無垢材リビングテーブルの「ベストなサイズ」は何か
2021.11.18
目次
充実したリビングライフは、私たちの暮らしに必要不可欠な場所
昨今、家で過ごす時間が多くなるにつれ、普段見慣れた空間でも気になる部分が出てきたり、気分転換に「少し模様替えしてみよう」と計画する人が増えてきました。
「部屋の片付けに便利な収納家具が欲しくなった」
「在宅勤務がしやすいデスクとチェアを新たに手に入れたい」
「家族が長い時間をゆったり過ごせるダイニングを」
「テレビを見る時間が増え、大型テレビに合わせたテレビボードが必要になった」…。
充実した住環境を少しずつでも整えていくことは最終的に満足のいく暮らしに繋がります。
特にリビングスペースは室内で過ごす時間の中でも、余暇を含めた「寛ぎ」に大切な場所です。
心と体に寛ぎを与える充実したリビングライフは、私たちの暮らしに必要不可欠なものです。
リビングスペースの家具の代表格のひとつ「リビングテーブル」
リビングスペースで使用する家具を「リビング家具」と定義するとして、最初に思い浮かべる家具はソファではないでしょうか。
まさにリビングにおける代名詞的な存在でもあるソファ。
これに並んでリビングスペースにほぼ必ず置いてある家具がテレビボードです。
ソファの正面、あるいはソファとL字の関係でレイアウトされることが多いテレビボードと、もうひとつ、ソファとテレビボードの間に置いてある家具がリビングテーブルです。
リビングテーブルはどのようなサイズを選ぶ?
リビングテーブルは言うまでも無くリビングスペースに置かれる高さの低いテーブルです。
ソファの前に配置されることがほとんどで、飲み物や軽食、電化製品のリモコンを置くなどが主な用途です。
あるいはそこで食事をする、書き物やパソコン作業をする、お子様の遊び場となることもあるでしょう。
このリビングテーブルは幅や奥行、高さといったサイズにおいてどのようなサイズを選ぶべきなのでしょうか。
リビングテーブルの高さはこう選ぶ
ソファの前にリビングテーブルを配置する際には、まずその目的を明確にすると的確なサイズを導きやすくなります。
食事や作業をするのか、あるいはしないのかといった点は「総高」をどのように決定するかに関わる非常に重要な部分です。
ソファに座った状態で食事や作業を行うのであればおよそ60センチ前後あると良いでしょう。(ソファの座面高によって多少前後します)
ソファはあるが床に座って食事や作業を行うのなら35センチ程度。
ソファで食事や作業を行わないのなら高さは39センチほどが一般的な高さになってきます。
リビングテーブルの幅はソファよりも小さく!
それではテーブルの幅はどうでしょうか。
これはソファの総幅と関係があります。
目安としてはソファの総幅から肘掛の分を差し引いた数値、あるいはそれよりも少し小さめのものです。
理由はソファからの出入りにあります。
例えばソファと同サイズの幅を持つリビングテーブルがあったとします。
ソファとリビングテーブルの距離はあまり離れていては使いづらい(置いてあるものが取りにくい)ですから、ある程度近づけておく必要があります。しかしあまりに幅が長いと出入りがしにくくなるのです。
イメージとしてはソファよりも50~70センチ小さいサイズを選ぶと、左右からの出入りがしやすくなります。
奥行についてはおおよそ「長方形としての美しいバランス」があり、それに基づいたものが殆どですが、用途や空間の関係によって通常よりも奥行を広げたい、あるいは狭くしたいという場合もあるでしょう。
そんな場合はオーダーテーブルという選択肢もあります。
ベンチをリビングテーブル代わりに使うという考え方
リビングテーブルは必要だが空間に余裕が無いというケースもよくあります。
多いのはソファとテレビボードの間を抜けてバルコニーへ抜けるようなレイアウトとなっている場合。
そのうえで特に食事をそこで行わないのであれば、奥行のあるものは回遊を妨げることになります。
となれば奥行を小さくする=オーダーテーブルという選択肢があることは前述しました。
もうひとつの方法は「ベンチ」をリビングテーブル代わりとするアイディアです。
背もたれの無い、テーブルがそのまま小さくなったようなベンチの奥行は40センチほどのものがほとんどです。
60~70センチの奥行のものが多い一般的なリビングテーブルよりもはるかにコンパクトで動線の幅を広げるだけではなく、空間も広く見せやすいという効果も出てきます。
勿論ダイニングスペースに人が多く集まる時には本来の目的である着座の為のものとして、テーブルに合わせて使うことも出来ますので、1台で2役を兼ねる万能性の高い家具ともなります。
無垢材リビングテーブルがおすすめである理由
そんなリビングテーブルは無着色で仕上げた無垢材のものがおすすめです。
無垢材とは原木(丸太)から切り出したままの自然な状態の木材をさしたものです。
使い込む程に深い味わいが出てくるのが魅力で、長く愛用することができます。
より良い状態で長く愛用するために大事なことが「着色していない」こと。
色を塗った家具は傷が付くと色が剥げてしまい、新品の時のような魅力がどんどん失われていきます。
無着色の家具は表面が剥がれたりすることはなく、時間とともに美しくその色合いを変えていきます。
「経年変化」を楽しむことができるのが、無垢材・無着色の家具のメリットです。
よく耳にする一枚板もこうした無垢材テーブルのひとつ。
一枚板はその自然に生まれた形状そのものがデザインであり、空間の中で大きな存在感を発揮します。
リビングテーブルは置かない、そんな人もいるでしょう。
ただ、リビングテーブルは空間の重心をつくり、あると便利な家具であることは間違いありません。
家具蔵ではそんなリビングテーブルをベンチの活用といったアイディアのご提案なども含め、サイズも自在にご案内させていただきます。
お気軽にスタッフに相談してみてください。
家具蔵が作る無垢材リビングテーブルのラインナップはこちらから
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