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「ウォールナット」のダイニングテーブルのコーディネートとは

2020.10.18

 

ウォールナット材はその深い色味が特徴の材であり、その人気は洋の東西を問わず、中世にさかのぼるまで多くの人々を魅了してきました。

世界に多々の亜種があるなかで、ナンバーワンともいわれるのが「アメリカンブラックウォールナット」です。

では、そもそも、この「アメリカンブラックウォールナット」、どのような樹なのでしょうか?

 

 

アメリカンブラックウォールナットとは


学名:Junglans nigra

科目:クルミ科クルミ属・落葉広葉樹・散孔材~半環孔材

辺材と心材の相接する部分は明瞭で、辺材は灰白色、心材は濃い茶色、黒紫色、赤紫色、紫色を帯びた灰色があります。

縞を持つことが多く、紫色を帯びた多彩な色味のグラデーションの模様は豊かな表情で味わいの深さが特徴です。

原産地:アメリカ東部・中部・カナダ東部

上記の様に、主に北米大陸に生育・採れる材です。

日本の国産材に限らず、北半球にはこれほど「黒」に近い色味を持つ樹種が少ないことも昔から人気を博した理由でしょう。

 

アメリカンブラックウォールナットとクルミ


世界のクルミの木の流れは、中央アジアが原産で世界に渡ったとされています。

しかし、アメリカンブラックウォールナットは生粋のアメリカ原産のアメリカ育ちです。

改良や挿し木の無い純粋なクルミの木なのです。

そのクルミの実は、太古のネイティヴ・アメリカンの人々や、リスなどの小動物にとっても貴重な栄養分でした。

その恩恵に対する敬意として、アメリカでは古くから、結婚式の際に子孫繁栄の意味を込めてクルミを撒く習慣があることを見ても、アメリカンブラックウォールナットと、人の関わり合いが重要であったことが伺われます。

家具材としても、1660年頃~1720年頃のヨーロッパのロココ文化の中心にクルミの家具が一時代を築いてから、アメリカにおいて権力者が挙ってアメリカンブラックウォールナットを、使い続けてきました。

クルミ科には9属約60種(ブラックウォールナット・ペルシャウォールナット・ヒッコリー・オニグルミ・ピーカン・バターナットなど)があり、ヨーロッパ南東部から東南アジア及び日本、南北アメリカにかけて広く分布しています。

その総数約200種類の頂点であり、北半球のあらゆる樹木の中でも不動の存在として君臨しているのが、銘木アメリカンブラックウォールナットなのです。

アメリカンブラックウォールナットは、クルミの実がなる樹であり食用とされる為、自生地域以外の広い地域で品種改良が行われ栽培されているものもあります。

樹種によっては高さが40m以上にもなり樹皮には鱗のような深い溝があり、灰色がかっているのが特徴です。

葉は20~90cm位の葉軸に10~20枚と複数枚の小葉をつけ、枝を豊かに広げた立ち姿は、見る物を荘厳な雰囲気に包みこんでいきます。

 

ウォールナットの「白太」


最近では、太い高樹齢の原木の減少により、奥行きのある一枚板はその数を減らしていますが、アメリカンブラックウォールナット材の一枚板を見ると、長手(テーブルになる際の長辺)によく白っぽい「白太(しらた)」と呼ばれる部分があります。

ちなみに、原木からテーブル用の材がとれるほど太く育つためには、どのように成長するか、簡単にご説明しましょう。

小学校の理科で習った様に、土から新芽が出て、はじめは草の様に細い茎が成長するにつれて太く幹となります。

この幹の内部では、実際に成長する=太くなる部分は樹皮の内側となり、中心が太くなる訳ではありません。

この成長する部分が、水分と栄養がたっぷりある「白太」の部分です。

家具材になる前の原木は、製材後にテーブルなどの家具になるまでに、丁寧にじっくりと乾燥をします。

しかし、この白太の部分は水分も多いため、割れやすかったり虫食いにあったりするため、残らない場合もあります。

幸運にも白太が残った際には、その内部=赤身との鮮やかなコントラストを楽しませてくれます。

無垢材家具 ウォールナット 一枚板

 

ウォールナットの経年変化と空間コーディネート


無着色のアメリカンブラックウォールナット材は、時間の経過とともに元の焦げ茶色から少しずつ明るい茶色へ色が変わります。

これを経年変化といい、多くの樹種は元の色が濃く変化することが多いですが、アメリカンブラックウォールナット材だけは反対の変化をします。

それはまるでミルクチョコレートがビターチョコレートに変わるようなイメージです。

ウォールナットのというと暗い色のイメージがありますが実はそんなことはないことを覚えておくと、コーディネートにも活かしやすくなってくるのではないでしょうか?

その落ち着いた色味は明るい床材とも暗めの床材ともたいへん相性がよく、また彩度が強すぎないことからまわりのインテリアを選ばずに合わせることができます。

仮にすべての家具、建材、内装をウォールナット材のコーディネートにしたとしても暗すぎるといった心配はありません。

むしろ、落ち着きのあるシックな印象にまとまります。

 

年を重ねるにつれて、人は明るいものを眩しく感じやすくなるといいます。

ウォールナット材の落ち着いた色味は、長い人生の中で、常に安らぎと心地よさをもたらしてくれるはずです。

また、無着色の無垢材ウォールナットには着色のものに生じる均一の焦げ茶色には無い、自然のままの色味のグラデーションがあります。

雨が多い土壌にあったものは地中の石灰分が木肌に白っぽく現れたり、白太もかなり「白」の色が強く入るものがあります。

そのため、明るい白木を合わせても近い色味があるので、インテリアとして馴染みやすいというメリットもあります。

 

住まいの顔になるダイニングテーブルにはもちろん、違う素材のテーブルにチェアのみウォールナットで合わせてアクセントにする、収納家具をウォールナットで揃え空間の格を上げる…。

様々なコーディネート性を持つ、ウォールナット、あなたならどのようにチョイスしますか?

 

家具蔵のウォールナット無垢材家具の事例はこちらから

 

 

 


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