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仏壇はどこに置くべきか?置く場所がない時は?

2024.1.18

 

 

現代の住宅では仏壇は置けない?


 

 

仏教が高い普及率を誇るここ日本では、いわゆる「仏壇」にご先祖様などの位牌を収めておくケースがよく見られます。

最新の調査では日本の家庭における仏壇保有率は「46.7%」と、およそ全世帯の半分に仏壇がある計算です。

一方、同じ調査において「子供の頃に仏壇があった(今は無い)」と答えた人はおよそ66%と、2割ほど減少しています。

これには様々な要素があります。

「置くことはできるが置いていない」という選択をした人、あるいは「置く場所が無い」という事情がある人もいるでしょう。

現代の住宅事情でが戸建・マンションいずれにおいても和室を設けない間取りというものが一定以上の割合で存在するという背景もあります。

そうなると仏壇は和室や仏間に置くもの、と考えた際には仏壇を導入することに迷いが生じるというケースはありえます。

 

故人を大切に思う気持ちが一番重要


 

 

仏壇というとサイズの大小はともかく、かなり仰々しいものを想像する人もいることでしょう。

一方で仏具販売店などに行くと小ぶりでシンプルなものや、現代のインテリアに自然に溶け込むようなものなど非常にバラエティに富んでいることが分かります。

その理由は「仏壇の形状やデザイン自体には大きな決め事がない」ことによります。

僧侶の方に言わせると「故人やご先祖様を大切に思う気持ちがあれば良い」ということであり、そのスタイルに決まりはないのです。

ですので極論を言えば「置かない」ことも正解の一つであり、そのデザインの選択肢も多様となるわけです。

一方で仏壇は故人の「家」という考え方もあり、その意味で「なるべく立派なものを」と考えるのもひとつでしょう。

あるいは生前好きだった家具やインテリア、趣味とリンクしたものを誂えてあげるのもおおいに「有り」です。

実際に私ども家具蔵ではオーダー家具をご案内するにあたり、仏壇をオーダー製作することも少なくありません。

その際に住まいの内装などに即したもので考える人も、故人が好きだった樹種やテイストで製作するというケースもあります。

そのことが「大切に思う」ことのひとつのかたちなのかもしれません。

 

仏壇は置き場所も自由


 

 

置き場所においても神道における神棚と違い、仏壇には明確な決まりごとはありません。

そのことから壁面収納の一角に仏壇スペースを設ける人もあり、設置する高さについても特別なルールは無いのです。

(ただし、一般論として神棚と正対する位置に置くのは良くないとされています)

仏間や床の間があればそこに置かれるのが理想的ですが、無い場合はリビングやダイニング、あるいは寝室などに置くことにも問題はありません。

何より大切なのは日々目にすることができ、実際に手を合わせたりお線香をあげることができる場所に置くことや、お手入れのしやすい場所に設置することです。

故人が喜ぶと思うような場所を選ぶと良いでしょう。

 

よく聞く「方角」の違いは宗派によっても異なる


 

 

なかには「北向きに仏壇を置いてはいけない」という話を聞いたことがある人もいるでしょう。

これは昔の家のつくりによるものです。

昔の家づくりでは北向きに置くと仏壇に日光が差し込まずに湿気がこもりがちとなる=仏壇が傷みやすくなることから、風通しがよく最適な場所に置くためのヒントとして北向きがタブーとされてきました。

実際にはどちらの方角に向けて置いても問題はありません。

一方で仏教はインドで始まり、中国との交流の中で日本に伝来したものです。

その影響による説や、宗派による「推奨される」方角というものもあります。

中国の慣習からきている「南面北座説」は、官位の高い人が南を向いて座るため仕える人は北を向くことになるという説や、お釈迦様が説法の際に南向きに座っていたとされる説から生まれたものです。

曹洞宗や臨済宗ではこれに倣って仏壇を南向きに置くことを勧めています。

仏壇を東向きにする東面西座説(西方浄土説・極楽浄土説)は、仏教発祥の地であるインドからの影響を受けています。

インドでは日が昇る東の方角は「立身出世」する縁起の良い方角とされています。

この考え方が日本にも伝わり、その流れから仏壇を東向きにするようになりました。

他にも、人の悩みがない極楽の世界は、「西方浄土」とも呼ばれ、西の方角にあると信じられています。

極楽のある西の方角を向いて祈るために仏壇を東側に置くという考え方は「西方浄土説」といわれてます。

浄土宗、浄土真宗、天台宗の3つの宗派では、仏壇を東向きに置くことが推奨されていることが多く見られます。

宗派の違いで言えば日蓮宗では、仏壇をどの方角に置くという考えはありません。

置き方は気にせず自由に置いて構わないとされています。

空海が開いた真言宗でも方角自体は住まいによって異なりますが、真言宗の本山のある和歌山県の「高野山金剛峰寺」の方角に向かって仏壇を置く(=方角が変わる)ことによります。

 

リビングダイニングに仏壇を置くには


 

 

昔ながらの宗派による置き型の違いなどはありますが、そもそも仏壇とは故人やご先祖様を大切に思い、それを祀る場所です。

仏間や和室は無いが仏壇を置きたいという人は、決まりごとにはとらわれずに好きな場所に置いて良いのです。

リビングダイニングに仏壇を置くケースも増えています。

最近ではリビングダイニングで家族が過ごす時間も長くなってきています。

そのような場所に仏壇があることは故人やご先祖様にとってみても、子孫の暮らしぶりが仏壇を通して感じられるのではないでしょうか。

その場合は空間の内装やインテリアに沿ったものを選ぶことで全体のバランスが損なわれずに自然に映ります。

リビングスペースに仏壇を置く際には、腰高くらいのチェストやローボードの上に小型の仏壇を置くと良いでしょう。

家具蔵では仏壇のオーダー製作だけでなく置き場所や実際のレイアウトまでご相談を承ります。

お気軽にお問い合わせください。

 

家具蔵の無垢材仏壇の情報はこちらから

 

 

 

 


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