キッチンのリフォームにオーダーキッチンを導入するには
2022.5.1
目次
キッチンリフォームのタイミング
キッチンをリフォームするタイミングは大きく2つに分かれます。
ひとつは水回り関係の改修。
キッチンを含む浴室やトイレ等、水回り関係と言われる部分の経年による老朽化を改善するものとして。
もう一つは子供の誕生、あるいは独立などの家族構成の変化、ライフスタイルの変化に起因するものです。
この場合はLDK全体、間取りそのものや周囲の内装なども変更する、大掛かりなリフォームとなります。
新しくするのであれば、できることを把握して希望を叶えていく
水回り関係の改修、大掛かりなリフォーム、どちらにしても「新しくする」ことには変わりはありません。
せっかく新しくするのであれば、今まで不便に感じていた部分の改善や希望していた機器や部材の導入というような、憧れや夢、願いといったものを叶えたいものです。
何に関してもそうですが、このようなものにも予算や建築そのものとの関わり等に制限はあります。
その中で「できること」「できないこと」を把握しながら、優先事項を整理して計画を進めていきたいものです。
システムキッチンとオーダーキッチンの違い
キッチンには「システムキッチン」と呼ばれるものと「オーダーキッチン」と呼ばれるものがあります。
システムキッチンは各種キッチンメーカーが展開する、各部の規格がひとつのパッケージになっているもの。
一般的なキッチンを導入する、という場合は基本的にはこちらから選ぶことが殆どです。
専門のメーカーが、最大公約数的な要素から考えた規格で出来上がっているので最低限の機能があれば問題ない人やあまり時間や予算が無い人であればこちらを選ぶことで時間的・経済的なロスも削減できます。
オーダーキッチンは、規格の中から選ぶような「セミオーダー」もありますが、自由設計を旨とし、法規的な制限が無ければどのようなスタイル・デザインとすることも自由です。
天板や各種機器の組み合わせも自由に行うことができるので、憧れの海外製の調理機器や最新技術を駆使したシンクや天板を組み合わせることも可能です。
そして、あらゆる角度から自分好みの設計にできるので今まで不便を感じていたことを解決しやすく、LD空間と趣を合わせたものを、空間に溶け込むように製作することができます。
自分仕様のキッチン、使いやすいキッチンを追求するならオーダーキッチンが良いでしょう。
キッチンリフォームにはあらゆる情報の収集を
キッチンリフォームについてはシステムキッチンを選ぶとしても、オーダーキッチンを選ぶとしても、まずは何よりも情報収集が非常に重要です。
それは世間では今どのようなキッチンやキッチンパーツ・部材があるのか、という商品情報だけではなく、スペースを含めた自宅そのものの情報やお金にまつわるものまで様々です。
また、リフォームする際に必須となるような改善ポイントや、自身の叶えたいリクエストの優先順位付け。
どのようなキッチン、空間にしたいのかについてイメージ作り。
このような「情報」を一個一個集め、整理し、積み重ねていくことが失敗しないキッチンリフォームには肝要です。
WEBや雑誌で確認し、店舗でも確認する
大抵の場合、最初は雑誌やWEBから好みのスタイルやデザインのものを探していくことから始まるでしょう。
一元的な情報となる雑誌だけではなく、WEB上の口コミなどの多角的な情報の収集は行き過ぎると迷いのもとともなります。
しかし、今まで知らなかった情報を得ることができ、それまでは考えつかなかったことでも自身の希望を叶えることになるかもしれないので、より多くの情報を得ることがお勧めです。
おおまかな希望がまとまってきたら、やはり実際に店舗などに出向き、実物を見て、触れて、そこにいるスタッフに話を聞いてみるのが一番です。
そのなかで、そのメーカーで出来ること・出来ないことがわかったり、予算や自宅についての情報などもより詳しく整理できるはずです。
その結果としてのオーダーキッチン、という選択肢も生まれてくるかもしれませんし、システムキッチンでも問題ないという結論になるかもしれません。
事前と現地での情報収集は、やはり何よりも重要です。
同じレイアウトならキッチンそのものに予算を回すことができる
キッチンのレイアウトは大別するとⅠ型・Ⅱ型・L型・U型(コの字型)・アイランド型・ペニンシュラ型などに分かれます。
せっかくのリフォームですからガラッと雰囲気を変えるのも良いですし、今のレイアウトのままキッチンのみを交換するのも良いでしょう。
既存のサイズをそのまま生かすような新規のキッチンの導入であれば、水道、ガスの配管や電源の大きな変更が無い分、これらに掛かる工事費用は軽減できます。
その分キッチンそのもののスペックを充実させたり、レイアウトの変更の有無はその使い勝手だけでなく、予算感を考えたうえでも非常に重要です。
オーダーキッチンの場合は同じレイアウトだとしてもワークトップの高さや収納性の改良、その他の細かな改善が叶うという点は大きなメリットになるので、同じレイアウトだとしても作業性などを大きく改善したい場合には有力な選択肢となります。
LDK全体のリフォームは確認事項も多い
キッチン部のリフォームだけでも、LDK全体のリフォームでも、キッチンの場所は同じなので基本的には同じことです。
しかし、LDK全体のリフォームの場合はより大規模となります。
そのうえでキッチンそのもののレイアウト変更、例えばキッチンを壁付けから対面式に変えるというような場合は水道、ガスの配管や電源等、熱源(火)に関わる建築との兼ね合いも非常に重要で複雑となってきます。
特に注意すべきは給排水の変更です。
キッチンを製作するメーカーや業者に任せておけば基本的には問題ありませんが、マンションの場合は管理事務所に確認する必要があります。
またガスからIHに変える場合も、電気の容量を増やせるかどうかについては確認が必要です。
床材はLD空間とシームレスにするのか、対面式であればLDとの見え方を含めた関係性やカウンターの高さは…。
そのようなことをメーカー、業者と連携しながら決めていく必要があります。
キッチンリフォームは今までのキッチンを新しいものと入れ替える、或いはLDK全体の間取りをキッチンから検討することになります。
それはそのまま「暮らしを見直すこと」と同義です。
キッチンを考えるということは、これまでの暮らしの在り方を新しく刷新させるきっかけでもあります。
オーダーキッチンの場合は打ち合わせに時間や製作期間について時間を要します。
さらにコロナ禍や社会情勢の影響で、内装材や機器についても納入に時間を要していますので、時間に余裕をもっておくことが重要です。
無垢材オーダーキッチンを展開する家具蔵ではそうした疑問や気付きにくい点をひとつひとつ、解決していきます。
最寄りの家具蔵各店、もしくはキッチンスタジオまでお気軽にお問い合わせ下さい。
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