KAGURA OFFICIAL BLOG

一枚板だけではない耳付きテーブルの魅力とは?

2022.10.6

 

 

木の「耳」とは?


 

 

「耳付きテーブル」と聞いて皆さんはどのようなテーブルを思い浮かべますか?

「耳」と聞いて真っ先に思いつくのはいわゆる人の頭の両側に付いている聴覚器官、あるいは食パンの周囲を縁取るアレ、という人も多いでしょう。

木材にも「耳」と呼ばれる部分が存在するのです。

木の「耳」とは木の外側の表皮に近い部分のことを指します。

原木を伐採・製材したあとに外側の表皮を削り落とすと「辺材」と呼ばれる周辺部分が露出します。

辺材部分は決して滑らかではなく、凸凹を持った不規則な面となっています。

このいわゆる「自然形状」を活かしたテーブルを総じて「耳付きテーブル」と呼んでいるのです。

 

綺麗な耳形状を残すことは難しい


 

 

この辺材部分は白太(しらた)とも呼ばれています。

木材の中央部分となる芯材よりも色合いが白く出てくるためで、芯材が色濃いものの場合はそのギャップは一つの魅力となります。

色合いが明るい木でもこの白太はありますが、その場合はあまり目ただないこともあります。

白太は木が生長を続ける過程で活発な活動を続けている場所であり、栄養分が多く含まれています。

そのため、いわゆる「虫食い」は避けられない部分でもあり、樹皮を剥がすとこの白太は虫食いの痕が見受けられることも多々あります。

樹皮を剥がし、虫食い痕を全て除去する必要があるのですが、その作業の結果、白太が残らない、ということはままあります。

この作業は全て手作業で行います。

何故なら機械で加工を施すと、この自然でおおらかなカーブの連続である「耳」の形状をそのまま残すことができないからです。

綺麗な耳形状を残すことは、じつは非常に難しいことなのです。

 

耳付きテーブルがあることの「効果」


 

 

「1/fゆらぎ」という言葉はご存知でしょうか。

自然界に普遍的にみられる現象であり、小川のせせらぎや浜辺に打ち寄せる波の音、人の心拍数や炎のゆらぎなど自然現象の動きの元となるものです。

人の発する声にもそれを感じるものがあるなど、見たり聴いたり、触れたりすることで心地よさやリラックス感を享受できるものです。

耳付きテーブルの不規則な形状も、まさに「自然のゆらぎ」であり、それがデザインとして表現されている箇所でもあります。

木材の持つ木目は「1/fゆらぎ」を語る上では非常に有名なものであり、木目を持つテーブルを使用するだけでもこの恩恵を受けることは可能です。

それにこの「耳」があることで「1/fゆらぎ」をより豊かに感じることが可能になります。

あるいは触って感じる「癒し感」。

そこにあると思わず触れたくなるような造形と、実際に触って感じる気持ちの落ち着き。

実際に耳付きテーブルを使用している人には、無意識のうちに耳を触っていることがある、という感想をいただくことが多々あります。

食事や作業を行う場所としての本来の目的やインテリアとしての機能以外にも耳付きテーブルには心身に影響する効果があるのです。

 

家具蔵が作る耳付きテーブル「一枚板テーブル」


 

 

耳付きテーブルの代表格はやはり「一枚板」です。

高樹齢で大きく育った1本の木から無垢材を切り出し、それを繋ぎ合わせることなく仕上げた、一枚の板・天板のことを呼びます。

「世界にたった一つしか存在しない」唯一無二の希少価値があり、その木の生物としての生きざま全てを感じることもできるのが大きな魅力です。

従来のダイニングテーブルのようにきっちりと測った長方形ではない天板は、自然な木の持つ美しさを十分に感じさせる仕上がりとなっています。

一枚板は非常に高い樹齢の木からしか採ることができないので現存する量も少なく、価格も高額になることがあり、耳付きテーブルの選択肢を一枚板のみとすると理想のテーブル選びが難航する場合もあります。

そこで、私ども家具蔵でも耳付きテーブルを選ぶうえで他にもいくつかの選択肢をご用意しています。

 

家具蔵が作る耳付きテーブル「テーブルヴィンテージ」


 

 

いわゆる同じ木(共木)から板を合わせて製作するテーブルで、一枚板同様に耳もしっかりと残しているテーブルです。

同じ木から採ったパーツを使用して家具を製作することを「共木つくり」といいます。

通常、板と板を接ぎ合わせてテーブルを製作する場合、それぞれの板は別々の木から採られることがほとんどです。

そこで生まれる木目や色合いなどのギャップが無垢材家具の「らしさ」でもあるのですが、共木のテーブルは同じ木からパーツを採るので同じ(ような)木目や色合いで揃えることができるようになるのです。

樹齢100年以上の原木をまるまる一本使い、一つのテーブル天板を作り上げるシリーズであり、2枚~5枚程の共木材を使用します。

なかには一枚板と見間違うものもあり、そのクオリティの高さでロングセラーとなっています。

樹種も世界中から選りすぐった30前後のものから各店に展示されているものを選ぶことができるので「選ぶ楽しみ」を味わいながら愛着あるテーブルが出来上がります。

 

家具蔵が作る耳付きテーブル「テーブルクレール」


自然形状・耳付きのテーブルの中でもいわゆるエントリーモデルとして人気の高いシリーズです。

天板自体は共木ではなく、9枚前後の板を接ぎ合せたものであるものの、天板の厚みは3種類(約25mm/30mm/40mm)から選ぶことができます。

そのうえで耳や白太などの自然形状のものなのでリーズナブルに耳付きテーブルの魅力を楽しむことが可能です。

チェリー材とウォールナット材という2大人気樹種からサイズも豊富に選ぶことができます。

接ぎ枚数を多くすることで、様々な木目の模様を楽しめることだけではなく価格面に於いてもリーズナブルなシリーズとなっています。

 

家族で食卓を囲む時、または友人や知人を招いておもてなしをする時など、テーブルは人と人とのコミュニケーションの大切な場所です。

無垢材テーブルはそのような場所に癒しや温もりを与えてくれます。

そして、それは耳付きとなることでその魅力をさらに増していくものとなるのです。

 

家具蔵の無垢材テーブルの詳細はこちらから

 

 

 

 

 

 

 


最近の投稿

カテゴリー

月別アーカイブ

  • [—]2024 (77)
  • [+]2023 (366)
  • [+]2022 (364)
  • [+]2021 (365)
  • [+]2020 (369)
  • [+]2019 (366)
  • [+]2018 (85)
  • [+]2017 (65)
  • [+]2016 (69)
  • [+]2015 (44)
  • [+]2014 (32)
  • [+]2013 (62)
  • [+]2012 (130)
copyright AIDA Co,.Ltd. All Rights Reserved.