの高さを検討することが大切です。

例えば、家具蔵のソファでは座面の高さ=シートハイ(SH)が400mm、リビングテーブルの基本的な高さは390mmです。

座面のクッションはフェザーとウレタンの多層構造のため、座ると少し沈むため、リビングテーブルの天板上の高さ390mmとほぼ同じとなります。

また最近はソファの前にリビングテーブルを配置するのではなく、コンパクトなキャスター付きのコの字型の無垢材ソファテーブル「ダン」もとても人気があります。

このソファテーブル「ダン」はソファの座面を挟み込む様に使用出来るため、ソファの前に配置するリビングテーブルよりも飲食物などを手にとりやすく、ソファ前のスペースを広く活用できるというメリットもあります。

また、日本の住まいではリビングダイニングが一つの居室になっている事も多く、ダイニングテーブル・リビングテーブルの2つを配置するよりも、リビングテーブルをコンパクトにしてオットマン等を配置し、よりゆったりと過ごす事ができるリビングにするのもおすすめです。

 

 

このように、座卓とリビングテーブルを選ぶ際は高さとその構造も大切なポイントとなります。

テーブル探しに悩まれた際はお気軽に最寄りの家具蔵店舗へご相談下さい。

 

家具蔵の無垢材リビングテーブルのラインナップはこちらから

 

 

 

 

 


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