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安価な一枚板は長く使うことができない?

2023.2.7

 

 

一枚板の価格の差はどこから来るのか


 

 

一枚板テーブルは一般的なテーブルと比較した際にはやはり高額であることは否めません。

そのうえであくまで「一枚板」という括りの中では買い求めやすいものもあれば、おいそれと手が出ないような超高額品も存在します。

その「価格の差」はどこから来るのでしょうか?

また、その価格の高低によって、すぐに使えなくなってしまったり、あるいは三代先まで引き継げるような長く使用できるものとなるのでしょうか。

 

一枚板は一つ一つが唯一無二であり数も少ない


 

 

高樹齢で大きく育った1本の木から無垢材を切り出し、それを繋ぎ合わせることなく一枚で仕上げた天板、それが一枚板です。

自然の中でしか生まれない形状や杢といわれる独特の表情は、それがデザインにまで昇華し、多くの人が購入を具体的に検討、あるいは憧れるものとなっています。

一枚板が希少なもの、価値があるもの、という認識は皆さん少なからずお持ちでしょう。

「世界にたった一つしか存在しない」唯一無二のものであり、高樹齢の木が年々減少している現代の事情も相まってのものではありますが、実際の価格帯は樹種や状態、サイズによってもまちまちです。

 

一枚板の価格の差は木の種類や知名度によって決まる


 

 

一枚板の価格の差、それはまず「木の種類(樹種)の違い」にあります。

あまり木に詳しくないような人でも耳にしたことのある超が付くほど有名な樹種、世界的に高級材として流通している樹種、現存する絶対数が少ないことから希少とされる樹種の一枚板天板としての価格は(比較した際には)高額なものとなるケースが多くなります。

一方で、名前を聞いてもあまりピンとこないような樹種は、あるいは比較的安価で展示してある場合もあります。

この価格の差がテーブルとしての性能の違い、例えば耐久性や強度に影響するか、といえば決してそういうわけではありません。

どんなものでもそうであるように、一枚板の世界にも今まであまり知られてこなかった「隠れた銘木」というものは存在します。

例えばそういったものは現代ではアフリカ大陸産のものでよく見ることができます。

 

知名度の低い理由と製造過程を知ることで安価でも良質な一枚板を手に入れる


 

 

知名度の違いが価格の差になっているのはある意味で明らかです。

そして、その知名度の高低はその樹種や一枚板が他と比べて劣っていることにはなりません。

しかし、ここで気を付けなければならないのは、その一枚板がどのような工程を経て天板になっているかです。

一枚板としてあまり知られてこなかった理由には「乾燥や製作の工程に困難があったため」というものがあります。

それゆえ、あまり一般的にならず、価格も抑えられていることがあるのです。

仮に工程の困難さから世に出てこなかったものは、メーカーや企業側のたゆまぬ努力の結果として安心して使用できるものとなっていることもあれば、そのようになっていないこともありえます。

後者の場合はまさしく「安かろう悪かろう」になってしまう可能性もあり、超有名な樹種で一枚板を選ぶ際にも同様でありますが、どのように仕入れて、何年乾燥し、いかなる工程を踏んでいるのか、をきちんと確認したうえでないと、長く使うことのできる一枚板との出会いとはならないかもしれません。

 

一枚板の価格の差は「板そのものの違い」にもある


 

 

一枚板の価格の差、もうひとつは板そのもののコンディションにあります。

木というものは厳しい自然の中で生きていく中で、実に様々な状況に遭遇します。

そのなかで真っすぐ直線状に育つものは(その木の種類によっても異なりますが)なかなか多くはありません。

なるべく曲がりくねっていない「通直(つうちょく)」のものはそれだけで希少であり、サイズや樹種が全く同じ条件の一枚板でも通直のものの方が価格は高額になります。

曲がりくねっているようなものがダメというわけではなく、むしろその方が個性的であり、それが魅力ということもあるのですが、この場合はその希少価値からの比較となります。

 

「割れ」や「節」も価格差の理由だが長持ちするものとの違いは?


 

 

同じく「割れ」「節」といった部分の有無・大小もその価格差の理由となります。

立木の状態で既に出来たものや乾燥の工程で生まれてしまったもの、その理由は数あれど、そういったものが多い(大きい)ものは、同じサイズや樹種のものでそれが少ないものと比較して安価になるケースが多く見られます。

こちらもあくまで業界的な価値付けであり、実際はこの割れや節の部分に大きな魅力を感じて購入する人も多くいます。

また、レジンを使用して、割れや節といった部分を埋めることで装飾的な意味合いを持たせ、デザインとしているものもあり、そういったものがお好みならお買い得に一枚板を手に入れることのできる可能性も高まります。

しかしながらその加工方法次第では手入れが難しかったり、割れている部分がさらに割れてしまったりという理由で長く使用することができないものもあります。

それを避けるためには、やはり製造の過程をきちんと説明できるような場所で購入すること、そして工場直営の販売店で購入すること(=アフターサービスも安心できる)をお勧めします。

 

 

有名な杢の有無も価格差だが


 

価格が上がる理由には杢の有無もあります。

希少と言われる芸術性の高い杢が出ている一枚板はやはり高額になりますが、これが一枚板の機能や長く使用できるか否かを決める基準にはなりません。

しかしながら一枚板はやはり「見て楽しむことができる」という側面も併せ持ちます。

この杢や、仮に有名な杢を有していない一枚板でも、やはり自分の気に入った一枚というのは長く使いたいと思い、愛着が湧いてきます。

例えば、ダイヤモンドは「4C(カラット、カット、カラー、クラリティ)」という品質評価の国際基準が存在しており、このダイヤモンドがどういった基準で価値付けされているのかが明確です。

じつは木材にも同じようにグレードは存在しており、それが一枚板の価格基準と比例もします。

ただし、価格とその一枚板が長く使用できるか否かは明確には比例しません。

そして価格の高いものが「自分にとって」良いものかどうかはまた別問題です。

安価であっても、それが自分のお気に入りのものであれば、それは世界で一つの一番価値のあるものとなります。

そして、その価値あるものをできるだけ長く使うことができるように、私ども家具蔵も原木の仕入れの段階から製材・乾燥といった工程を熟練の技術を持った人間が長い時間を掛けて行います。

もちろん、アフターサービスも万全です。

すべては限りある資源であり、すべてのものが美しい一枚板をできる限り長く使っていただくために。

私ども家具蔵では、製作・販売店舗一体となってお客様の一枚板選びをサポートしています。

 

家具蔵の無垢材一枚板の詳細はこちらから

 

 

 

 


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