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ナラ材の特徴と人気の理由は?

2021.1.7

 

 

毎日の暮らしのなかで自然の風合いを存分に味わうことができる無垢材家具。

本物の格と丈夫さ、木のぬくもり。

そういった要素が人気の秘密と言えます。

数ある無垢材の樹種のなかでも、定番的な人気を誇るのが「ナラ材」。

どんぐりの生る木、と言うと分かりやすく。親しみも湧いてくるのでは?

欧米ではオーク材の流通・使用が盛んですが、このナラもその仲間です。

見た目ですぐに判断するのは難しく、どっちも同じなのでは?と考える人もいるでしょう。

今回のコラムでは、そんなナラ材の魅力や人気の理由、ナラ材とオーク材の違いについてご紹介していきます。

 

 

ナラ材とオーク材


家具蔵のお客様でも、「ナラ材です」とお伝えすると「あぁ、オークね!」という方も多くいます。

一般的にオーク材と表現されるものは「ホワイトオーク」を指すことが多く、ホワイトオーク材は厳密にはナラ材ではありません。

確かにナラ材とホワイトオーク材は同じブナ科の植物で、仲間の木に当たるため見た目もそっくりで見分けがつきにくいのですが、簡単に区別する方法として産地があります。

ナラの主たる原産地は日本や中国、ロシアなど。

一方オーク材は主に北米が原産地となっており、ナラよりも重く、木口に見られる放射組織が大きいのが特徴です。

色味がナラ材よりやや白いホワイトオークと、少し赤みがかったレッドオークがあります。

ホワイトオークやナラは、導管を塞ぐチロースという組織が発達しているため、木に液体が入り込みにくく、ウイスキーやワイン樽などに使用されていつことでも有名です。

高い強度を持ち加工性も良いのが魅力です。

また、湿気の耐性も良く、屋外での使用にも適しています。

レッドオークはホワイトオークと同じく北米産です。

とてもよく似ていますが、赤みを帯びた色味で、木目が目立ちやすく力強いのが特徴です。

また、伐採後の乾燥に時間がかかり、乾燥方法に関わらず性質が劣化しやすい特徴を持ちます。

強度に関しては優れている木材で、ヨーロピアンオーク同様蒸し曲げ加工にとても適している材です。

 

ナラの希少性


日本産のナラは現在では非常に希少となっています。

かつて豊富にあった国産のナラ材はヨーロッパへ大量に輸出されていました。

その理由は、ナラ材を国内で流通させるよりも輸出した方が高値で取引できたためです。

輸出されるナラ材には現在のアメリカの等級より一段階上の等級が付けられ、当時から一目置かれる存在であったとも言えますが、当の日本人の多くはその価値に気づけていなかったのです。

その為ナラ材は植林などの政策もないまま大量伐採され、自然災害等の影響もあり、どんどん数が減っていきました。現在では国土保全の観点から市場を限定し、開いています。

 

ナラという木はこんな役割も


ナラの実=どんぐりの実は縄文時代には栗や胡桃と並んで主食とされていました。

ナラのどんぐりにはデンプンなど栄養がたっぷり含まれています。

また、リス、熊、鹿など野生の哺乳類にとっては冬ごもりに最適な食料となります。

ナラは広葉樹の中でも多くの葉を落葉します。

その落ち葉が豊な土壌を作り、豊富な鉄分やミネラルなどの養分が森から川へと流れ、海へと運ばれていきます。この養分をプランクトンが摂取し、これを食べに多くの魚たちが集まります。

山でも海でも動物の糧となる。

いわば「すべて生き物が集まる木」なのです。

大きいものでは30mを超えその威風堂々とした巨大な姿は、森の中でもひときわ目を惹き、まさに「森の王様」にふさわしい雄姿です。

そんな巨木が集まって「中群生」という群生林をつくります。

大きな森を作る程の圧倒的な生命力があり、成長過程で数百種類もの菌根菌との共同作業で土壌改良を行いながらひとつの山を生命の住む森へと変貌させていきます。

その雄姿、そして家具などの材料になった際の素朴といえる表情は見るものを幸せに導いてくれるのです。

 

ナラ材の魅力は「ナチュラル感」と「杢」にあり


ナラ材は非常に耐久性が優れているので、多くの家具や床材などに使われています。

揺れに強く、傷がつきにくいというのは広葉樹材の大きな特徴ですが、このナラもその特徴を大いに享受できる材です。

そのため、多くの種類の家具や床材などで、このナラ材でつくられたものを見ることができます。

ナラは触ると少し凹凸を感じるような独特の手触りがあり、これが視覚にも浮かび上がってきて素朴でナチュラルな雰囲気を助長します。

このナチュラル感がナラ材の大きな魅力。

空間にそこはかとない優しい雰囲気を与えてくれる存在となります。

ナラ材の大きな特徴といえば、「虎班(とらふ)」と呼ばれる独特の杢。

独自の繊維構造から、柾目で材を取ると穏やかで優しい表情の中に現れる虎の背中の模様に似た銀色に輝く木目が表れます。

この虎班は世界の著名なデザイナーたちを取りこにし、かの有名なフランク=ロイド・ライトも愛してやまない意匠でした。

 

いかがでしたか?

こうした木材の種類や特徴を知ることで家具選びがますます楽しくなるはずです。

家具蔵各店でも、ナラ材はもちろん、世界中から厳選され銘木でつくられた家具を展示しています。

どんな樹種が我が家には合うだろう?

そう考えたら、お気軽に家具蔵各店でお立ち寄りください。

見て、触れて、それぞれの良さを体感できますよ。

 

ナラの無垢材家具のある暮らしの事例はこちらから

 

 

 


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