失敗しない家具選びは3Dプランニングで
2023.10.1
家具を選ぶ際に皆さんはどのようなことに注意をして選びますか?
いざ家具を買おうと家具販売店に行った時、いわゆる「雰囲気」で選んでしまって後悔した、といった経験は意外と多いものです。
家具選びで失敗をする要因は
●サイズが大きすぎた(または小さすぎた)
●実際に部屋に置いてみたら他のインテリアと合わなかった
●ライフスタイルが変わった時に使い回しが利かなかった
といったところです。
家具は暮らしの中で毎日目にし、使う大切な道具です。
その為には自分たちの暮らしに馴染むものを選ぶ必要があります。
今回は失敗しない家具選びの為に行なうべき「プランニング」と「3Dプランニング」についてお話していきます。
プランニングの重要性
一番基本となるのは空間の寸法を理解して、家具を置くためにどのくらいのスペースが必要になるか、置いた後にどの程度のスペースが残るのか、をしっかり把握することです。
例えばダイニングセットを新調したいと思ったとします。
いろいろな家具販売店に置いているテーブルの見本を見ながら、自分の部屋にはこれくらいが合うのかな、と決めることもあるでしょう。
それでうまくいくこともありますが、やはり「これで良いだろう」という買い物は失敗するリスクも高いものです。
大切なのは
「自分たちにとって一番使い勝手の良いサイズや仕様を選ぶこと」と
「実際に空間に置いた際の周囲の動線や他の家具との間隔」です。
一般的に「〇名用」と紹介のあるテーブル、もちろんそれが間違っているわけではありません。
ただし、そこが食事をするだけなのか、もしくは家族がそこで仕事や勉強も行う場になるのかで選び方は変わってきます。
昨今では在宅勤務によってダイニングスペースで仕事をする人も増えてきています。
また、暮らしのスタイルも多様化し、2人ないし1人でダイニングテーブルを使用する人も多いでしょう。
この様に、家具の使い方も変わってきている中では理想となるテーブルの大きさも変わります。
つまり、想定より大きいものになることや小さいものになることもあるなかで自分(たち)にとって一番使い勝手の良いサイズも変わるということです。
広いテーブルは皆の憧れです。
作業効率も高まり、ゆとりを持ってその場で過ごせるようになります。
ただ、その結果、空間を回遊するための動線が狭くなる、あるいは他の家具との距離が近くなりすぎたりする可能性もあります。
そうすると、せっかく良いテーブルを購入したのに総合的に使いづらい、失敗した、となってしまうのです。
(反対に小さすぎても空間とのバランスが悪くなります)
まずは自分たちにとって理想的な家具の大きさはどの程度なのか、様々な暮らしのスタイルや事例をよく知っているプロの家具販売店のスタッフに相談してみましょう。
そこから導き出されたサイズはきっと使い勝手の良いものとなります。
そして、そのサイズ選びが間違っていないかを確かめるのが「プランニング」です。
3Dプランニングでできること
家具配置のプランニングにはいろいろな手法があります。
手描きで間取り図を描く、もしくはしっかりと製図された間取り図に既存の家具や購入予定のものを当て込む方法。
その場で採寸を行うのもプランニングです。
その中でいま主流となっているのが「3Dプランニング」。
3Dプランニングというものは、実際の空間の寸法・形状を元に、内装・建具などを忠実に再現し、立体的な画像で表現しながら家具をはじめとしたインテリアを「置いた後」を疑似体験するものです。
例えば洋服や靴を買う時はお店で試着をするでしょう。
自分の体型に合っているか、またコーディネートはどうか、ということを鏡で見ながら確認をすることができることで失敗を無くします。
しかし家具選びではなかなかそうはいきません。
自宅で様々な家具を「試着」、つまり購入前のものを置いてみることは非常に難しいものです。
それができたら失敗が無いのに!と考える人も多いことでしょう。
そんな悩みの解決として3Dプランニングを行うことをお勧めします。
3Dプランニングを行うと、
●実際の空間と「家具を置いた後」を可視化できるので感覚と理論が一致した家具選びとなる
●検討中の家具と内装や既存のインテリアとの相性がわかり「置いてから」の失敗が無い
●様々な角度からの視点での確認ができる
といったメリットがあります。
また、自室が再現されたCGを見る機会はそう多くはないのではないでしょうか?
特に新築や引越し前などは決めることも多く、ちょっと疲れてしまうことも。
そんなときに気分を盛り上げてくれる役目も果たしてくれます。
3Dプランニングを行う時に必要なものとは
●間取り図
まず詳細な家具レイアウトを希望する場合は、寸法記載のある間取り図があると、しっかりとした生活動線なども確認することが出来ます。
もし自宅の間取り図が無い場合でも、おおよその部屋の形状や窓の位置、キッチン、建具などの取り付け位置などから概略寸法でイメージを導き出すことも可能です。
●内装の様子がわかるもの
写真やサンプル、品番などでも構いません。
また、既存の家具のサイズや内容がわかると、それを活かしたよりリアルなシミュレーションが可能となります。
家具はいわゆる「間に合わせ」で購入すると、多くの人が失敗をします。
それでもなかなか買い替えるものではないため、不便な状態での暮らしを強いられるのはやはり避けたいものです。
高額なものであればなおさらです。
自分たちの暮らしに適した家具はどのようなものかを、プランニングから知ることで失敗のない家具選びをすることが出来るようになるのです。
家具蔵でもご来店の他、メール・オンラインビデオ通話でのご案内など多様な手法で最適な家具選びをサポートします。
お気軽にお声がけください。
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