ウォールナット材のダイニングテーブルはなぜ人気があるのか
2022.9.17
目次
世の中に無数にあるダイニングテーブル。
その素材も様々で、例えば一言で「木製」といっても私たち家具蔵が扱うような無垢材や合板を使用した木質系素材等、多岐にわたります。
そのなかで常に高い人気を誇る「ウォールナット材」のものは、無垢材でもそれ以外のものでも常に高い支持を得ています。
ウォールナット材とは
ウォールナット材は、チーク材やマホガニー材とも並び称され、世界中に名前が知れ渡る銘木であり、愛好家も多く存在しています。
ウォールナットは、いわゆる「クルミの木」であり、クルミの木は200を超える種類が存在します。
クルミの木は日本にも複数種存在しますが、木材として比較的よく目にするのはオニグルミです。
これは同じクルミの木ですが、厳密にはウォールナットと異なります。
ウォールナットの木は「アメリカンブラックウォールナット」「ヨーロピアンウォールナット(イングリッシュウォールナット・イタリアンウォールナット)」その他にハイブリッド種である「クラロウォールナット」などがつとに有名であり、なかでもアメリカンブラックウォールナットは、ウォールナット材の代表格として高い人気を誇ります。
独特の色合いが生む高級感
ウォールナット材が人気を得た理由のひとつに、その独特の色合いを挙げることができます。
ウォールナット材は黒に近い濃茶のイメージが強いですが、紫色なども入り混じった複雑な色合いを持っています。
それらがグラデーションのように折り重なり、えもいわれぬ高級感を連想させることが中世の富裕層に愛されたことが今も続く人気の始まりでした。
木材の個性を最も表すのは木目ですが、ウォールナットは風が強い地域で育つことが多く、脂分も多分に多い木です。
そのことから他とは異なる木目が生まれ、それがデザインともなり、独特のラグジュアリー感を生んでいます。
空間を選ばない高いコーディネート性
ウォールナット材は空間を選ばず、どんな空間にも合わせることが出来るコーディネート性が非常に高い素材です。
黒に近いその色合いは合わせる空間を選びません。
上でも述べた木目は水墨画を思わせるような一面もあり、和洋中を問わない空間への万能性を生んでいます。
どのような住まいだとしてもウォールナット材の家具は高い支持を得ているのです。
同じく内装材などでも人気が高いウォールナット材は多くの場所で使われています。
いつもの空間に家具をプラスする際にもウォールナット材なら統一感のある、間違いのない選択肢となることでしょう。
経年による色合いの変化で長い期間楽しむことができる
着色をしていない木材はほぼ間違いなく、その色味を変化させていきます。
経年美化とも呼ばれるこの変化。
多くの木材は使い込む程に紫外線等の影響を受けて色合い濃くなっていきますが、ウォールナットは例外で強い濃い色合いから明るい色合いに変化します。
着色家具にありがちな色褪せではない、自然の変化は使い込むごとに風合いも優しくなり、一方で木目も際立ち、さらに美しさを増していくのです。
深みのあるその色合いは、自然光や照明に当たることで、ゆっくり色が明るくなっていきます。
これは、光の中に含まれている紫外線の影響が大きいと考えられています。
ウォールナット材が紫外線を吸収することで、木の中に含まれるタンニンが化学変化を起こして、赤褐色の時期を経て、薄茶色へと変化するのです。
初期の美しさや艶やかさも大きな魅力であり、その後も美しいことで、時期によっても異なる木目の凛々しさを楽しむことができるのです。
現代のもの選びの志向にも上手く合致する「普遍性」
これまで挙げてきた数々の魅力を持つウォールナット材。
毎日の暮らしの中心となり、空間においての面積も多分に占めるダイニングテーブルにウォールナットを使うことは先程あげた「ウォールナットの良さ」をそのまま享受することとなります。
そのことを知ってか知らずか常に高い支持を得ているウォールナット材のテーブルですが、その魅力を余すことなく楽しむのであれば、無着色で仕上げた無垢材テーブルを選ぶのが一番です。
無垢材は傷みができても直すことが可能で、非常に頑強。
それでいて使い込むごとに良い風合いが出てきます。
洋服のように一生使えるクオリティがあってもトレンドに左右されることで箪笥の肥やしとなることも少なくないものと違って、普遍的なものの多い家具という存在。
であれば、そこで一生にわたって使用できるものを選ぶのが賢い買い物と言えます。
現代は普遍的なものを長く愛用することの価値が見直されてきた時代でもあり、自然素材を使用した心地の良い空間を志向する人もますます増えてきています。
そのうえで、今までも、そしてこれからも高級材の代名詞であり続けるウォールナット材を選ぶことが間違いのないテーブル選びへの近道、そう考えている人も多いでしょう。
私ども家具蔵でも、一枚板から耳付き、あるいはデザインされたものも多数、板厚なども豊富にバリエーションを取り揃えてウォールナット材の無垢材テーブルをご案内しています。
人気の高いウォールナット材のダイニングテーブルをお考えであればぜひ一度お立ち寄りください。
お待ちしております。
家具蔵のウォールナット材の無垢材家具を使用した事例アルバムはこちらから
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