KAGURA OFFICIAL BLOG

なぜダイニングテーブルの高さはそれぞれに異なるのか?

2023.10.17

 

 

テーブルの高さは軽視できない大事なポイント


 

 

ダイニングテーブルを検討する際にどのような部分を見ながら比較検討していくか?

それは人によっても様々でしょう。

ダイニングスペースの中で大きなスペースを占め、その空間の印象をも決定づけることから「どのようなデザインや素材にするか」という部分は絶対に欠かせないポイントです。

テーブルを購入するということは当然のことながらお金が掛かることなので、価格も見逃せない要素と言えます。

そして、サイズは何人で使用するかという点や周囲の回遊性の確保という点でもやはり外せない要素です。

一言でサイズといっても、家具というものは大きく分けて「総幅」「奥行」「高さ」の3つの要素から成り立っています。

テーブルも同様です。

「総幅」と「奥行き」については使用人数や他の家具との距離感、空間全体との兼ね合いも含めてしっかり吟味されることが多いですが、最後の「高さ」については意外と見落としていることが多々見られます。

しかし、この「高さ」はその場での快適な食事や作業、疲れの軽減といったいわゆる「使い易さ」に大きく関わり、軽視してはいけない部分なのです。

 

テーブルの高さの違いは合わせる椅子の座面高に由来する


 

 

テーブルについてはダイニングテーブルと座卓などを含めたリビングテーブルがあり、両者はその使用目的も異なる(前者は椅子を用いて使用する・後者は床に座り使用することも多い)ことで高さが異なるのは当然といえます。

ダイニングテーブルはおおよそ650~750mm程度、リビングテーブルは390mm程度が一般的なところといえるでしょう。

今回はダイニングテーブルの高さがそれぞれに異なる理由についての話なので、その点について文章を進めていきます。

ダイニングテーブルの高さが650~750mm程度、と数値にして100mmという幅を持たせた説明をしたのには理由があります。

それはメーカーやブランド、あるいは品番などによってその高さはまちまちであるためです。

これはそれぞれが想定している「それに合わせる椅子の座面高」が異なることに起因しています。

 

海外と日本の文化の違いがテーブルの高さの違いを生み出す


 

 

椅子に座ってダイニングテーブルに向き合った際に自然な肩の高さ(不自然に肩が上がる、あるいは背中を極端に曲げないと食事や作業ができないということが無い)となるには、椅子の座面高とテーブルの天板高、つまり一番上までの高さが適正なものである必要があります。

椅子の座面高に対するテーブルの天板高との「差」を「差尺(さじゃく)」という言葉で表現します。

この差尺は「280mm~300mm程度」であり、食事や作業がしやすい姿勢をとるにはこの数値が椅子の座面高とテーブルの天板高の間で守られていることが必須です。

家具というものはおよそ世界中の国や地域にメーカーやブランドがあり、その場所の特性に合ったものが作られています。

椅子についてもその国や地域の一般的な体型や文化を考慮したものが作られており、座面高の設定もその一部です。

椅子は着座時に自身の足の裏が床に接地していることが体圧分散の点から好ましく、座面高もそれを想定したものとなります。

ここで欧米などの「室内で靴を履く文化」と日本の「室内では靴を脱ぐ文化」の違いが影響します。

靴を履く分、靴底の厚みがあることで座面高が高くても体圧分散が損なわれることは無くなります。

一方、日本では靴を脱ぐので裸足の状態で足裏が床に着いていなければいけません。

このことから特に欧米などの諸外国の椅子は座面高で430~450mm程度(あるいはそれ以上)のものが多く、それに対応するダイニングテーブルも差尺の関係から730~750mmくらいの天板高のものが多くなります。

日本では椅子の座面高は400~420mmのものが多く、そのことからテーブルの天板高は680~720mmくらいのものが多くなっています。

そして、それぞれのメーカーやブランドがその考えのもと、あるいはデザインの美しさや耐久性を考慮して、座面高の数値を決めており、それによってテーブルの高さも異なるのです。

 

椅子から選ぶことでテーブルの適正な高さも決めやすくなる


 

 

ダイニングテーブルの高さはこのように、各メーカーが想定する椅子の座面高に関係して設定されていることが分かりました。

各メーカーやブランドによって、あるいは同メーカーでも品番などで10㎜単位で異なることもあり、それが「様々な高さ」があることに繋がるのです。

そうなるとありがちな失敗が「別々に購入した椅子とテーブルの高さが合わない」「新たに購入した椅子が使っていたテーブルと高さが合わない(あるいはその逆)」というものです。

ここについても前述の差尺、つまり280~300mmの数値が保たれたものを選ぶことが前提になりますが、特に前者の場合なら「先に椅子を決定してからテーブルを決定する」ことで高さが合わないという失敗を防ぐことができます。

椅子というものはいわば「体感家具」であり、テーブル以上に出し引きなどの移動による重量の重要性やそれぞれに異なるデザインや仕様で座り心地が異なります。

つまり使い勝手や座り心地は椅子選びにおいて超重要事項なのです。

椅子は自身の足裏が床に接地していることが疲れを遠ざけることに繋がります。

それを踏まえた椅子の座面高を考慮した天板高のテーブルを選べば、不自然な姿勢を強いられることは無いというわけです。

もし、あなたがアームチェア、つまり肘掛け付きの椅子を選ぶとします。

ここでありえるのが、先にテーブルを選んだ場合、その椅子のアームがテーブル下に収まらずに椅子を収納できず、使い勝手が悪くなるという事態です。

椅子を先に選ぶ=そのアームハイ(肘掛けの床からの高さ)が事前に分かれば、その数値を前提とした天板下端の高さを擁したテーブルを選ぶことができるわけです。

 

 

家具蔵では無垢材テーブルや無垢材チェアを受注製作しており、無垢材テーブルの高さの標準は700mmですが、10mm単位で高低の調整が可能です。

同時に無垢材チェアも脚をカットして座面の高さを調整するなど、様々なニーズに対応しています。

専門スタッフが暮らしにあったテーブル・椅子選びのご提案を行っていますので、まずは一度お近くの店舗までご相談ください。

 

家具蔵の無垢材テーブルの詳細情報はこちらから

 

 

 


最近の投稿

カテゴリー

月別アーカイブ

  • [—]2024 (76)
  • [+]2023 (366)
  • [+]2022 (364)
  • [+]2021 (365)
  • [+]2020 (369)
  • [+]2019 (366)
  • [+]2018 (85)
  • [+]2017 (65)
  • [+]2016 (69)
  • [+]2015 (44)
  • [+]2014 (32)
  • [+]2013 (62)
  • [+]2012 (130)
copyright AIDA Co,.Ltd. All Rights Reserved.