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なぜ無垢材家具にはリピーターが多いのか?

2023.5.6

 

 

リピーターとは


 

 

「リピーター」とは、同じ商品やサービスを継続して購入、あるいは利用する人のことを指します。

食品や衣類、化粧品などでも「これ」と決めているものがあれば、それは「リピーターである」と言えますし、無意識のうちについつい買ってしまうものがある、ということでもその商品のリピーターになっていると言えます。

お気に入りの味や雰囲気がある飲食店に足しげく通うこともそうですし、観劇やスポーツ観戦など様々な分野でリピーターは存在します。

 

家具にはリピーターは少ないが無垢材家具は別


 

 

家具という分野にはいわゆる「リピーター」は多くないかもしれません。

それほど頻繁に買い替えるものではなく、仮に買い替えを行う機会においては購入当時と趣味嗜好が変わっていてまったく違うものを求めることもあります。

ですので、この場合は「使用している(していた)ものと同じものを続けて購入する」という意味でリピーターという言葉を定義するよりも「デザインやメーカーを信頼し、何かの際の買い足しなどで利用し続ける」という意味まで広げて解釈する方が良いでしょう。

例えば、現在使用しているダイニングセットがあって、その横にキャビネットを置きたいと考えた際に同じブランドやデザイン、素材でまとめるためにダイニングセットを購入した店舗やメーカーを利用するイメージです。

私ども家具蔵をはじめ、無垢材家具を取り扱うメーカーや販売店は国内にも多数ありますが、無垢材家具を使用している人は他の家具を買い足す際には「この次も無垢材のものを」というケースが非常に多く、家具蔵でも非常に多くの方に複数回のお買い物をしていただいています。

「デザインが好きだから」「雰囲気が好きだから」という理由だけでは括ることのできない、「次回も無垢材で」と考える魅力はどこにあるのでしょうか。

 

耐用年数が長いことで将来的な視点でも統一感を出しやすい


 

 

無垢材家具にリピート購入が多い=住まいの家具を無垢材家具で揃えたくなるという思考において、インテリアに統一性を求めたい人が多い、ということは大きな要素でしょう。

空間というものは様々な要素においてはある一定の計算性があることによって「統一感」が生まれ、それがそのまま空間の「格」に直結します。

一度にすべてを揃えるのではなく、家具を徐々に買い足していく過程でこの「統一性」を保つのは案外難しいものです。

家具は生活耐久財である以上、その使用年数、つまり寿命は切っても切り離せないものですが、無垢材家具はこの「寿命」が一般的な家具と比べて非常に長いものです。

これは「木そのもの」であることによる、傷みの目立たなさ(キズが生じても味わいになる)やメンテナンス性(スクラッチ傷やへこみは研磨して直すことができ、割れやヒビなども修繕可能)にも起因します。

仮にお気に入りのダイニングセットを基準にするとして、徐々に家具をそろえていく過程ではそれぞれの使用可能な「寿命」が長いことが空間の統一感に繋がります。

無垢材家具はその点で長い期間をふまえた空間の統一感の構築が可能であり、その点は無垢材家具のリピート利用に繋がっていると言えます。

 

無垢材の素材感がリピーターを生む


 

 

無垢材家具を愛用する=リピート利用する理由に、その素材感を求める人は多いはずです。

木材自体、その手触りや柔らかい雰囲気が、その素材としての有用性以上に日々使う道具としてもインテリアとしても人気なわけですが、「木そのもの」である無垢材家具はその利点を最大限に味わうことが可能です。

使っていて心地が良い、という感覚は洋服にしても日常で使用する様々な道具においても非常に重要であり、手や指という人の感覚が集中している部分が触れることになる家具においても同様です。

目で見て楽しむ木目などの視覚的な楽しみや効果もしかり、無垢材家具で空間をまとめることにより心地よい暮らしを享受できることは、どのような種類の家具だとしても一度使用することで体感できます。

そこで「次も無垢材家具で揃えよう」という思考になることは何ら不思議なことではありません。

 

無垢材家具の「経年美化」は繰り返し体験したくなる


 

 

無着色仕上げで製作した無垢材家具は、年月とともにその色味が変化し、風合いを変えていきます。

当初の初々しい雰囲気も、5年、10年と経過した味わい深い風情も楽しむことができる「経年美化」も無垢材家具のリピーターが多い理由でしょう。

これは、まるで家具を「育てている」気持ちになることができる体験です。

無垢材家具の「経年美化」を体験すると、他の家具が必要になった際にも同じ樹種で揃えて、またその変化を楽しみたいという希望に繋がります。

これも、無垢材家具にリピーターが多い理由のひとつです。

 

 

無垢材家具の魅力は、その手触り、木目の美しさ、耐久性や身体的な効能など多岐にわたります。

そして、長い期間愛用できることで少しずつ揃えていくという楽しみも生まれ、それはもしかすると日々の仕事をより頑張ることができるような糧になるかもしれません。

私ども家具蔵にもブランド創設28年のなかで全国に非常に多くのリピーターのお客様がいます。

無垢材家具の魅力に惹かれ、徐々に揃えていった、あるいは揃えている最中という方も大勢いて、よくあるケースとしてはお子様が大きくなったことで、新たにそのお子様用の椅子を選びにご来店いただくケースです。

このような時、私どももたいへんうれしい気持ちになります。

年月が経っても変わらないクオリティと無垢材家具の魅力を各店で存分にお伝えしていますので、ぜひお気軽にお立ち寄りください。

 

 

家具蔵各店へのアクセスはこちらから

 

 

 

 

 


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