いつものテーブルに彩りを加えるには?
2024.2.15
日々の暮らしに欠かせないものといえば食事の時間です。
毎日を営む糧となるだけでなく、家族や来客と美味しいものを食べながらコミュニケーションを重ねる貴重な時間ともなります。
その「場」となるのがダイニングテーブルです。
お気に入りの、あるいは自慢のテーブルで過ごす時間はそれだけで楽しいものとなるでしょう。
しかし、ともすればそれが日常となってしまうことで「飽き」がきてしまうこともありえます。
なんとも贅沢な話ではありますが、そのような事態を避けるために「彩り」を加えて、ダイニングスペースをより華やかに長く楽しむことができるものにするのはどうでしょうか。
テーブルコーディネートで変化を加える
テーブルコーディネート、と聞くと少々専門的で敷居が高いイメージもあります。
実際にテーブルコーディネーターの資格やそれに対する試験もあり、専門的で高度な知識を備えている人もいます。
しかし、どのような分野でも常にそのような「領域」はあるものです。
テーブルコーディネートはあくまで日常の食事を「より」楽しむためのものです。
「高級なお皿やカトラリーを揃えないといけないのでは」
「センスに自信がない」
「汚してはいけない・傷をつけてはいけない」
といったネガティブな考えは一度忘れてしまって大丈夫です。
「楽しむ」ことを基本に考えていくことをお勧めします。
季節の行事や記念日など、特別な日は事前に計画して思い切り楽しむ。
日常で行うならばお気に入りのものを使用し、季節感なども取り入れる。
このようにメリハリをつけて自分ができる範囲で行うとよいでしょう。
テーブルコーディネートの基本アイテムは5つ
テーブルコーディネートに必要な、基本的に揃えておきたいアイテムは「5つ」と言われています。
食器・グラス・カトラリーなど飲食に使う道具に加えて、テーブルリネンとフィギュアが揃って完成です。
カトラリーはナイフやフォーク、お箸など食事に使う道具のことを指します。
これらは「テーブルウェア」とも呼ばれます。
テーブルリネンはランチョンマットやテーブルランナー、あるいはテーブルクロスなど食卓で使う布の総称です。
フィギュアはテーブルに置く小物となります。
気分を替えるテーブルウェア
テーブルウェアは食べ物や飲み物を提供するために使う皿やグラス、カトラリーなど食器類のことを指すほか、ランチョンマットやコースターなどが含まれることがあります。
テーブルウェアの色を統一する、あるいは意識して組み合わせるとテーブルコーディネート初心者でも美しい食卓に見せることができます。
まずは白など定番のもので統一させるような組み合わせから始めてみると良いでしょう。
そこにカラフルな色合いをプラスすることで変化が付けやすくなります。
原色同士の組み合わせよりもパステルカラーを指し色にする、あるいは白中心の組み合わせの中に濃色を指し色に持ってくほうが比較的簡単です。
また、ナチュラルな雰囲気が魅力である木製の器やカッティングボードは取り入れるだけで変化を加え、気取らないコーディネートを楽しむことができます。
料理やその日の気分、インテリアに合わせてコーディネートを楽しみましょう。
会話のきっかけを作るフィギュア
例えばソルト&ペッパーやピッチャー、柔らかい雰囲気を演出するためのキャンドルなど、テーブルに置く小物の総称をフィギュアといいます。
フィギュアの役割は実用性もさることながら、楽しい食卓にするための会話のきっかけを作ることにもあります。
旅先で見つけた可愛らしい箸置きや習い事で作った自作の陶器の置物などを置くだけでも話が広がるというものです。
また、フィギュアは季節感の演出にも欠かせないものといえます。
しかし、決して高価なものを用意する必要はありません。
季節の花や植物を飾るだけでも良いでしょう。
春であれば桜の花びらを模した箸置きや、夏は海岸で拾ってきた貝殻、秋には近所の公園で拾った木の実などを並べるというだけでも大丈夫です。
身近なもので準備するからこそ温かみを感じることができます。
お正月などで使いたい和風のセッティングには折り紙なども有用です。
手作りで賄えることで手軽に取り入れられ、且つ喜ばれる演出でもあります。
食器の色に合わせた和紙を使用するとセンスが光ります。
折り紙は日本の文化なので海外からのゲストを迎える際にもとても有効なおもてなしとなるでしょう。
雰囲気を変えるテーブルリネン
テーブルリネンの類はコーディネートに合わせて変えることができる点で、複数あると非常に便利です。
テーブルクロスの本来の目的は食事中に生じる食器の音を軽減する、あるいは汚れを防止するものです。
フレンチやイタリアンなどのレストランではカトラリーが滑って床に落ちないようにする役割も担います。
テーブルランナー(直線状となっていてテーブルの中央に掛けるもの)は主にテーブルの上を華やかに演出する、つまり装飾が主な用途です。
ホームパーティや特別な日にワインボトルやスープ鉢、花などを置くその下に敷くとより美しく華やかに見せることができます。
普段とは違う演出を楽しむこともおもてなしのひとつ、と考えるとより飾り甲斐が出るというものです。
日常使いの場に彩りやおもてなしの心を加えるテーブルコーディネート。
家具蔵でも展開する無着色仕上げの無垢材テーブルであれば自然の色合いがどのようなアイテムも美しく映えさせてくれます。
自然の作る表情はどんな装飾よりも美しいもの。
日中に自然光で照らされる表情、夜に温かみのあるライトで上から照らされる表情は、全く異なるテーブルのようです。
加えて座る位置でも木目の見え方が変わるので飽きずに使うことができます。
見て、使って楽しいダイニングスペースを演出してくれるはずです。
お気軽に家具蔵各店までお問い合わせください。
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