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ウォールナットのダイニングテーブルに合わせる椅子は

2021.4.29

 

 

紫から茶褐色にかかる深い色合いのグラデーションや、木目の美しさからチークやマホガニーと共に世界三大銘木のひとつにかぞえられるウォールナット。

高級ホテルの内装などにも用いられ、家具材のロールスロイスとも言われる、いわばあこがれの存在として世界中で人気を博しています。

そんな背景からウォールナット材の家具をダイニングに取り入れたいと考える人も多いことでしょう。

では、実際にウォールナット材のダイニングテーブルを取り入れた場合、どのような椅子をコーディネートすれば、ウォールナットの美しい木肌や木目を活かしたダイニングスペースとなるのでしょうか。

 

 

ウォールナット材とは?


 

 

一般的に「ウォールナット材」とは主に北米産のクルミの木、ブラックウォールナットを指します。

ウォールナットは加工性の高さや狂いの少なさから古くより高級家具やライフルの銃床、飛行機のプロペラなど幅広く使われてきました。

日本でも1970~80年代にかけて大きくその知名度と人気を伸ばし、高級車のフロントパネルやホテルの内装、住まいでは内装用の化粧単板を用いた建具や床、家具に用いられるようになりました。

現在ではあまりの人気にウォールナット材を模倣した「ウォールナット色」という色の塗料があるほど、高級材の代名詞となっています。

そうした変わらぬ人気と需要の高さから、良質で幅の広い材が採れる高樹齢の原木は入手が困難となってきており、希少価値が年々高まってきています。

 

ウォールナット材のダイニングテーブルに合わせる椅子 ~ウォールナット材で形も全て揃える~


 

 

一番オーソドックスなコーディネートは同じ形の椅子を全てテーブルと同じウォールナット材で揃えること。

椅子には様々な材があり、そのなかのどれを選んでも間違いはないですが、違う材でコーディネートした場合、椅子の方が目立ってしまい、せっかくのテーブルが脇役になってしまう可能性も。

(あるいは椅子が必要以上に悪目立ちすることも)

同じ無垢材のウォールナットであればダイニングテーブルと椅子の材を全て揃えることで統一感を出すことができます。まとまりのあるすっきりとした空間をつくることができれば、インテリアについて自信のない方でも心配なくコーディネートすることができます。

1950年代に住宅公団が日本にLDKの文化をもたらし、それまでのちゃぶ台生活からダイニングテーブルが一般の住宅にも取り入れられるようになってきました。

当初からダイニングテーブルとダイニングチェアは、ひとつのテーブルに同じ椅子4脚をセットで購入する「ダイニングセット」が主流でした。

左右対称である「シンメトリー」は安定性のある美しいデザインとして、古代ローマやエジプト時代の建物にも多く用いられてきました。

ウォールナットの美しい木目を際立たせるのであれば、安定した印象を与えるという意味で、全て同じデザインの椅子を用いることは正解に繋がっていきます。

 

ウォールナット材のダイニングテーブルに合わせる椅子 ~座面の色だけ変えて個性を出す~


 

 

同じウォールナット材で形も揃えることは、統一感やまとまりといった点で非常に有効です。

それはわかっているがそれではきちんとしすぎて面白みがない、という人もいるでしょう。

また、統一感は欲しいがせっかくなので家族それぞれが「私の椅子」という愛着を持って選びたい。

そんな方にはウォールナット材であることとデザインは統一し、座面の生地の素材や布や革の色を変えるのもおすすめです。

各々が好きな色や生地を選ぶことで、いわゆる「マイチェア」としての愛着も湧き、結果としてそこで過ごす時間も長くなることが家族の時間の充実度を向上させる可能性を持っています。

素材と形を統一しているので、着座の際や、テーブル下に収納しておけば、座面の色は見えないので統一感も保たれます。

統一されているようで実は遊び心がある、というゲストを招いた際にも空間に個性を感じ、良い驚きを与えてくれるようなポジティブな印象につながるはずです。

 

ウォールナット材のダイニングテーブルに合わせる椅子 ~背もたれの違うデザインの椅子を選ぶ~


 

 

家具の先進国と言われる北欧の家庭では、小さなころからそれぞれマイチェアを所有していると言われています。

冬が長く、夜も長い北欧では必然的に自宅で過ごす時間が長くなります。

服や靴をそれぞれ試着して選ぶように、椅子も座り心地の良さは人によって異なります。

そのため、「わたしの好きな椅子」として一人一人がそれぞれ好きな椅子を選ぶ習慣が根付いています。

違う椅子を置いてしまっては落ち着かないのでは…、と考える方も中にはいるでしょう。

背もたれの違うデザインであっても、その素材を同じ無垢材のウォールナットで統一すれば違和感がなく、まとまりのある空間になります。

同じ材でもデザインを変えることで空間にリズムが生まれ、広々感じることにも繋がるはずです。

もしそれでも心配な方は背もたれの高さを揃えることで、より統一感をもって見えるでしょう。

一人一人がマイチェアを選び、愛着を持って使うことも良いですし、今日はこの椅子に座りたい、と場所を固定せずに楽しむこともより豊かな時間を味わえるきっかけとなるはずです。

また、買い足しによって、気分が入れ替えられることもメリットです。

お子様の椅子の買い足しの際などにはご自身で選ぶ嬉しさがありますし、自分で選んだものなら長く大切に使いますよね。

ご家族もお子様の成長を感じるとともに、新しい家具が増える楽しみもできます。

 

ダイニングは家族やゲストが日常から集う、住まいの中でも非常に大切な場所です。

せっかく憧れのウォールナット材のテーブルを手に入れても、座り心地の悪い椅子を選んでは勿体ないもの。

ウォールナット材のダイニングをより良い空間にするには、納得の椅子選びが重要です。

家具蔵の無垢材チェアは種類もたいへん豊富。

多様化する日本の住まいと暮らしのスタイルに合わせて選んでいただけるように、ということと選ぶ視点が多様化していることに適合した結果で、家族それぞれの好みをひとつのダイニングに反映させることもできれば、シーンによって使い分けることも可能です。

そうして生まれた椅子はデザイン性も兼ね備えた優美な曲線がありながら、長く使用することのできる耐久性と、ずっと愛用したいと思わせる使い心地を持ったものとなります。

豊富なラインナップからきっとあなたにぴったりの一脚が見つかるはずです。

 

家具蔵の無垢材チェアのラインナップはこちらから

 

 

 


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